アメリカ大陸 メキシコ

ひとを思い続ける街オアハカ/メキシコ

初回放送
2019年4月23日
撮影時期
2019年2月
語り  
小池栄子

メキシコの南部にあるオアハカは、1日にいくつものパレードが行われ、街のいたるところでラテンのリズムが流れる、カラフルな街です。大切な人を思い続ける、やさしい笑顔の人々に出会います。

歩き方

街の基礎情報 オアハカ

場所:

メキシコ南部

人口:

25.5万(2010年時点)

景色:

カラフルな建物がたくさんある

人々:

温厚で明るい、先祖を大切にする

産業:

とうもろこし、小麦など

交通手段:

タクシー、バス

行き方:

日本からオアハカまでの直行便はありません。成田空港からメキシコシティまでの直行便があります。所要時間は約13時間。メキシコシティからオアハカまでは飛行機で約1時間、バスでは約7時間です。

通貨:

ペソ
1ペソ 約5.8円(2019年現在)

歩き方

サントドミンゴ教会の前を通り、街で一番大きな市場に入ると、バッタを食べる女性や、仲のいいご夫婦のお肉屋さんに出会います。再び外に出ると、どこからか賑やかな音楽が。音をたどったその先で、結婚式のパレードに遭遇します!少し日差しの柔らかくなった夕方は墓地を歩き、3か月前に奥さんを亡くしたという男性に出会います。奥さんを思う貴重な時間を共に過ごさせてもらいました。オアハカは、音楽がたくさん流れ、にぎやかでカラフルな街。豊かな時間を過ごす、やさしい笑顔の人々に出会います。

街を歩いてみて(ディレクター談)

前から気になっていたメキシコ独特の風習「死者の日」。最も有名なのがオアハカですが、今回の旅では違った形で撮影しました。それも完全なる偶然で!スタッフは全員大号泣。街歩きの撮影だからこそ生まれた忘れられないシーンとなりました。

写真ギャラリー

街のなりたち

オアハカに人が住み始めるようになったのは紀元前1500年頃。その後、16の言語が生まれ独自の文化を作り上げました。16世紀、スペイン人がオアハカに入植し、先住民族はキリスト教に改宗させられましたが、築き上げた独自の文化もそのまま残りました。そして、骸骨を「生まれ変わり」の象徴として敬うオアハカの文化と、流入してきたキリスト教の文化が融合することで「死者の日」が生まれました。

出会い

街の「お墓参り」

墓地で出会った男性。3か月前に亡くなった奥さんのお墓参りでした。彼が監督を努める少年野球の試合の帰りに立ち寄ったそう。生前は奥さんもよく試合に来てくれたと語ります。また一緒になりたい と祈る貴重な時間を共に過ごさせてもらいました。

街の「ミシン修理屋」

ミシンの修理屋さんで出会った親子。服は買わずに作ることが多いオアハカでは、ミシンは生活の必需品です。車のエンジニアが夢だった息子さん。父が街の人から頼りにされる姿を見て店を継ぐことを決めたんだ と語ってくれた彼の目は、とてもきれいでした。

街の「音楽のないダンス」

音楽を流さずにダンスを踊る、不思議なグループに出会いました。聞くと、彼らは聴覚に障害を持っていて、劇団をやっているグループなんだそう。オアハカは、全ての人を受け入れる「ゆりかご」のような場所なんだと、すてきな笑顔で教えてくれました。

グルメ

【第1位】モーレ・ネグロ

野菜、スパイス、ナッツなど20種類以上の材料を細かくして煮込み、モーレを作り、そこにチョコレートを入れるとモーレ・ネグロのソースが完成。焼いたお肉とご飯をお皿に盛り、モーレをかけて頂きます!
<平均価格 80ペソ~280ペソ(約460円〜1,630円)>

【第2位】カルド・デ・ピエドラ

トマト、香草、にんにく、生のえびや魚を水の入った器に入れ、炭火で焼いた石をそのまま投入し、石の熱でスープを煮込みます。こまめに石を取り替えることで熱さが維持され、食材のうまみが凝縮されたスープが出来上がります。
<平均価格 約250ペソ(約1,450円)>

【第3位】トラジューダ

とうもろこしで作ったトルティーヤの上に、豆のペーストや千切りキャベツ、好みの肉とオアハカチーズを乗せ、最後にオアハカ名物のバッタをトッピングすると、オアハカ流ピザ、トラジューダの完成です。
<平均価格 50ペソ~150ペソ(290円〜870円)>

ちょっとより道

「オアハカの大自然を満喫 トゥーレの木」

オアハカの大自然が楽しめると案内された先で出会ったのは「トゥーレの木」。世界一太い木と言われています。幹の模様をよく見ると、象や怒ったゴリラ、メキシコの元大統領の口ひげにも見えるんだとか!2つ目の大自然は、標高1800メートルの場所にある石の滝。地中から湧き出たミネラルなどが、何万年もかけて固まったんだそうです。そして3つ目は天然のプール!登るのは大変だったけど、最後にすてきなご褒美が待っていました。水着を持って行くのを忘れないようにしてくださいね。

語り:温水洋一