2020年05月14日 (木)

新型コロナウイルスより仕事? 欧米で経済再開の動き

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2020年5月10日の出演者のみなさんです。

左から、国際部・花澤雄一郎デスク、Mr.シップ、坂下千里子さん、永井伸一キャスターです。

坂下千里子さんは、新型コロナウイルスの感染防止のため、テレワーク出演しました。

 

日本は緊急事態宣言が今月31日まで延長されました。(放送日時点)

 

今回も世界の新型コロナウイルスをめぐる状況を、花澤デスクとお伝えしていきます。

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感染対策と経済のバランスを各国がどうとっていくのか。

日本にとっても重要なポイントです。

経済活動の制限をゆるめ始めたアメリカとヨーロッパの状況を見ていきましょう。

 

まずは、アメリカ。

感染者は、130万9,541人。

死者は、7万8,794人。

 

アメリカは、政府が求めた外出自粛が4月いっぱいで期限を迎えました。

トランプ大統領は経済活動を再開させる3段階の目安を発表して、実際の判断は各州の知事が行っています。

そしていま、経済活動再開の動きが広がっています。

 

そのアメリカの現状について、ニューヨークにるアメリカ総局の及川利文記者に聞きましょう。

 

アメリカ総局・及川記者)

活動再開の動きを、アメリカの地図で見てみましょう。

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黄色が、経済活動を再開した州です。

一部の経済活動を再開させた州は、全米50州のうち7割以上の38州にのぼっています。

その背景にあるのは、経済へのあまりに大きな影響です。

 

今回の感染拡大で、新たな失業保険を申請が3000万件以上にのぼっています。

トランプ大統領も「国を元に戻さないといけない」と述べて、経済活動の早期再開の必要性を強調しています。

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「コロナより仕事」だという国民の声の高まりが再開を後押ししていると言えそうです。

 

アメリカでは感染拡大以降、各地でデモが起きています。

参加した人たちが「働かせて」とか「仕事に戻して」というメッセージを掲げ、経済活動の早期再開を求めているんです。

 

感染状況は州によって、だいぶ異なっています。

たとえば、西部のモンタナ州では、感染者は3週間以上一桁で、最近はゼロの日も多くなっています。

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このため経済活動を一部再開しました。

 

一方、ニューヨークは今も深刻な状況で、経済活動の再開にはまだ慎重です。

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問題は、まだ十分に感染者が減っていないのに、再開に踏み切る州があることです。

カリフォルニア州は8日から再開しましたが、新たな感染者数は増加傾向にあるんです。

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州知事は「科学的な判断」と言いながら、デモなどの圧力で再開に踏み切ったんじゃないかと報じられています。

そのため、また感染が拡大するのではないかと、非常に心配されています。

実際に経済を再開させた州のうち12の州で、新たな感染者が増え始めています。

アメリカは人々の声に押されるかたちで経済を再開を急いでいて、感染対策とのバランスに苦悩しています。

 

続いてはヨーロッパの再開の動きについて、見ていきます。

 

ヨーロッパでは厳しい制限措置が取られてきましたが、ここにきて、イタリア、スペイン、ドイツ、オーストリアなど、続々と経済活動を再開する動きが広がっています。

ただし、レストランなどでの店内の飲食はまだほとんど許されていません。

そしてフランスでは、11日から経済活動が一部再開されます。

 

フランスの様子を、ヨーロッパ総局・藤井俊宏記者に聞いてみましょう。

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ヨーロッパ総局・藤井記者)

感染者が17万人にのぼるフランスでは、7週間以上続けてきた外出制限が大幅に緩和されて

商店の営業が認められるなど、経済活動が動き出します。

 

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パリの観光名所シャンゼリゼ通りは、外出制限が始まったころに比べると、かなり車が戻ってきているようです。

まだ、お店は閉まっているので、歩く人の姿はあまりありません。

一方で、パリ東部の広場には多くの人が集まっていました。

フランスでは午前10時から午後7時までは、散歩や運動などもしてはいけませんが、たくさんの人がいます。

外出制限の緩和を前に人々はもう緩んでいる感じです。

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「天気がいいので、少し外に出ただけです。月曜には制限が解除されるからだんだん人が多くなっています」。

 

ヨーロッパ総局・藤井記者)

フランスが解除にふみきったのは経済への影響が深刻なことが背景にあります。

ただ最も大切にしたのは、“医療を守りながら再開する”ということです。

フランスでは新たな感染者とともに重症者の数も減ってきています。

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1か月前にはICU=集中治療室で治療を受ける人が7000人を超えていましたが、今では3000人を下回るまでに減っています。

医療現場に余裕が出てきていることが、大きな理由なんです。

 

それに加えフランスでは、医療データを細かく分析して地域ごとに解除の内容を変えているんです。

 

フランス政府が発表した地図がこちらです。

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フランス全土が赤と緑に色分けされています。

全土を101の地域に分け、地域ごとに医療崩壊に陥る危険性を分析しています。

赤は医療崩壊の危険がより高く、低いのが緑です。

救急外来を訪れた患者のうち、感染が疑われる人の割合やICUに占める感染者の割合などを細かく公開して、それをもとにレベル分けしているんです。

 

赤と緑の両方で11日から商店の営業の再開が認められますが、違いは公園と学校です。

緑の地域では、公園が開放され、学校は幼稚園から高校まで徐々に再開されます。

一方で、赤の地域では、公園の閉鎖は続き、中学校と高校は再開されません。

親が仕事を再開するには小さな子どもに行っていてもらう必要があるため、幼稚園と小学校だけは再開することになりました。

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さらに赤い地域では仕事には行っていいものの、可能な限り在宅勤務が求められます。

ただ、緑と赤、どちらの地域でも、まだ、レストランやカフェなどは店内での飲食はできません。

不安を募らせているフランス料理店の日本人シェフを取材しました。

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パリ南部でフランス料理店を営む紀川倫広(きがわ・みちひろ)さんです。

飲食店の営業制限が続くこの2か月近く、店内での営業はできず、持ち帰りの料理をつくる日々が続いています。

フランスで修行を重ね、9年前に念願の自分の店をオープンさせました。

去年、銀行から資金を借りて店を全面改装し、理想の店作りに向けて動き出した矢先の感染拡大でした。

営業制限で、売り上げは以前の2割にまで落ち込みました。

 

苦しい経営の中で、3人の従業員のうち2人を一時解雇しました。

2人にはフランス政府から、それまでの給与の85%が支給されています。

この苦境を乗り切ろうと、紀川さんは調理するだけでなく自ら配達も行っています。

 

フランスでは、借金の返済や家賃の支払いは国の措置で、当面、猶予されています。

それでも、いつになれば店を再開し従業員を呼び戻せるのか、客足は戻るのか、不安はつきません。

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「再開許可が下りるまでは、配達とテイクアウトをやるしかない。明けた後にローンや家賃の支払いが始まります。お客さんはそんなに入りません、ということになると自動的に倒産になるので、収束した後からのことのほうが怖いですね」。

 

制限を緩和した結果、再び感染者が増えれば、結局、厳しい制限に逆戻りということになります。

 

第2波はアメリカでもヨーロッパでも心配されています。

その中でも、ひとりひとりが感染を防ぐ行動を徹底できれば、経済活動の幅をより広げることにつながります。

感染対策と経済をなるべく高いレベルで実現するために、今後も私たちひとりひとりの意識と行動が問われていくことになりそうです。

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【この日の時間割】

1.新型コロナウイルスより仕事? 欧米で経済再開の動き

2.感染対策で進む強権化

 

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これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ

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投稿者:永井伸一 | 投稿時間:16:33 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク


  
2020年05月09日 (土)

週刊Mr.シップ 第二百六回 「生活を変える」

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たくさんの「変えなきゃいけないこと」があるけど、

「飛沫感染」と「接触感染」を意識すれば、どう対策すればいいかが見えてくるんだヨーソロー。

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投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:20:46 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク


  
2020年05月08日 (金)

お聞きいただき感謝&日曜日は総合テレビで!

先日(4日)にワタクシ・永井、

FM「頑張れ!みんな!今日は一日「応援歌(エール)三昧」

お昼の0時15分から夜9時15分までの生放送を担当しました。

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この長丁場を一緒に司会したのが、

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中川安奈アナウンサー!

マスク姿ですので、プロフィールは以下にてチェックしてくださいね。

中川安奈 | NHK アナウンス室

 

皆さんからリクエスト&メッセージ、

たくさん頂きました!

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本当にありがとうございました!!

洋の東西を問わず、ジャンルも関係なく、様々な応援歌、

とっても元気になった9時間生放送でした!!!

 

そして、日曜日は「これでわかった!世界のいま」、

Mr.シップとともに、

皆さんのことをお待ちしております!!!!

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「せかいま」のホームページ 

  

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ

 

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投稿者:永井伸一 | 投稿時間:16:33 | カテゴリ:永井伸一の目指せ100点満点! | 固定リンク


  
2020年04月29日 (水)

ドイツの医療崩壊対策&経済悪化にブラジルは

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2020年4月26日の出演者のみなさんです。

左から、国際部・花澤雄一郎デスク、Mr.シップ、坂下千里子さん、永井伸一キャスターです。

坂下千里子さんは、新型コロナウイルスの感染防止のため、テレワーク出演しました。

 

今回も世界の新型コロナウイルスをめぐる状況を、花澤デスクとお伝えしていきます。

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今回のテーマは2つです。

「医療崩壊をどう防ぐのか」そして感染を防ぎながら「経済をどう守っていくのか」。

日本にも突きつけられている重要な問題です。

 

ドイツ・ベルリンの山口支局長と、ブラジル・サンパウロの小宮支局長が現地の状況を伝えました。

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まずは「医療崩壊をどう防ぐのか」。

ドイツは医療崩壊を防いだことで死者を少なく抑えられた、と評価されています。

こちら、世界の感染状況の最新のデータです。

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ドイツの感染者数は15万6,513人と、5番目に多くなっています。

ただ死者数は、5,877人でほかの国に比べてかなり少ないんです。

医療崩壊を防ぐことで多くの命を救ったと言われています。

 

なぜ死者が抑えられているのか、ベルリンの山口支局長に聞きました。

 

ベルリン・山口支局長)

ドイツはそもそも医療先進国で集中治療のベッドの数も多かったのですが、対策も早かったんです。

ポイントは2つ。

「軽症者の早期発見」と「病院のベッド確保」です。

まずは「軽症者の早期発見」についてですが、ドイツではものすごい多くのPCR検査が実施されているんです。

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その数は、ピーク時には1週間に40万件にのぼります。

日本はきのうまでの1週間でおよそ3万6000人が検査を受けているので、日本の10倍以上の検査が行われているということになります。

これによって、重症化する前の感染者をいち早く見つけ出しているんです。

そして、軽症者は基本的には、自宅療養となるのですが、その間も患者のサポートを徹底的に行っています。

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医師がテレビ電話で話しているのは、自宅療養中の患者です。

かかりつけ医が毎日、午前と午後の2回、症状を確認しています。

症状が悪化する兆候があれば専門の病院へ連絡し、すぐに入院することができます。

 

もうひとつのポイント「病院のベッドの確保」を見ていきます。

日本でも、すでに病床のひっ迫が報告されてきていますが、ドイツの状況は?

 

ベルリン・山口支局長)

ドイツはひとまず、最初の感染のピークを過ぎたと言われています。

そのピーク時でも、重症患者を治療するための集中治療のベッドはかなり余裕がありました。

いまも1万床の空きがあると言われています。

それは、政府がベッドを確保するために政策をとってきたからなんです。

 

[ドイツの「病院のベッドの確保」については、オレが説明するヨーソロー]

 

ドイツは、感染者が急増する前から、着々と準備を進めていたんだ。

3月中ごろには、病院に対して、急ぎじゃない手術を延期してベッドをあけるように求めたのさ。

そしてベッドをあけた病院には、1床につき1日およそ6万5000円の補助金を出すことにしたんだ。

さらに、症状が重い患者のための集中治療のベッドを新しく用意したら、1床につきおよそ580万円を出すんだぜ!

おかげで集中治療のベッドは、これまでの1.4倍の4万床にまで増えたんだってヨーソロー!

 

花澤デスク)

医療崩壊を防ぐには、結果、余っても良いから医療体制を大幅に増やしておくこと。

そして、軽症者にはきめ細かく対応してすぐに入院できるようにすること。

これが非常に重要だということがわかります。

それにはやはり政府の政策、リーダーシップが鍵を握っているようです。

 

続いては、もうひとつのテーマ「経済をどう守る」のか、見ていきましょう。

感染対策と、それによっておきる経済の悪化を防ぐ、このバランスにいま多くの国が悩んでいます。

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こうした中で、ブラジルのボルソナロ大統領は、徹底して「経済」を重視しているんです。

ブラジルではいま感染者が5万人を超え、死者も4,057人と感染が拡大しています。

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サンパウロの小宮支局長に聞きました。

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サンパウロ・小宮支局長)

ボルソナロ大統領は、高齢者には外出を控えるよう求める一方で、21才から64才までの人は働くべきだと言っているんです。

感染対策による経済の停滞をとても恐れているからです。

そして、新型コロナウイルスが深刻な病気であること自体、認めていないんです。

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「私にとっては、こんなものに感染する心配もないし、かかったとしても軽いインフルエンザか、ただのカゼだ」。

毎週、自らのSNS上に、マスクをせずに国民と記念撮影をしたり、握手をしたりする映像を繰り返し投稿しています。

ボルソナロ大統領が感染対策よりも経済を優先する背景には、人口の20%とされる貧困層の問題があります。

感染対策で経済が悪化すれば貧しい人々が生活できなくなり、命に関わると考えているのです。

こうした大統領の姿勢は貧困層を中心に支持を集めています。

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「失業は貧困、飢餓を死をもたらしてしまう。貧しい国は、日々の食糧を求めて働かなくてはならないんだ」。

 

さらにボルソナロ大統領は、経済が悪化すれば、犯罪も増えると心配しています。

そこで、貧しい人たちへの対策を強化しているんです。

まずは、給付金です。

ブラジルには、月収が1万円以下の人たちが、およそ2000万人います。

こうした人たちに、毎月収入とほぼ同額の給付を始めました。

申請はネットで行って、2日後にはお金を受け取ることができます。

また、仕事を増やそうともしています。

目をつけたのは感染拡大で需要が増えている宅配の仕事です。

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サンパウロでは、ご覧のように自転車を使って、配達の仕事をする人が増えています。

宅配をする人を新しく雇う企業や店舗に対して政府が助成金を出しているんです。

この取り組みで新しく仕事を得た人はサンパウロだけで10万人を超えました。

こうした取り組みで、大統領の支持率も上がり始めています。

 

ただ、その一方で、このままでは感染が拡大してしまうのではないかと、心配の声も上がっています。

 

ドイツにも「経済をどう守るか」について、聞いてみました。

 

ベルリン・山口支局長)

ドイツも、感染拡大は抑えなければならないんですが、経済への悪影響も抑えようと、先週から、小規模なお店などの営業再開を認めたんです。

徐々に町に人が戻りつつあります。

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店も対策を取った上で、営業を再開しています。

本屋の店先には「マスクをして、間隔を空け、店に入れるのは5人まで」と書かれた看板が置かれています。

自動車メーカーも止まっていた工場を再開させるなど、町全体に活気が戻りつつあるんです。

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「みんな距離を取ってびくびくしているけど、やっぱり町には活気が必要よね」。

「再開には賛成だけど、感染対策もしっかりしてほしいね」。

 

メルケル首相は、早すぎる緩和には慎重なんですが、経済のことも考えなければならず迷いも見られます。

ドイツはいま、国民も、そして政府も、経済の再開と感染対策という2つの間で揺れています。

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ベルリン・山口支局長とサンパウロ・小宮支局長のまとめはこちら。

 

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サンパウロ・小宮支局長)

「ウイルスとともに」。

ボルソナロ大統領の姿勢は、一見無茶に見えますが、それだけブラジルは貧困や犯罪が深刻だ、とも言えます。

しかし、感染者が増えれば、国民の考えも変わるかもしれません。

ブラジルの取り組みが今後どんな結果につながるのか。

多くの国にとって重要なものとなりそうです。

 

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ベルリン・山口支局長)

「感染の初期段階」。

メルケル首相も専門家も一貫して「ドイツは感染の初期段階にある」と言い続けています。

第一の波は越えつつあるが、今は第二の波がくることに警戒を続けている。

経済とのバランスに神経を使いながら、ウイルスの脅威が長期にわたって続くことを覚悟して乗り越えようとしています。

 

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花澤デスク)

日本では、まず、外出や人との接触を避けて徹底した感染対策をしなければなりません。

そして同時に、医療崩壊を防ぐ取り組みは徹底して行う、人員もそのためのお金も十分に投じる必要があります。

「やり過ぎ」ということはありません。

そのうえで経済へのダメージをどう小さくしていくのか、ということになります。

ウイルスとの戦いは長期戦です。

各国の経験から学びそれを生かせるのか、多くの命を左右することになります。

 

 

 

【この日の時間割】

1.ドイツの医療崩壊対策&経済悪化にブラジルは

2.新型コロナウイルス 発生源は?

 

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これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ

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投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:17:21 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク


  
2020年04月25日 (土)

週刊Mr.シップ 第二百五回 「密です」

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ネットが使えない人たちもいることを考えると、

使える人は積極的にネットを使って、なるべく人との接触を減らしていきたいよな。

 

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投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:20:40 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク


  
2020年04月24日 (金)

"いま"できる事、やってます!

 

「せかいま」の永井です。

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間もなく大型連休ですね、

みなさん、自宅での過ごし方、どうしていますか?

 

ワタクシ、最近は…

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料理してます!

ご飯を炊いて、野菜を切って、魚を焼いて、卵をゆでて…

実にシンプル!

ですが、自分で作ると何だかおいしく感じるものですね!

 

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ギター弾いてます!

好きな曲に合わせて弾いてみる、

部屋にはワタクシ一人、

まさに、ワンマンショー状態!

 

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筋トレしてます!

腕立て伏せに、スクワット、

そして、周りの物に当たらないように、

バットを使って素振りまで!

 

そのほか、やりたいことがたくさん!

読もう読もうと思って買った本がたくさんありますし…

世界を知るために語学の勉強もしたいし…

意外と時間が足りないかも???

 

何はともあれ、充実した時間を過ごしたいですね。

では日曜日の放送、お楽しみに!

 

「せかいま」のホームページ 

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ

 

 

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投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:16:10 | カテゴリ:永井伸一の目指せ100点満点! | 固定リンク


  
2020年04月23日 (木)

新型コロナウイルス 感染拡大と抑え込みの分かれ目は

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2020年4月19日の出演者のみなさんです。

左から、永井伸一キャスター、Mr.シップ、国際部・花澤雄一郎デスクです。

坂下千里子さんは、新型コロナウイルスの感染防止のため、テレワーク出演しました。

 

スタジオの人数を最小限にしてお伝えしました。

 

世界の新型コロナウイルスをめぐる状況を、花澤デスクとお伝えしていきます。

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世界では感染者が233万259人、死者はおよそ16万917万人となっています。

依然としてペースを落とすことなく広がっています。

そして、感染者、死者ともに最も多いのはアメリカとなっています。

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アメリカの感染者は、73万5,242人、死者3万9,089人となっています。

 

まずはアメリカの最新状況を、アメリカ総局の添記者に聞きました。

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アメリカ総局・添記者)

アメリカではまだまだ厳しい状況が続いています。

特に感染者が多いニューヨーク州では、医療現場は引き続き深刻です。

 

ニューヨーク近郊にある病院の救急救命室で治療にあたる斎藤孝医師に現在の状況を聞きました。

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まだ毎日かなりの人数が亡くなっています。

(感染者数の)山は高くはならないが、同じ高さで推移したままです。

秋口ぐらいまでかかるのではないでしょうか。

専門家によると年内かかるんじゃないかというところもあります。

 

アメリカ総局・添記者)

ニューヨーク州では新たな感染者の数自体は、ようやく横ばいから下降気味になってきていますが、医療現場が落ち着くのは、まだだいぶ先になりそうです。

さらに、アメリカ全体を見ると、感染者の数がまだまだ増えていきそうなんです。

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フロリダ州やテキサス州などでは、ピークは来月頭になると予想されています。

感染拡大の歯止めには、まだ時間がかかる見通しです。

 

花澤デスク)

日本は、ここまでの事態にならないように、いま取り組んでいく必要があります。

そのためには、どうしたらいいのか。

それを考えていく上で、アジアの状況を見ていきたいと思います。

それが、こちら。

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シンガポールと台湾です。

実は、対応のわずかな違いが、いま大きな差になって表れているんです。

 

台北の高田支局長と、シンガポールの山元支局長に聞きます。

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はじめに、高田支局長に台湾のいまの様子を聞きました。

 

台湾・高田支局長)

台湾では、市民の危機意識の高さが感じられる光景が増えています。

通勤ラッシュの時間帯の台北駅です。

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看板には「マスクを着用しなければ罰金」と書かれています。

台北の地下鉄では38度以上の熱があると乗れないんですが、そのために赤外線カメラが設置され、熱があると赤く表示されるようになっています。

さらに、係員が体温をチェックしています。

 

お昼どきの繁華街は、以前は多くの人でにぎわっていましたが、ほとんど人の姿は見られません。

台湾でも人気のかき氷のお店にも、お客さんはいません。

1月に初めて感染が確認されて以降、市民が外出を自粛するようになり、繁華街ではこうした状況が続いています。

店に入ってみると、QRコードで連絡先を入力してほしいとのことでした。

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お店に来た人に感染が確認された場合、連絡できるようにということです。

それぞれの店が自主的にこうした対策を行うことで、感染経路がたどりやすくなっています。

この店では従業員の検温や、接客後の消毒・手洗いも義務づけ、守らなければ解雇するといいます。

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「予防の対策は、飲食業に限らず、私たち1人1人がやらなければなりません。台湾をよくしたい、この感染症を収束させたい、という気持ちがあるから、いまは不便でも我慢できるはずです」。

 

では次に山元支局長、シンガポールのいまの様子はどうなっているのでしょうか。

 

シンガポール・山元支局長)

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シンガポールの観光名所マーライオンの前は、ふだん大勢の観光客でにぎわう場所なんですが、今はひとりもいません。

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シンガポールでは今月に入って、感染が急速に拡大してしまったため、企業はオフィスを閉鎖され、外出も厳しく制限する措置がとられています。

必要最小限の外出であっても、人と人との間隔をあけるようにと、白いシャツを着た監視員が食料品の買い出しなど、注意して回ります。

違反すると罰金が科せられ、繰り返すと起訴されることもあります。

 

花澤デスク)

シンガポールのほうが、より厳しく外出を抑えていますが、実は感染の現状は大きく違っているんです。

台湾とシンガポールの感染者は、しばらくの間はほぼ変わらず推移していました。

しかし、その後はこんなに差が出ているんです。

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台湾の感染者の数が420人、シンガポールはおよそ6,588人です。

人口10万人あたりの感染者の数で比較しますと、台湾は1.7人、シンガポールは116.8人となります。

シンガポール政府は感染者が急増し始めていると感じ、4月3日、一気に厳しい姿勢にシフトしました。

学校や企業のオフィスを閉鎖して外出も原則禁止にしたんです。

しかし、すでに感染は広がっていて、その後、この急増となっています。

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ちなみに日本の人口10万人あたりの感染者は8.2人。

東京に限ると21.3人です。

 

なぜ違いが出たのか。

 

それぞれの政府や当局がとった対応について、見ていきたいと思います。

まずは、ウイルスが海外から入ってくるのを食い止める「水際対策」。

 

台湾・高田支局長)

台湾の水際対策は素早かったといえます。

中国・湖北省の武漢からの飛行機に対する検疫を去年の12月末の時点で実施。

さらに、1月26日には湖北省で暮らす中国籍の人が、台湾に入ることを禁止しました。

その後、2月11日に中国から台湾に入ることを、原則、禁止としています。

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シンガポール・山元支局長)

シンガポールも水際対策は早かったんです。

1月29日に中国・湖北省で暮らす人や2週間以内に湖北省を訪れた人の入国禁止。

さらに、2月1日に中国全土からの入国を禁止しました。

 

ここまではほぼ一緒だったのが、何が分かれ目となったのか。

 

それぞれの「自粛」を巡る取り組みに違いが見えてきているんです。

 

台湾・高田支局長)

台湾では当局による外出の自粛要請に市民が非常に真剣に取り組んでいます。

その理由は、台湾のトップである蔡英文総統が率いる政権の危機感です。

台湾と中国の間では、多くの人が行き来しますから、一気に感染が広がりかねないと蔡政権は強く警戒しました。

連日、記者会見で国民に警戒を訴え、さらに多くの人が公平にマスクを買える仕組みを作ったり、公共交通機関でのマスクの着用を義務づけたりしてきました。

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こうした当局の対応が市民の意識を高めたと思います。

 

シンガポール・山元支局長)

シンガポールでは逆に、国民の「自粛」がうまく根づかなかったんです。

最大の原因は政府の「あいまい」な態度です。

政府は当初、経済や社会活動に、強い制限をかけませんでした。

たとえば、マスクについては「症状がないなら着用するな」と繰り返していたくらいなんです。

20200423_art_018.png

そうした政府の姿勢によって生まれたのが「油断」です。

お酒を飲みに行ったりジムでトレーニングしたりと、市民はそれまでと同じような生活を送ってしまい、その結果、レストランや保育園、企業などで集団感染が起きたんです。

さらに外国人労働者にも感染が広がってしまい、政府は慌てて厳しい措置に踏み切りましたが遅すぎました。

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このように、早い水際対策でともに効果を上げましたが、行政のメッセージの違いが人々の意識と行動に差を生んでしまいました。

メッセージの重要性がよく分かります。

 

最後にまとめです。

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台湾・高田支局長)

「危機意識の徹底」。

台湾では、1日の感染者が数人程度に抑えられていますが、それでも市民は自粛にきちんと取り組んでいます。

当局の呼びかけを受けて、ひとりひとりが真剣に考えることが重要だと思います。

 

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シンガポール・山元支局長)

「油断禁物」。

「自分は大丈夫」といった「油断は禁物」だということです。

政府は、当初、国民の生活を混乱させないよう、日本と近い「お願いベース」の自粛要請を選択しましたが、それが油断を生み、被害の拡大につながりました。

わずかな気の緩みがどれだけ危険かきちんと認識してほしいと思います。

 

 

花澤デスク)

日本は、いままさに感染が急激に拡大するか、抑え込めるのかの重要な分かれ目にいます。

わたしたち、ひとりひとりの意識と行動が問われています。

 

 

 

【この日の時間割】

1.新型コロナウイルス 感染拡大と抑え込みの分かれ目は

2.トランプ大統領の中国批判 新型コロナでも

Mr.シップ[ アメリカが、WHOが中国寄りだと思っている理由をオレがアニメで説明しヨーソロー。]

 

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ

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投稿者:永井伸一 | 投稿時間:16:45 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク


  
2020年04月18日 (土)

週刊Mr.シップ 第二百四回 「接触感染」

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伸さんのように、手を洗う前に顔を触っちゃダメだヨーソロー。

マスクも正しく使わないと、意味がないんだヨーソロー。

 

これからは、一人一人が感染症の予防法を身につけていかないとな。

登録タグ:   

投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:19:25 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク


  
2020年04月17日 (金)

カードゲームといえば...

「せかいま」の永井です。

番組キャラクターのMr.シップについて、

新たな発見をしてしまいました!

 

世界7つの海を越えて旅をしているせいか…

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どうも和室が落ち着くようです・笑。

20200417_shin_002.jpg

 

自宅で過ごす時間が多い中、

これまでMr.シップと、いろいろなゲームをしてきましたが、

今回はワタクシの提案で…

20200417_shin_003.jpg

トランプをしました!

 

トランプ???

そういえば、最近あの国の大統領、

なんだかご機嫌斜めなような…

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どうしてなのか…

日曜日の放送でお伝えします!

 

「せかいま」のホームページ 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ

 

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投稿者:永井伸一 | 投稿時間:15:53 | カテゴリ:永井伸一の目指せ100点満点! | 固定リンク


  
2020年04月16日 (木)

新型コロナウイルス 医療崩壊危機の欧米は

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2020年4月12日の出演者のみなさんです。

左から、Mr.シップ、坂下千里子さん、永井伸一キャスターです。

 

新型コロナウイルスの感染防止のため、スタジオの人数を最小限にしてお伝えしました。

(岡田結実さんも出演の予定でしたが、番組からお願いして、千里子さんのみとなりました。)

 

日本国内の危機感も日々増す中ですが、世界のいまでは、感染拡大が続く世界を見ていきます。

アメリカの大学の集計によりますと、世界で亡くなった人は10万人を超えました。

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今回は、パリの藤井記者、北京の大山記者、ニューヨークの添記者の3つの国から、テーマごとに話を聞きました。

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Q.アメリカでの感染拡大は「ピーク」を迎えたのでしょうか。

 

アメリカではニューヨーク州などではピークを迎えつつありますが、ほかの州では、これからのところが多いと考えられます。

私がいるニューヨーク州は、感染者数が全米のおよそ3分の1を占めます。

ただ、新たな感染者の数は横ばいになっていて、ニューヨーク州知事は「ピークにさしかかっている」という見方を示しています。

しかし、アメリカ全体では新たな感染者数は増加傾向で、全米でピークを迎えるのはまだ先になりそうです。

 

Q.はじめに感染が広がった中国、「ピーク」は?

 

中国でのピークはすでに過ぎ、政府は「国内の感染を基本的に抑え込んだ」としています。

新たに発表される感染者数は、このところ100人未満となっていて、そのほとんどが海外から入国した人だといいます。

最も深刻だった武漢でも、先月下旬以降、ほとんどの日で新たな感染者が、ゼロとなっています。

ただ、こうした当局の統計には、無症状の感染者が含まれていません。

実際の感染者は、発表より多いのではないかという指摘も出ています。

 

Q.ヨーロッパの感染の「ピーク」は?

 

ヨーロッパ全体では、まだ感染が広がる厳しい状況です。

しかし多くの死者を出したイタリア、スペインは感染者の増加が落ち着いてきました。

こちらはイタリアの新たな感染者数のグラフです。

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減少傾向が見られることでイタリア政府は3日に「危機的な状況を脱した」と発表しました。

少しずつ、状況に変化も起き始めています。

 

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次に2つ目のテーマ「外出制限」を見ていきたいと思います。

ヨーロッパも中国もアメリカも「厳しい」外出制限行っていました。

 

Q.ヨーロッパでは「外出制限」の効果はあったのでしょうか。

 

外出制限を始めてから、3週間以上たったあたりで変化が表れています。

イタリアでは先月10日から、スペインでは先月14日から、外出制限が始まりました。

生活必需品の販売以外は、店や会社は休みとなりました。

外出を禁止して、従わなければ罰金も科されます。

しかし、売り上げや収入がなくなってしまう会社や個人への支援も行っています。

スペインやフランスをはじめ多くの国で、所得の7、8割の休業補償も行われています。

こうした厳しい外出制限が3週間から1か月続けられた結果、ようやく新たに感染する人の数が減り始めました。

ただ、この間にイタリアもスペインも1万人以上の死者を出しました。

両国の医療関係者からは「外出制限をもっと早く始めていれば犠牲は少なかったはずだ」と悔やむ声が聞かれます。

そしてここフランスでも政府の外出制限が遅れたと根強い批判があって、政府に厳しい目が向けられています。

 

感染拡大を防止するには、やっぱり外出しないことが大切みたいですね。

 

Q.「外出制限」を最初に行った中国は、どうなっていますか。

 

Mr.シップが中国・武漢の街を見てきました。

4月8日、水曜日の午前0時。

2か月半ぶりに武漢にいる人が他の地域に出られるようになったんだ。

これに合わせて街はライトアップされたんだ。

お店が並ぶ街なかを見ると、たくさんの人が出てきてるんだ。

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「外で体操したりラーメンを食べにいったりしたいよ」。

「70日くらい家にいたよ。これからは何事もなく暮らしたいね」。

駅や空港が再開されたぞ。

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「春節に帰省できなくて『いつ帰ってくるんだ』って毎日家族に言われてたのよ」。

 

いま中国は、徐々に規制を緩めていて観光に出かける人も増えてるみたいだ。

世界遺産にもなっている観光地は、混雑ですごい行列になっちゃったんだよなあ。

入場をただにしたら、お客さんが殺到して、途中で規制したらしいぞ。

 

Q.封鎖解除に心配の声も出ていますが、どうですか?

 

武漢の封鎖解除は中国政府にとっては一種の「勝利宣言」です。

一方で中国メディアは、武漢には無症状の感染者が1万人から2万人いるという専門家の見方も伝えています。

人々が動き出せば、感染拡大の第2波、第3波が来ることも懸念されます。

そのため、当局は、いまも通勤など以外の不要不急の外出をしないよう求めているのですが、現実には人々の意識は緩んできていると感じます。

そして、中国政府がとりわけ感染の再拡大に神経をとがらせているのが、首都・北京です。

 

北京市内のショッピングセンターは、店はほぼ営業していますがお客さんは少ないです。

街角で目につくのは、消毒液を散布する作業員。

住宅地には、出入りを制限するゲートも設置されています。

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「配達員の人は、いま自由に団地の中に入ることができません。商品を置く棚がこのように住宅地の周りに置かれているんです」。

 

さらに建物の入り口にはQRコードが張り出されていて、携帯電話の番号から情報が取られます。

このように、直近の14日間は北京にずっといたことが証明されています。

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北京では市の外から来た人に14日間の隔離が義務づけられていて、市内にいたことが証明できないとお店などに入ることができません。

 

 

3つ目のテーマは「足りない」。

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伸さん「シップ、ただいま~!買いものから帰ってきたよ!!」。

Mr.シップ「おかえり伸さん、何を買ってきたんだ?」。

伸さん「カップラーメンに、ジュースに、お菓子。おうちで過ごす時間が多くなるからね」。

Mr.シップ「でもな伸さん、食べるものも使うものも足らなくならないように、みんなで大切にしたいよな!」。

伸さん「そうだね!シップ。大事なものが足りなくて、本当に困っている人たちがいるからね」。

 

まさに、足りなくて困っているのがアメリカの医療現場です。

 

Q.ニューヨークの添記者、何が「足りない」のでしょうか。

 

何もかもが足りていません。

まず、ベッドですが、ニューヨーク州では、病院船や野戦病院を設置して5万3000から9万まで増やしました。

しかし、それでも一部の病院では足りていません。

そして人工呼吸器については、1台を2人で共有するという、通常では考えられない措置も行われています。

さらに、医療用マスクも足りず、その結果、多くの医療従事者が感染しています。

そのため、医師の数がさらに足りなくなって、医学生まで現場に派遣する事態となっています。

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Q.足りないものだらけで、アメリカの医療現場は混乱していますか?

 

はい、いわゆる「医療崩壊」といえる現象が各地で起きています。

現場で働く医師に話を聞きました。

 

ニューヨークで救急救命医として働くサン医師は、マスクなどの医療用品も、診療にあたる人手も「まったく足りない」と訴えています。

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「1枚のマスクを8日から9日間、使い続けています。1枚を、ですよ。ウイルスは休憩室にもまん延しています。マスクをとって食事をする、そこで感染が広がります。多くの同僚が発症して入院し、人手が足りません。それで私は27日間も働いています」。

病院の対応能力を超える患者が殺到し、すでに「医療崩壊」が始まっているとサン医師は話します。

「入院まで80時間も待たされる患者もいます。2人の診療を頼まれて行ってみたら、数時間前に亡くなっていたこともありました。これが医療崩壊でなかったら何でしょうか」。

 

Q.足りないことで、命が救えなくなるのは切ないですね。

 

現場の医師が、人工呼吸器をどの患者につけるのか、つまり誰を生かすのかという選択を日々迫られている壮絶な状況です。

 

さらに異常なことも起きています。

それは、奪い合いです。

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足りない医療機器やマスクをめぐって、連邦政府と州、さらに医療機関などが争奪戦を繰り広げています。

ある州は、「他の州にマスクを横取りされた」と非難しています。

また、各州がトランプ政権に人工呼吸器を要請したところ、政権幹部が「これは我々のものだ」と発言しました。

もはや誰のために備蓄をしているのかわからない状態です。

 

Q.アメリカ国内で奪い合っているんですか。

 

アメリカ国内だけではありません。

アメリカやドイツ、フランスなどはマスクの輸出を止めています。

また、フランスやドイツは、中国から来るはずだったマスクが途中でアメリカ企業に横取りされたと訴えています。

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一方、フランスも、イタリアやスペインに向かっていた数100万枚のマスクを途中で没収しています。

各国が入り乱れた争奪戦となっているんです。

 

Q.マスクが足りないヨーロッパの状況は、どうなっていますか。

 

こちらも「足りない」状態になったことで、イタリアやスペインなどで実際に医療崩壊が起きました。

特にスペインでは、症状の重い患者が急増し、ベッドが足りなくなりました。

マドリード郊外のある総合病院では、受け入れ可能な数の4倍を超える患者が殺到しました。

その結果、床にまで患者が横たわる事態になり、丸一日たってもみてもらえない患者さえいたといいます。

なぜこうしたことが起きたのか、その鍵は重症患者だったんです。

スペインやフランスも日本と似た形で症状の軽い人は病院に行かず、症状の重い患者だけを受け入れるというやり方をとりました。

しかし、さらに深刻な重症患者の増え方が尋常じゃありませんでした。

ICU=集中治療室を増やしましたが、追いつかなかったんです。

現場の医師が「誰を助け、誰をあきらめるか」という判断をせざるを得ない状況が多くの現場で起きました。

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こうした各国の経験を踏まえると、日本について心配な点が見えてきます。

 

[欧米と日本の医療がいまどうなっているか、オレが調べてきたヨーソロー]

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日本は集中治療室も、人工呼吸器も足りないみたいだぞ。

医学界からも「医療体制」が早く崩壊するおそれがあるって声が上がっているんだヨーソロー。

 

 

Q.ニューヨークの添記者、日本の「足りない」について、どうですか。

 

欧米に比べれば日本にはこれまでに、十分、時間がありました。

感染が急激に拡大する前に、最悪の事態に備える体制作りをどこまでできたか、日本も問われることになります。

 

Q.大山さん、中国でも「足りない」状況になりましたよね。

 

そうなんですが、いまや中国は、その医療物資を使って積極的な外交を展開しています。

イタリアなど10か国余りに医療チームを派遣したほか、マスクや防護服、呼吸器などの医療物資をおよそ130か国に提供したとしています。

ニューヨーク州にも人工呼吸器を1000台寄付しています。

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初動の遅れへの国内外の批判を封じ込めたいという、したたかな思惑がうかがえます。

 

 

きょうのまとめです。

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中国総局の大山記者は「感染拡大防止と経済復興」と書きました。

中国当局は感染対策から冷え込んだ経済をどう立て直していくかという方向にシフトしています。

しかし、世界が混乱する中で先行きは不透明です。

そのうえ、復興を急げば、再び感染が拡大するおそれもあります。

再び感染を広げたくないと神経を使う中国の現状から、コロナとの闘いは長く難しいものになることを思い知らされています。

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続いて、ヨーロッパ総局の藤井記者は「危機感の共有」と書きました。

ヨーロッパ各国は外出を厳しく制限する一方で、収入を失う会社や個人に対する手厚い支援策も打ち出してきました。

全ては感染拡大を食い止めるためです。

それでも重症患者が押し寄せて医療崩壊が起きました。

いまの東京は患者が急増していた1か月前のスペインの首都マドリードをみているように思います。

ヨーロッパの経緯からは、危機感を国民全員が共有し、行動することの重要性が浮かび上がっています。

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最後に、アメリカ総局の添記者は「ニューヨークで起きることは、東京でも起きる」と書きました。

日本を知る医師や専門家からは「いまの東京は2、3週間前のニューヨークと一緒だ」と懸念して、厳しい外出制限を行うべきだという声を頻繁に耳にします。

ニューヨークでは厳しい外出制限をつづけていますがまだ出口は見えません。

日本はニューヨークの現実を我がこととしてとらえて、備えて欲しいと感じています。

 

 

 

【この日の時間割】

1. 新型コロナウイルス 医療崩壊危機の欧米は

2. 東欧にIT人材の宝庫が!?

 

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ

投稿者:永井伸一 | 投稿時間:15:44 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク


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