2017年10月14日 (土)

アフガニスタン人女性へのインタビュー

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 先日、インターネットのテレビ電話でこちらの女性にインタビューしました。

アフガニスタン人のソニータ・アリザデさん(20)。

ソニータさんは、これまでに2度、自分の意思とは関係なく強制的に結婚をさせられそうになった経験があります。

背景にあるのは、アフガニスタンの「児童婚」。

実の親たちが、娘に“8000ドル”“9000ドル”といった値をつけて、生活費などのために、年上の男性に“売る”のです。

 

 ソニータさんが最初に結婚をさせられそうになったのは、まだ彼女が10歳の時でした。

「児童婚どころか、結婚の意味も分からなかったので、怒りも悲しみも沸いてきませんでした。

私のために新しい服が用意されていたことを、無邪気にも嬉しく感じていました」と振り返ります。

結局、このときは話がまとまらず、ソニータさんは結婚をさせられることはありませんでした。

今、ソニータさんは難民支援のNGOの助けもあって、アメリカの高校に通っています。

結婚を強制しようとする親からも離れ、自分の夢に向かって勉強を続けています。

 

 「児童婚」の「被害者」であるソニータさんへのおよそ30分のインタビュー。

この中で私が特に印象に残ったのが、ソニータさんが「児童婚」を「国の伝統」と表現したことでした。

聞けば、ソニータさんの母親もまた、13歳のときに結婚をしたそうです。

「母は慣習に従って私にも結婚を勧めただけ。私は母だけを責めるつもりはない」といいます。

さらにお話を伺うと、「(アフガニスタンの)親たちは、娘を若くして嫁がせることで、他の様々な問題から守ってあげられる」という意識を持っているんだそうです。

結婚を強制する裏側には、娘を思う気持ちもあるということなのでしょう。

ソニータさんは、将来はアフガニスタンに戻って「児童婚」を無くすための活動をしていきたいと話しています。

それは、アフガニスタンにとっての「伝統」「慣習」を変えるということ。

「『児童婚』を無くしたい」。

言葉にすると短いですが、そこに込められたソニータさんの決意はそれだけ重い・・・その思いに少しだけ触れることができたと感じました。

 

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2017年10月15日のゲストは、野間口徹さんです。

 

投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:21:00


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