週刊Mr.シップ 第二百五回 「密です」
ネットが使えない人たちもいることを考えると、
使える人は積極的にネットを使って、なるべく人との接触を減らしていきたいよな。
投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:20:40 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク
ネットが使えない人たちもいることを考えると、
使える人は積極的にネットを使って、なるべく人との接触を減らしていきたいよな。
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「せかいま」の永井です。
間もなく大型連休ですね、
みなさん、自宅での過ごし方、どうしていますか?
ワタクシ、最近は…
料理してます!
ご飯を炊いて、野菜を切って、魚を焼いて、卵をゆでて…
実にシンプル!
ですが、自分で作ると何だかおいしく感じるものですね!
ギター弾いてます!
好きな曲に合わせて弾いてみる、
部屋にはワタクシ一人、
まさに、ワンマンショー状態!
筋トレしてます!
腕立て伏せに、スクワット、
そして、周りの物に当たらないように、
バットを使って素振りまで!
そのほか、やりたいことがたくさん!
読もう読もうと思って買った本がたくさんありますし…
世界を知るために語学の勉強もしたいし…
意外と時間が足りないかも???
何はともあれ、充実した時間を過ごしたいですね。
では日曜日の放送、お楽しみに!
これでわかった!世界のいま
NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送
出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ
投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:16:10 | カテゴリ:永井伸一の目指せ100点満点! | 固定リンク
2020年4月19日の出演者のみなさんです。
左から、永井伸一キャスター、Mr.シップ、国際部・花澤雄一郎デスクです。
坂下千里子さんは、新型コロナウイルスの感染防止のため、テレワーク出演しました。
スタジオの人数を最小限にしてお伝えしました。
世界の新型コロナウイルスをめぐる状況を、花澤デスクとお伝えしていきます。
世界では感染者が233万259人、死者はおよそ16万917万人となっています。
依然としてペースを落とすことなく広がっています。
そして、感染者、死者ともに最も多いのはアメリカとなっています。
アメリカの感染者は、73万5,242人、死者3万9,089人となっています。
まずはアメリカの最新状況を、アメリカ総局の添記者に聞きました。
アメリカ総局・添記者)
アメリカではまだまだ厳しい状況が続いています。
特に感染者が多いニューヨーク州では、医療現場は引き続き深刻です。
ニューヨーク近郊にある病院の救急救命室で治療にあたる斎藤孝医師に現在の状況を聞きました。
まだ毎日かなりの人数が亡くなっています。
(感染者数の)山は高くはならないが、同じ高さで推移したままです。
秋口ぐらいまでかかるのではないでしょうか。
専門家によると年内かかるんじゃないかというところもあります。
アメリカ総局・添記者)
ニューヨーク州では新たな感染者の数自体は、ようやく横ばいから下降気味になってきていますが、医療現場が落ち着くのは、まだだいぶ先になりそうです。
さらに、アメリカ全体を見ると、感染者の数がまだまだ増えていきそうなんです。
フロリダ州やテキサス州などでは、ピークは来月頭になると予想されています。
感染拡大の歯止めには、まだ時間がかかる見通しです。
花澤デスク)
日本は、ここまでの事態にならないように、いま取り組んでいく必要があります。
そのためには、どうしたらいいのか。
それを考えていく上で、アジアの状況を見ていきたいと思います。
それが、こちら。
シンガポールと台湾です。
実は、対応のわずかな違いが、いま大きな差になって表れているんです。
台北の高田支局長と、シンガポールの山元支局長に聞きます。
はじめに、高田支局長に台湾のいまの様子を聞きました。
台湾・高田支局長)
台湾では、市民の危機意識の高さが感じられる光景が増えています。
通勤ラッシュの時間帯の台北駅です。
看板には「マスクを着用しなければ罰金」と書かれています。
台北の地下鉄では38度以上の熱があると乗れないんですが、そのために赤外線カメラが設置され、熱があると赤く表示されるようになっています。
さらに、係員が体温をチェックしています。
お昼どきの繁華街は、以前は多くの人でにぎわっていましたが、ほとんど人の姿は見られません。
台湾でも人気のかき氷のお店にも、お客さんはいません。
1月に初めて感染が確認されて以降、市民が外出を自粛するようになり、繁華街ではこうした状況が続いています。
店に入ってみると、QRコードで連絡先を入力してほしいとのことでした。
お店に来た人に感染が確認された場合、連絡できるようにということです。
それぞれの店が自主的にこうした対策を行うことで、感染経路がたどりやすくなっています。
この店では従業員の検温や、接客後の消毒・手洗いも義務づけ、守らなければ解雇するといいます。
「予防の対策は、飲食業に限らず、私たち1人1人がやらなければなりません。台湾をよくしたい、この感染症を収束させたい、という気持ちがあるから、いまは不便でも我慢できるはずです」。
では次に山元支局長、シンガポールのいまの様子はどうなっているのでしょうか。
シンガポール・山元支局長)
シンガポールの観光名所マーライオンの前は、ふだん大勢の観光客でにぎわう場所なんですが、今はひとりもいません。
シンガポールでは今月に入って、感染が急速に拡大してしまったため、企業はオフィスを閉鎖され、外出も厳しく制限する措置がとられています。
必要最小限の外出であっても、人と人との間隔をあけるようにと、白いシャツを着た監視員が食料品の買い出しなど、注意して回ります。
違反すると罰金が科せられ、繰り返すと起訴されることもあります。
花澤デスク)
シンガポールのほうが、より厳しく外出を抑えていますが、実は感染の現状は大きく違っているんです。
台湾とシンガポールの感染者は、しばらくの間はほぼ変わらず推移していました。
しかし、その後はこんなに差が出ているんです。
台湾の感染者の数が420人、シンガポールはおよそ6,588人です。
人口10万人あたりの感染者の数で比較しますと、台湾は1.7人、シンガポールは116.8人となります。
シンガポール政府は感染者が急増し始めていると感じ、4月3日、一気に厳しい姿勢にシフトしました。
学校や企業のオフィスを閉鎖して外出も原則禁止にしたんです。
しかし、すでに感染は広がっていて、その後、この急増となっています。
ちなみに日本の人口10万人あたりの感染者は8.2人。
東京に限ると21.3人です。
なぜ違いが出たのか。
それぞれの政府や当局がとった対応について、見ていきたいと思います。
まずは、ウイルスが海外から入ってくるのを食い止める「水際対策」。
台湾・高田支局長)
台湾の水際対策は素早かったといえます。
中国・湖北省の武漢からの飛行機に対する検疫を去年の12月末の時点で実施。
さらに、1月26日には湖北省で暮らす中国籍の人が、台湾に入ることを禁止しました。
その後、2月11日に中国から台湾に入ることを、原則、禁止としています。
シンガポール・山元支局長)
シンガポールも水際対策は早かったんです。
1月29日に中国・湖北省で暮らす人や2週間以内に湖北省を訪れた人の入国禁止。
さらに、2月1日に中国全土からの入国を禁止しました。
ここまではほぼ一緒だったのが、何が分かれ目となったのか。
それぞれの「自粛」を巡る取り組みに違いが見えてきているんです。
台湾・高田支局長)
台湾では当局による外出の自粛要請に市民が非常に真剣に取り組んでいます。
その理由は、台湾のトップである蔡英文総統が率いる政権の危機感です。
台湾と中国の間では、多くの人が行き来しますから、一気に感染が広がりかねないと蔡政権は強く警戒しました。
連日、記者会見で国民に警戒を訴え、さらに多くの人が公平にマスクを買える仕組みを作ったり、公共交通機関でのマスクの着用を義務づけたりしてきました。
こうした当局の対応が市民の意識を高めたと思います。
シンガポール・山元支局長)
シンガポールでは逆に、国民の「自粛」がうまく根づかなかったんです。
最大の原因は政府の「あいまい」な態度です。
政府は当初、経済や社会活動に、強い制限をかけませんでした。
たとえば、マスクについては「症状がないなら着用するな」と繰り返していたくらいなんです。
そうした政府の姿勢によって生まれたのが「油断」です。
お酒を飲みに行ったりジムでトレーニングしたりと、市民はそれまでと同じような生活を送ってしまい、その結果、レストランや保育園、企業などで集団感染が起きたんです。
さらに外国人労働者にも感染が広がってしまい、政府は慌てて厳しい措置に踏み切りましたが遅すぎました。
このように、早い水際対策でともに効果を上げましたが、行政のメッセージの違いが人々の意識と行動に差を生んでしまいました。
メッセージの重要性がよく分かります。
最後にまとめです。
台湾・高田支局長)
「危機意識の徹底」。
台湾では、1日の感染者が数人程度に抑えられていますが、それでも市民は自粛にきちんと取り組んでいます。
当局の呼びかけを受けて、ひとりひとりが真剣に考えることが重要だと思います。
シンガポール・山元支局長)
「油断禁物」。
「自分は大丈夫」といった「油断は禁物」だということです。
政府は、当初、国民の生活を混乱させないよう、日本と近い「お願いベース」の自粛要請を選択しましたが、それが油断を生み、被害の拡大につながりました。
わずかな気の緩みがどれだけ危険かきちんと認識してほしいと思います。
花澤デスク)
日本は、いままさに感染が急激に拡大するか、抑え込めるのかの重要な分かれ目にいます。
わたしたち、ひとりひとりの意識と行動が問われています。
【この日の時間割】
1.新型コロナウイルス 感染拡大と抑え込みの分かれ目は
2.トランプ大統領の中国批判 新型コロナでも
Mr.シップ[ アメリカが、WHOが中国寄りだと思っている理由をオレがアニメで説明しヨーソロー。]
これでわかった!世界のいま
NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送
出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ
投稿者:永井伸一 | 投稿時間:16:45 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク
伸さんのように、手を洗う前に顔を触っちゃダメだヨーソロー。
マスクも正しく使わないと、意味がないんだヨーソロー。
これからは、一人一人が感染症の予防法を身につけていかないとな。
投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:19:25 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク
「せかいま」の永井です。
番組キャラクターのMr.シップについて、
新たな発見をしてしまいました!
世界7つの海を越えて旅をしているせいか…
どうも和室が落ち着くようです・笑。
自宅で過ごす時間が多い中、
これまでMr.シップと、いろいろなゲームをしてきましたが、
今回はワタクシの提案で…
トランプをしました!
トランプ???
そういえば、最近あの国の大統領、
なんだかご機嫌斜めなような…
どうしてなのか…
日曜日の放送でお伝えします!
これでわかった!世界のいま
NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送
出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ
投稿者:永井伸一 | 投稿時間:15:53 | カテゴリ:永井伸一の目指せ100点満点! | 固定リンク
2020年4月12日の出演者のみなさんです。
左から、Mr.シップ、坂下千里子さん、永井伸一キャスターです。
新型コロナウイルスの感染防止のため、スタジオの人数を最小限にしてお伝えしました。
(岡田結実さんも出演の予定でしたが、番組からお願いして、千里子さんのみとなりました。)
日本国内の危機感も日々増す中ですが、世界のいまでは、感染拡大が続く世界を見ていきます。
アメリカの大学の集計によりますと、世界で亡くなった人は10万人を超えました。
今回は、パリの藤井記者、北京の大山記者、ニューヨークの添記者の3つの国から、テーマごとに話を聞きました。
Q.アメリカでの感染拡大は「ピーク」を迎えたのでしょうか。
アメリカではニューヨーク州などではピークを迎えつつありますが、ほかの州では、これからのところが多いと考えられます。
私がいるニューヨーク州は、感染者数が全米のおよそ3分の1を占めます。
ただ、新たな感染者の数は横ばいになっていて、ニューヨーク州知事は「ピークにさしかかっている」という見方を示しています。
しかし、アメリカ全体では新たな感染者数は増加傾向で、全米でピークを迎えるのはまだ先になりそうです。
Q.はじめに感染が広がった中国、「ピーク」は?
中国でのピークはすでに過ぎ、政府は「国内の感染を基本的に抑え込んだ」としています。
新たに発表される感染者数は、このところ100人未満となっていて、そのほとんどが海外から入国した人だといいます。
最も深刻だった武漢でも、先月下旬以降、ほとんどの日で新たな感染者が、ゼロとなっています。
ただ、こうした当局の統計には、無症状の感染者が含まれていません。
実際の感染者は、発表より多いのではないかという指摘も出ています。
Q.ヨーロッパの感染の「ピーク」は?
ヨーロッパ全体では、まだ感染が広がる厳しい状況です。
しかし多くの死者を出したイタリア、スペインは感染者の増加が落ち着いてきました。
こちらはイタリアの新たな感染者数のグラフです。
減少傾向が見られることでイタリア政府は3日に「危機的な状況を脱した」と発表しました。
少しずつ、状況に変化も起き始めています。
次に2つ目のテーマ「外出制限」を見ていきたいと思います。
ヨーロッパも中国もアメリカも「厳しい」外出制限行っていました。
Q.ヨーロッパでは「外出制限」の効果はあったのでしょうか。
外出制限を始めてから、3週間以上たったあたりで変化が表れています。
イタリアでは先月10日から、スペインでは先月14日から、外出制限が始まりました。
生活必需品の販売以外は、店や会社は休みとなりました。
外出を禁止して、従わなければ罰金も科されます。
しかし、売り上げや収入がなくなってしまう会社や個人への支援も行っています。
スペインやフランスをはじめ多くの国で、所得の7、8割の休業補償も行われています。
こうした厳しい外出制限が3週間から1か月続けられた結果、ようやく新たに感染する人の数が減り始めました。
ただ、この間にイタリアもスペインも1万人以上の死者を出しました。
両国の医療関係者からは「外出制限をもっと早く始めていれば犠牲は少なかったはずだ」と悔やむ声が聞かれます。
そしてここフランスでも政府の外出制限が遅れたと根強い批判があって、政府に厳しい目が向けられています。
感染拡大を防止するには、やっぱり外出しないことが大切みたいですね。
Q.「外出制限」を最初に行った中国は、どうなっていますか。
Mr.シップが中国・武漢の街を見てきました。
4月8日、水曜日の午前0時。
2か月半ぶりに武漢にいる人が他の地域に出られるようになったんだ。
これに合わせて街はライトアップされたんだ。
お店が並ぶ街なかを見ると、たくさんの人が出てきてるんだ。
「外で体操したりラーメンを食べにいったりしたいよ」。
「70日くらい家にいたよ。これからは何事もなく暮らしたいね」。
駅や空港が再開されたぞ。
「春節に帰省できなくて『いつ帰ってくるんだ』って毎日家族に言われてたのよ」。
いま中国は、徐々に規制を緩めていて観光に出かける人も増えてるみたいだ。
世界遺産にもなっている観光地は、混雑ですごい行列になっちゃったんだよなあ。
入場をただにしたら、お客さんが殺到して、途中で規制したらしいぞ。
Q.封鎖解除に心配の声も出ていますが、どうですか?
武漢の封鎖解除は中国政府にとっては一種の「勝利宣言」です。
一方で中国メディアは、武漢には無症状の感染者が1万人から2万人いるという専門家の見方も伝えています。
人々が動き出せば、感染拡大の第2波、第3波が来ることも懸念されます。
そのため、当局は、いまも通勤など以外の不要不急の外出をしないよう求めているのですが、現実には人々の意識は緩んできていると感じます。
そして、中国政府がとりわけ感染の再拡大に神経をとがらせているのが、首都・北京です。
北京市内のショッピングセンターは、店はほぼ営業していますがお客さんは少ないです。
街角で目につくのは、消毒液を散布する作業員。
住宅地には、出入りを制限するゲートも設置されています。
「配達員の人は、いま自由に団地の中に入ることができません。商品を置く棚がこのように住宅地の周りに置かれているんです」。
さらに建物の入り口にはQRコードが張り出されていて、携帯電話の番号から情報が取られます。
このように、直近の14日間は北京にずっといたことが証明されています。
北京では市の外から来た人に14日間の隔離が義務づけられていて、市内にいたことが証明できないとお店などに入ることができません。
3つ目のテーマは「足りない」。
伸さん「シップ、ただいま~!買いものから帰ってきたよ!!」。
Mr.シップ「おかえり伸さん、何を買ってきたんだ?」。
伸さん「カップラーメンに、ジュースに、お菓子。おうちで過ごす時間が多くなるからね」。
Mr.シップ「でもな伸さん、食べるものも使うものも足らなくならないように、みんなで大切にしたいよな!」。
伸さん「そうだね!シップ。大事なものが足りなくて、本当に困っている人たちがいるからね」。
まさに、足りなくて困っているのがアメリカの医療現場です。
Q.ニューヨークの添記者、何が「足りない」のでしょうか。
何もかもが足りていません。
まず、ベッドですが、ニューヨーク州では、病院船や野戦病院を設置して5万3000から9万まで増やしました。
しかし、それでも一部の病院では足りていません。
そして人工呼吸器については、1台を2人で共有するという、通常では考えられない措置も行われています。
さらに、医療用マスクも足りず、その結果、多くの医療従事者が感染しています。
そのため、医師の数がさらに足りなくなって、医学生まで現場に派遣する事態となっています。
Q.足りないものだらけで、アメリカの医療現場は混乱していますか?
はい、いわゆる「医療崩壊」といえる現象が各地で起きています。
現場で働く医師に話を聞きました。
ニューヨークで救急救命医として働くサン医師は、マスクなどの医療用品も、診療にあたる人手も「まったく足りない」と訴えています。
「1枚のマスクを8日から9日間、使い続けています。1枚を、ですよ。ウイルスは休憩室にもまん延しています。マスクをとって食事をする、そこで感染が広がります。多くの同僚が発症して入院し、人手が足りません。それで私は27日間も働いています」。
病院の対応能力を超える患者が殺到し、すでに「医療崩壊」が始まっているとサン医師は話します。
「入院まで80時間も待たされる患者もいます。2人の診療を頼まれて行ってみたら、数時間前に亡くなっていたこともありました。これが医療崩壊でなかったら何でしょうか」。
Q.足りないことで、命が救えなくなるのは切ないですね。
現場の医師が、人工呼吸器をどの患者につけるのか、つまり誰を生かすのかという選択を日々迫られている壮絶な状況です。
さらに異常なことも起きています。
それは、奪い合いです。
足りない医療機器やマスクをめぐって、連邦政府と州、さらに医療機関などが争奪戦を繰り広げています。
ある州は、「他の州にマスクを横取りされた」と非難しています。
また、各州がトランプ政権に人工呼吸器を要請したところ、政権幹部が「これは我々のものだ」と発言しました。
もはや誰のために備蓄をしているのかわからない状態です。
Q.アメリカ国内で奪い合っているんですか。
アメリカ国内だけではありません。
アメリカやドイツ、フランスなどはマスクの輸出を止めています。
また、フランスやドイツは、中国から来るはずだったマスクが途中でアメリカ企業に横取りされたと訴えています。
一方、フランスも、イタリアやスペインに向かっていた数100万枚のマスクを途中で没収しています。
各国が入り乱れた争奪戦となっているんです。
Q.マスクが足りないヨーロッパの状況は、どうなっていますか。
こちらも「足りない」状態になったことで、イタリアやスペインなどで実際に医療崩壊が起きました。
特にスペインでは、症状の重い患者が急増し、ベッドが足りなくなりました。
マドリード郊外のある総合病院では、受け入れ可能な数の4倍を超える患者が殺到しました。
その結果、床にまで患者が横たわる事態になり、丸一日たってもみてもらえない患者さえいたといいます。
なぜこうしたことが起きたのか、その鍵は重症患者だったんです。
スペインやフランスも日本と似た形で症状の軽い人は病院に行かず、症状の重い患者だけを受け入れるというやり方をとりました。
しかし、さらに深刻な重症患者の増え方が尋常じゃありませんでした。
ICU=集中治療室を増やしましたが、追いつかなかったんです。
現場の医師が「誰を助け、誰をあきらめるか」という判断をせざるを得ない状況が多くの現場で起きました。
こうした各国の経験を踏まえると、日本について心配な点が見えてきます。
[欧米と日本の医療がいまどうなっているか、オレが調べてきたヨーソロー]
日本は集中治療室も、人工呼吸器も足りないみたいだぞ。
医学界からも「医療体制」が早く崩壊するおそれがあるって声が上がっているんだヨーソロー。
Q.ニューヨークの添記者、日本の「足りない」について、どうですか。
欧米に比べれば日本にはこれまでに、十分、時間がありました。
感染が急激に拡大する前に、最悪の事態に備える体制作りをどこまでできたか、日本も問われることになります。
Q.大山さん、中国でも「足りない」状況になりましたよね。
そうなんですが、いまや中国は、その医療物資を使って積極的な外交を展開しています。
イタリアなど10か国余りに医療チームを派遣したほか、マスクや防護服、呼吸器などの医療物資をおよそ130か国に提供したとしています。
ニューヨーク州にも人工呼吸器を1000台寄付しています。
初動の遅れへの国内外の批判を封じ込めたいという、したたかな思惑がうかがえます。
きょうのまとめです。
中国総局の大山記者は「感染拡大防止と経済復興」と書きました。
中国当局は感染対策から冷え込んだ経済をどう立て直していくかという方向にシフトしています。
しかし、世界が混乱する中で先行きは不透明です。
そのうえ、復興を急げば、再び感染が拡大するおそれもあります。
再び感染を広げたくないと神経を使う中国の現状から、コロナとの闘いは長く難しいものになることを思い知らされています。
続いて、ヨーロッパ総局の藤井記者は「危機感の共有」と書きました。
ヨーロッパ各国は外出を厳しく制限する一方で、収入を失う会社や個人に対する手厚い支援策も打ち出してきました。
全ては感染拡大を食い止めるためです。
それでも重症患者が押し寄せて医療崩壊が起きました。
いまの東京は患者が急増していた1か月前のスペインの首都マドリードをみているように思います。
ヨーロッパの経緯からは、危機感を国民全員が共有し、行動することの重要性が浮かび上がっています。
最後に、アメリカ総局の添記者は「ニューヨークで起きることは、東京でも起きる」と書きました。
日本を知る医師や専門家からは「いまの東京は2、3週間前のニューヨークと一緒だ」と懸念して、厳しい外出制限を行うべきだという声を頻繁に耳にします。
ニューヨークでは厳しい外出制限をつづけていますがまだ出口は見えません。
日本はニューヨークの現実を我がこととしてとらえて、備えて欲しいと感じています。
【この日の時間割】
1. 新型コロナウイルス 医療崩壊危機の欧米は
2. 東欧にIT人材の宝庫が!?
これでわかった!世界のいま
NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送
出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ
投稿者:永井伸一 | 投稿時間:15:44 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク
伸さん、いまどき、ソーシャル・ディスタンシングは、常識だヨーソロー。
感染を広げないために、大事なんだぞ。
投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:19:02 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク
「せかいま」の永井です。
家で過ごす時間が多い、きょうこの頃、
先日、窓の外を見上げてみたら…
満月が!しかも、いつもより明るいなあと思っていたら、
いわゆるスーパームーンでした!!
自宅で、なんだかほっこりしました。
そんな自宅での過ごし方、
「せかいま」でも、いろいろ紹介してきました!
ここはMr.シップとワタクシの部屋です・笑。
将棋を指したり、オセロをしたり、
すごろくをしたり。(これはロシアのすごろくです)、
そして、運動も!
もちろん、「せかいま」を見るというのも大事な過ごし方ですよ!笑。
今週も、世界で今、何が起きているのか、しっかりお伝えしますね!!
これでわかった!世界のいま
NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送
出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ
投稿者:永井伸一 | 投稿時間:15:40 | カテゴリ:永井伸一の目指せ100点満点! | 固定リンク
2020年3月29日の出演者のみなさんです。
左から、永井伸一キャスター、坂下千里子さん、Mr.シップ、ゲストのハリー杉山さん、岩田明子解説委員です。
【この日の時間割】
1.新型コロナウイルス アメリカは今&日本の対応は
2.原油で対立 ロシアvsサウジアラビア
1時間目は、新型コロナウイルスの感染が急激に加速しているアメリカについてアメリカ総局の添(そえ)徹太郎記者が、ヨーロッパについてロンドンの向井麻里支局長が解説しました。
そして、日本国内の動きについて岩田明子解説委員が解説しました。
2時間目は、こちら。
Mr.シップ「ずっと家の中にいると、体がなまるな~伸さん!」。
伸さん「そうだね、シップ。体動かしたいね!」。
シップ&伸さん「筋肉体操だ!」。
Mr.シップ「お!スクワットだな」。
伸さん「やってみるか~?これは下半身にきくね!」。
Mr.シップ「そうだなあ、大丈夫か~?伸さん!どこまでできるか、意地の張り合いだ~!」
世界でいま意地を張り合っているのが、ロシアとサウジアラビアです。
主役はこの2人。
原油生産量2位のロシア・プーチン大統領と、3位のサウジアラビア・ムハンマド皇太子です。
この2か国が、いま意地の張り合いをしています。
ロシア・モスクワ支局の北村記者、そして、サウジアラビアの隣の国・UAEのドバイから吉永支局長が解説しました。
まず、どんな意地の張り合いなのか、吉永支局長に聞きました。
問題となっている原油ですが、いま価格が大きく下がっています。
これに伴って、日本ではレギュラーガソリンが9週連続で下がっています。
日本人にとっては、ガソリンが下がるのは良いことです。
ただ、今回、原油価格が急落したことも、日本や世界の株式の今の記録的な値下がりに拍車をかけたともいわれているんです。
原油価格の下落がなぜ起きたのか。
それは、サウジアラビアやロシアなど世界の産油国が「たくさん原油を生産するようになる」ということで価格が下がっているんです。
たくさん生産する理由、それがロシアとサウジアラビアのケンカ別れなのです。
[原油価格が下落する前は、みんなで協力して、高い価格で原油を売っていたんだヨーソロー]
サウジアラビアにとって原油は、とっても大事な資源です。
おかげで所得税はないし、医療費は基本タダ、社会福祉だって手厚いんです。
だから、原油の価格が下がることは国家を揺るがす一大事。
必要とされる量より多く生産すると、原油の価値が下がって高く売れなくなり、収入が減ってしまいます。
つまり「たくさん」生産しすぎるのは、よくないんです。
そこで、サウジアラビアは、産油国のみんなで協力してほどほどに生産し、高い値段のまま原油を売ろうと呼びかけました。
そして、最近はみんなで協力して「ほどほど」に作ってきたんですが…。
3月に入って、サウジアラビアとロシアが、決裂。
そのせいで「ほどほど」に生産していた原油を、お互い「たくさん」生産することになってしまったんだヨーソロー。
サウジアラビアは中東諸国を中心に、産油国の利益を守ろうという集まり「OPEC=石油輸出国機構」のリーダーです。
そして、OPECだけじゃなくてロシアなども一緒に「これまでよりも、もっと大規模に原油の減産をしましょう」と提案していました。
こんな提案した理由は、新型コロナウイルスの影響です。
原油を一番輸入してるのは中国ですが、感染の拡大で工場が止まったり、経済活動が大きく落ち込みました。
このため、必要な原油の量が一気に少なくなりました。
さらに影響は世界に広がっています。
このままだと、さらに原油が余って、値段が下がってしまうので「一緒に生産量を減らしましょう。それで価格を維持しましょう」と提案したんです。
でも、この提案をロシアが拒否しました。
なぜ、ロシアが拒否をしたのか、モスクワの北村記者に聞いてみました。
減産すると、原油収入が大きく減ってしまいます。
それに自分たちが減らしている間に顧客を奪われる可能性もあります。
そうした事態を嫌がった、というのが大きな理由です。
だから「やりたいなら他の皆さんでどうぞ」と提案に乗りませんでした。
そうすれば「価格は維持されて、自分たちの収入は維持できる」と考えました。
それに対してサウジアラビアは「ロシアが協力しないのはずるいし、それでは減産の効果が弱い」と考えました。
原油生産量が世界2位のロシアと3位のサウジアラビアが組んで減産するから効果が大きいし、原油の価格も維持できる、はずだったんです。
怒ったサウジアラビアは、減らさないどころか最大限まで生産を増やすことにしました。
さらに、輸出先の国々にさらなる値引きも持ちかけています。
ロシアが協力しないなら、こうしてやる!とばかりに「価格戦争」を仕掛けたんです。
サウジの強みは、世界一安いとされる「生産コスト」と自在に生産量を変えられる「調整力」です。
これを武器に安い原油をどんどん市場に供給すれば、ロシアは苦しくなって「すいません、やっぱり一緒に減産します」と言うしかないだろう、と考えていると思います。
しかし、ロシアは今のところ譲る気配がないんです。
とは言っても、ロシアは国家財政のおよそ4割を石油に頼っており、苦しくなっています。
しかし、サウジアラビアは6割ともっと依存しています。
なので「先に音を上げるのはサウジアラビアだ」とロシアは考えています。
しかも今回、サウジアラビアは正面切ってロシアにケンカを売った形です。
これに対して簡単に折れてしまっては「強いリーダー」が売りであるプーチン大統領としては格好がつきません。
さらに、このロシアの強硬姿勢はサウジアラビア以外に、アメリカを強く意識したものなんです。
アメリカはいま、原油生産、世界一です。
仮に今、ロシアが減産に協力すると、価格が上がり、アメリカは減産もせず恩恵だけを受けることになります。
ロシアが減らした分の顧客をアメリカに奪われたら最悪だ、という危機感もあります。
さらにロシアは、6年前からアメリカによる経済制裁を受けています。
国内経済へのダメージは深刻で、アメリカへの恨みつらみが積み重なっていますから、アメリカが利益を得るようにはしたくありません。
この戦いは、プーチン大統領にとって、アメリカを世界一の産油国の座から引きずり下ろす戦いでもあるんです。
この意地の張り合いはどうなるのでしょうか。
「勝者なき戦争」。「崖っぷち」。
モスクワの北村記者は「崖っぷち」と書きました。
ロシア経済は、新型コロナウイルスの影響で大きなダメージを受けていて、今後、悪化が予想されていました。
そこにこの原油の暴落で追い打ちをかけられ、持ちこたえられるのか、という不安が国民の間で広がっています。
プーチン大統領は「崖っぷち」に追い込まれていると思います。
ロシアが先に音を上げるわけにはいかない、というジレンマに陥っています。
この先しばらくは資源大国の威信をかけた「崖っぷち」での攻防が続くと思います。
続いて吉永支局長は「勝者なき戦争」と書きました。
この意地の張り合いはがまん比べです。
原油価格の下落は、産油国や石油産業の全てにとって、大きな打撃です。
このままいけば、サウジアラビアやロシアよりも前に他の産油国が「がまん比べ」に耐えられなくなって経済・社会が崩壊、混乱する国も出てくる可能性があると思います。
そして、中東などで混乱が広がれば、今度は逆に安定的に原油が来なくなるリスクもあります。
さらに、世界経済全体への悪影響も出始めています。
日本にとって、いまガソリンが安くなると喜んでいるだけでは、のちのち大変なことになってしまう恐れがあります。
これでわかった!世界のいま
NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送
出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ
2020年4月12日のゲストは、岡田結実さんです。
投稿者:永井伸一 | 投稿時間:17:32 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク
「あっ」という間に患者が増えないように、
投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:13:30 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク