NHK仙台 アナウンサー・キャスターblog

2019年06月14日 (金)
【堀 伸浩】#堀アナのほぼ毎週「詰め将棋」最終回

こんにちは、アナウンサーの堀です。

アナウンサーというよりは、日本将棋連盟公認の将棋指導員として、将棋の楽しさ、面白さを少しでも感じてもらおうと、このコーナーで、初心者から中級者向けの「詰め将棋」を出題してきました。

さて、私事ですが、この度、札幌放送局に転勤することになりました。そのため、このコーナーでの詰将棋の出題は、これが最終回となります。

これまでこのコーナーで詰将棋を楽しんでくださった皆さまに、心よりお礼申し上げます

では、まずは前回の問題の解答からです。

 

 前回(6月6日)の問題①(5手詰)(※画像クリックで拡大)

q1_0606_hori0606.jpg

 

  前回(6月6日)の問題②(7手詰)(※画像クリックで拡大)

q2_0606_hori0606.jpg

 

問題①の正解は・・・ 

問題①の正解は、▲1三金 △同玉 ▲1一飛 △2三玉 ▲1二飛成までの5手詰めです。

初手▲1三金の捨て駒で玉を1三におびき出したあと、▲1一飛と、飛車を離して打つのがポイントです。これを▲1二飛と近づけて打つと、△2三玉の時に追い詰める手段がなくなります。「大駒は離して打て」の格言どおり▲1一飛と打つことで、最後の▲1二飛成で詰め上がります。

  前回(6月6日)の解答①(5手詰)(※画像クリックで拡大)

190612hori_0606_1a_1.jpg

 

 問題②の正解は、▲2一金 △同玉 ▲3三桂 △2二玉 ▲1一角 △同玉 ▲2一金までの7手詰めです。

初手▲2一金の捨て駒で玉を角のラインに呼び込みます。▲3三桂は△同金と取れないので玉が逃げますが、△1一玉と逃げると▲2二金で詰んでしまいます。そこで△2二玉に▲1一角△同玉と角を捨てて玉を1一に呼び込んでの▲2一金で詰みとなります。途中、第7回で出題した問題②(3手詰)と似たような局面になりましたが、お気づきになりましたか? 長い手数の詰将棋も、基本の1手詰や3手詰の応用や積み重ねです。ぜひ長い手数の詰将棋にもチャレンジして楽しんで欲しいです。

 前回(6月6日)の解答②(7手詰)(※画像クリックで拡大)

190612hori_0606_2a.jpg

 

 

最後は、趣向を凝らした楽しい詰将棋を紹介して終わりにしたいと思います。

この詰将棋を作ったのは、徳川家10代将軍・徳川家治です。将棋は江戸時代に幕府の保護を受け発展しましたが、将棋好きの将軍も多かったと言います。

中でも将棋を愛好した将軍が家治です。対局はもちろん、詰将棋を作ることも好きだったようで、自ら詰将棋の作品集も著しています。

この詰将棋は、その中の一つで、最初の駒の配置が「七」の文字になっています

こうした趣向を凝らした詰将棋を「曲詰め」といいます。

このような詰将棋を見ると、将棋の歴史、面白さ、奥深さが感じられます

 

最終回の問題図(※画像クリックで拡大)

 190612hori_last_q_naoshi.jpg

 

 

 最終回の詰上図(※画像クリックで拡大)

190612hori_last_a.jpg

 

【詰め手順】

▲6七桂 △6四玉 ▲4六角 △同歩 ▲6三桂成 △同玉 ▲6五竜右 △同角 ▲同竜

△6四桂 ▲8一角 △7三玉 ▲7五竜 △8三玉 ▲8四銀 △9四玉 ▲9五竜まで17手詰め

 

いかがですか? 

こんな将軍様がいたなんて、学校の教科書には載っていませんよね(笑)

ということで、このコーナーはこれで最終回ですが、

これまでおつき合いくださいまして、本当にありがとうございました。

 

 

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