撮影当時(2012年)
現在(2020年)
ホノルルにある宮殿の庭で、真っ白な礼服を着て演奏していた、ロイヤル ハワイアン バンド。週に1度、無料演奏会が開かれていました。伝統的なハワイアンからモダンな音楽まで、幅広い楽曲が聞ける彼らの演奏会は、ホノルル市民の間でも人気です。
およそ40名の楽団員は、歴史ある楽団を受け継ぐため、仕事の合間をぬって日夜練習に励んでいるのだそう。
感染拡大で、2020年3月から演奏会は開けていません。楽団のメンバーは、食料を配るボランティアに参加。地域に貢献しながら、再び音楽が届けられる日を待ち望んでいます。。
【街の「植物の楽園」】
撮影当時(2012年)
ヒロの街を見下ろす高台の住宅街で、植物に囲まれて暮らしていたご夫婦。大きな窓から光が差し込むリビングを抜けると、そこにはジャングルのような中庭が。ティーリーフやタロイモといったハワイならではの植物を選んで、ここに植えているそうです。
大陸から遠く離れたハワイには、島固有の珍しい植物がたくさんあります。しかし、近年外来種が持ち込まれるようになり、少しずつその存在が脅かされるようになってきました。このご夫婦は貴重な島の植物を守りたいと話してくれました。
現在、感染拡大の影響でヒロで食料が手に入りにくくなり、自給自足をしようと庭で野菜を育て始めました。ご近所にもおすそ分けしているそうです。
ニューオーリンズ
【街の「川沿いの演奏家」】
撮影当時(2013年)
現在(2020年)
ミシシッピ川沿いでアフリカのブルースを演奏していたアンドリューさん。今年の4月以降、演奏活動は自粛。自宅で新しい音楽作りに励んでいます。
【街の「築200年の家」】
撮影当時(2013年)
現在(2020年)
築200年以上の家に暮らしていたジョージアさん。自粛生活を続けていましたが、ストレスをため込まないよう、自然あふれる癒しスポットを訪ねて回っています。移動はすべてマイカー、マスクを着用するなど、感染しないように気を付けているそうです。
ワシントンD.C.
【街の「古本屋さん」】
撮影当時(2014年)
現在(2020年)
イースタンマーケットの裏手にある古本屋さん。トイレの中にまで本が山積みになるほど、たくさんの本であふれていました。なんとお店に置かれた本は、なんと2万132冊!(撮影当時)
現在は、3密を避けて、本をお店の外に並べて営業を続けています。
【街の「お肉屋さん」】
撮影当時(2014年)
現在(2020年)
下町情緒の残る街の東側で、1873年から続く、この街初の公共市場、イースタン・マーケット。マーケット内のお肉屋さんは、店主ビルさんの父親の代からこの場所で60年以上営業しています。お客さんも、親、子、孫と時代と共に代替わりをしていくそうで、この市場で、そうした人々とおしゃべりするのが楽しいのだそう。
コロナ禍でも、休まず営業していますが、客足は半分ほど。「自分が父親から受け継いだこの店を、子や孫にも守っていってほしい」と店主のビルさんは話してくれました。
ニューヨーク
【街の「チーズ屋さん」】
撮影当時(2013年)
現在(2020年)
リトルイタリーで120年以上愛されてきたチーズ屋さん。今年の5月から、店頭での販売、宅配、そしてオンライン販売を始めました。
【街の「理髪店」】
撮影当時(2013年)
現在(2020年)
理髪店を営むニックさん、タスーラさんご夫妻。3か月間お店を閉めていましたが、6月下旬マスク着用など感染対策を行いながら営業を再開。店には今も、ニックさんの演奏が響き渡っています。