2018年05月25日 (金)

いきなりのストレートパンチ

 

驚きのニュースが飛び込んできましたね。

アメリカのトランプ大統領が、来月(6月)12日に予定していた米朝首脳会談を中止すると発表しました。その理由は、北朝鮮側が繰り返し約束を破ったためだとしています。北朝鮮は、シンガポールで両国の高官による協議をするはずだったのに姿を見せなかったり、今週あった核実験場の廃棄でも、当初の約束とは違い専門家を招き入れなかったり、核武力を誇示する談話を発表したり・・・。これらはいずれも、北朝鮮にとっては、会談を少しでも有利にするためのけん制=ジャブだったのかもしれません。そしたら、アメリカから飛んできたのは、会談の中止という、まさに、いきなりのストレートパンチだったわけですね。

今後、米朝のやり取りはどう進んでいくのでしょうか?そして、米朝首脳会談はいつか開かれるのでしょうか?

27日のせかいまで展望します。

 

さて、先週、北朝鮮の人たちの普段の様子を描いた映画を題材にしたシンポジウムについてのリポートをお伝えしました。私たちがニュースでよく目にする映像といえば、キム委員長の動静やミサイル発射。そうではなく、工場で働く若い女性や農家の夫婦など、北朝鮮に暮らす普通の人たちの暮らしぶりを見ることで、北朝鮮を多角的に見ることの大切さについて考えようというシンポジウムでした。こちらは、作品を撮影したチョ・ソンヒョン監督です。

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チョ監督は韓国出身です。北朝鮮国内での映画撮影を可能にするために、北朝鮮と国交があり、チョ監督の留学先でもあったドイツの国籍を取得しました。事前に何度も北朝鮮を訪ねてインタビュー対象者を選び、常に北朝鮮の監視役の人(=国営映画制作会社の担当者)が付く中での撮影だったといいます。そんな状況下で、チョ監督が一番表現したかったのは、「北朝鮮にも人間が住んでいること」。日常生活の中で時に幸せを感じ、夢を持っていて、やりたいこともある、そんな普通の人たちが暮らしているんだということを表現したかったといいます。映画には、夫の好きな所についてはにかみながら語る女性や、デザイナーになるという将来の夢を語る若い工員の女性の姿が映っています。そこには、確かに偽りの無い、人間としての純粋な思いがあると、チョ監督は語ってくれました。

 

北朝鮮に関する動きを色々な角度から見つめることの大切さについて考えた今回のシンポジウム。チョ監督の見方も、その1つなんだなと感じます。

 

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2018年5月27日のゲストは、児嶋一哉さんです。

投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:21:22


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