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笑顔に恋してホーチミン/ベトナム

初回放送
2020年2月25日
撮影時期
2019年11月~12月
語り  
永作博美

ベトナム一の商業都市、ホーチミン。かつて「東洋のパリ」と呼ばれた街は経済成長によって人口が増え、拡大を続けています。そんな変わり続ける街で昔ながらの思いやりを忘れず、笑顔を絶やさない人々と出会います

歩き方

街の基礎情報 ホーチミン

場所:

ベトナム南部

人口:

約900万(2019年現在)

景色:

高層ビルが林立する中、フランス統治時代の建物も点在している。意外な所にノスタルジックな路地も。

人々:

おだやかで優しく、笑顔がすてき。昔ながらの伝統や思いやりを大事にしている。

産業:

観光業、商業、金融業

交通手段:

バス、タクシー、バイクタクシー、たまにシクロ(現在、地下鉄建設中)

行き方:

日本〜ホーチミン(直行便で約6時間)

通貨:

ドン
1ドン=0.0047円(2020年2月10日現在)

歩き方

水上バスのターミナルからメインストリートを目指します。ヨーロッパ風の高級クラシックホテルや人民委員会庁舎など、フランス統治時代に建てられた建物に出会います。一方、新しく作られたブックストリートやバスの図書館も多くの人々でにぎわっていました。住宅街に入ると、伝統の小鳥遊びカフェやビンテージバイク好きが集う骨とうバザーのお店も。19世紀に建てられたノスタルジックなビンテージアパルトマンの中では、おしゃれカフェやアトリエを巡りました。

街を歩いてみて(ディレクター談)

高層ビルが立ち並ぶ一方、フランス統治時代に建てられたビンテージアパルトマンにはおしゃれカフェやショップが出店し、若者たちの人気スポットになっていました。古き良きものを今風に巧みにアレンジするセンス、見習いたいと思いました。

写真ギャラリー

街のなりたち

1859年にフランスに占領され、「サイゴン」と名付けられた街はフランス風の美しい街並みで「東洋のパリ」と呼ばれました。しかし、1954年にフランスからの独立を目指したインドシナ戦争に勝利するも、ベトナムは南北に分裂。共産主義の拡大を憂うアメリカの影響下にあったサイゴンは南ベトナムの首都になります。泥沼のベトナム戦争も1975年、革命勢力がサイゴンに突入し、陥落したことによってようやく終結します。サイゴンはベトナム独立の英雄の名をとってホーチミンに変更されました。

出会い

街の「笑顔食堂」

なんと2000ドン(約10円)でお昼ごはんが食べられてしまう人気の食堂。メニューは日替わりでおかず、炒め物、スープ、デザートの4品。ご飯はお替わり自由。街の人々の昔ながらの寄付によって運営されています。

街の「ビンテージアパルトマン」

フランス統治時代のビンテージ建築が街の若者たちの注目を集めています。廃虚のような朽ち果てた階段を恐る恐る登っていくと、おしゃれなカフェやファッションなどのお店が続々。最新の流行とノスタルジーが同居する不思議な空間が広がっていました。

街の「慰霊碑」

雑居ビルが立ち並ぶ街のど真ん中、築70年の民家の屋上にそれはひっそりとありました。ベトナム戦争で命を落とした戦友たちのために元戦場カメラマンが手作りでこつこつと作り上げた慰霊碑です。そこでは毎日タバコと線香に火が灯されています。

グルメ

【第1位】チェー

ベトナム風氷ぜんざい。カラフルなゼリーやフルーツ、豆、イモなど自分好みの具材を選び、ココナツミルクを投入。最後に細かく砕いた氷をのせます。1年中蒸し暑いホーチミンにぴったりの冷たいスイーツです。市場や専門店で味わえます。
<平均価格 約150円>

【第2位】紫山芋のスープ

熱帯アジア原産の紫山芋を使った昔ながらの「お袋の味」。すりおろした山芋を、エビと肉、ハーブなどと煮込んだ色鮮やかなスープです。トロリとした食感で喉越しも良く、ホッとする優しい味。最近の健康ブームで見直されているんだとか。
<平均価格 約500円>

【第3位】バインカンクア

タピオカから作ったモチモチの太麺を使ったベトナム風カニうどん。カニやエビ、うずらの卵、チャーシューなどの具材がどっさり!カニの出汁が効いた濃厚スープがうどんと絡んで絶品です。残ったスープは揚げパンに浸して食べてもグー。
<平均価格 約200円>

ちょっとより道

メコン川 絶品!南国フルーツの島

メコンデルタへの玄関口ミトーへは車で約1時間半。船に乗ってメコン川クルーズを楽しみながら、絶品の南国フルーツが味わえる島を目指します。フルーツの島トイソン島の屋台で出会ったのはロンガン、ナシマンゴーなど珍しい南国フルーツ。果樹園では巨大なザボンやジャックフルーツを収穫します。妙に食レポがうまい地元のガイドさんによると、肥沃(ひよく)な土の養分を含んだ川の水で育てられるから、メコン川周辺のフルーツはよく育ち、実が大きいのだとか。絶品の南国フルーツを満喫しました。

語り:ウド鈴木