2017年09月28日 (木)

国連 VS 北朝鮮

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2017年9月24日の出演者のみなさんです。

左から、芳川隆一キャスター、坂下千里子さん、Mr.シップ、ゲストの高橋真麻さん、岩田明子解説委員です。

 

挑発を続ける北朝鮮に対し、国際社会は足並みが揃っていません。

各国が水面下でどのような交渉を進めているのか、国連総会から帰ってきたばかりの岩田明子解説委員が解説しました。

 

今月11日、国連安保理の制裁決議が全会一致で決まり、各国が北朝鮮への「圧力」強化で一致しました。

しかし、その後の国連総会では、足並みが揃っていないように見えました。

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「圧力」グループにいる日本とアメリカは、「制裁」などで北朝鮮に迫ろうとしています。

「圧力」と「対話」の重なったグループにいるロシアと中国は、「制裁」と「交渉」を同時に進めようとしています。

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そして韓国は本来、日米韓という同盟関係で足並みが揃っているべきですが、行ったり来たり揺れ動いています。

 

そうした中、トランプ大統領は国連総会で「北朝鮮を完全に壊滅する以外、選択肢はなくなる」と発言しました。

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その後の昼食会でも安倍首相に、「北朝鮮の発する言葉は尋常ではない。尋常ではない相手だから、厳しい言葉を国連演説で使った」「北朝鮮と対峙する上では力が必要だ」と語り、「キム・ジョンウンは、日本を焦土に変えると言った。驚くべき声明だ。crazy,insane!」と連呼したそうです。

そして安倍首相も「必要なのは対話ではない。圧力だ」と言っています。

 

なぜ、対話ではいけないのか?シップが説明してくれました。

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[北朝鮮に対して、アメリカや日本が「対話ではなく圧力だ!」っていうのには、裏切られてきた過去があるからなんだヨーソロー。]

 

騙されてきたという認識がある日本とアメリカ。

だからこそ、「圧力」にこだわり、その「圧力」によって、北朝鮮が「対話」という選択肢しか選べない状況にしたい、そして“核兵器”を放棄させる。というのが日本とアメリカの狙いです。

同じ対話でも、ロシア・中国の言う「対話」とは違い、北朝鮮の方から「対話」を引き出すということです。

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少し前まで、「対話」グループにいたロシアですが、日本の説得や、制裁案の譲歩などもあって現在の立場となりました。

 

どの国も抜けがけをせず、密輸も断ち切れば効果は早まり、北朝鮮が水面下で対話を求めてくる可能性もあります。

そして大切なポイントは、どのあたりが北朝鮮が「対話」を求めてくる環境になるのか、という点です。

そこで、日本が果たす役割が重要です。日本だからこそできることがあり、やらなければいけないことがあるからです。

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北朝鮮とつながりのある国と交流を深めようと動いているんです。

安倍首相は、北朝鮮とキューバの関係に目をつけ、フィデル・カストロ氏と会談しました。

フィデル氏は亡くなりましたが、弟のラウル氏と引き続き協力関係を保っています。

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さらにキューバだけでなく、北朝鮮と関係のあるインドのモディ首相やイランのロウハニ大統領とも会談を行いました。

 

日本と北朝鮮が直接交渉することはないのかというと、15年前、小泉元首相が北朝鮮を訪問し実現した「日朝首脳会談」を思い出しますが、経済が安定し、軍事技術も進み、キム・ジョンウンに変わった今では、北朝鮮の出方はわかりません。

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国連総会で「拉致問題」に言及したトランプ氏。

これには大きな意味があり、北朝鮮との対話になった場合「拉致問題」を置き去りにさせないためです。

 

緊密な日米ですが、韓国とは足並みが揃っていません。

韓国は北朝鮮に、日本円でおよそ9億円の人道支援を行うことを発表しました。

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日本は、日朝対話の経験者として、各国との橋渡しや調整役をして「圧力」も「対話」もどちらも主導していくべきだと思います。

 

 

 

※リハーサル時の写真も掲載しています。

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2017年10月1日のゲストは、Snow Manの阿部亮平さんです。

 

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:15:41


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