2019年9月

2019年09月28日 (土)

週刊Mr.シップ 第百八十回 「軍パレ」

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NHK NEWS WEBを読んでおけば、ニュースのことだいたいわかるぞ。

投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:16:00 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク


2019年09月27日 (金)

今年で建国70年の国、ど~こだ?

10月1日で建国70年を迎える国、

皆さんご存知ですか?ズバリ…

 

中国です!

 

実はワタクシ、大学時代は中国文学専攻で、

これまで何度か中国を訪ねたことがあります。

 

最初が1988年。

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天安門広場が想像以上に広かったこと、

数えきれない自転車が走ってたことに圧倒されてしまいました。

 

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3年ぶりに天安門広場を訪ね、陽気に歩くワタクシですが、

天安門事件後だったこともあり、前回とは違った空気を感じましたねえ。

 

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当時(1993年)の人たちの様子がわかる、お気に入りの写真です。

さりげなく、この写真にワタクシ写っているが分かりますか?

 

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2008年の北京パラリンピック取材の時の様子です。

後ろには“鳥の巣”とも呼ばれた、北京国家体育場。

他にも巨大な、しかも近未来的な建物が多くて街の様子が一変。

 

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2年前に、中国東北部にある長春を訪ねました。

中心地の様子がとてもオシャレで、「ここが中国か」とビックリでした。

 

写真を見てみると、

この30年でも中国の様子が変わりつつあることが分かりますよね。

 

その中国が建国70年を迎えます、

お祝いムードなようですが、でもそのウラには何やら…

 

今週の“せかいま”に注目です!

「せかいま」のホームページ

https://www4.nhk.or.jp/sekaima/ )

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ

2019年9月29日のゲストは、虻川美穂子さんです。

 

投稿者:永井伸一 | 投稿時間:17:13 | カテゴリ:永井伸一の目指せ100点満点! | 固定リンク


2019年09月26日 (木)

1人の少女から 広がる温暖化防止デモ

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2019年9月22日の出演者のみなさんです。

左から、永井伸一キャスター、坂下千里子さん、Mr.シップ、ゲストの渡辺徹さん、国際部の花澤雄一郎デスクです。

 

東京・渋谷では、9月20日に地球温暖化に対するデモ活動が行われました。

「地球を守ろう」を合い言葉に、若者たちが大行進したんです。

この動きは、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジアと世界中で広がっています。

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この大きく動いている地球温暖化について、国際部の花澤雄一郎デスクが解説しました。 03

デモは、全世界で合わせて400万人が参加する史上最大規模となりました。

世界中で、温暖化に対して危機感が高まっていて、特に若者が立ち上がっています。

 

あす(23日の月曜日)、国連で「温暖化対策サミット」が開かれるんです。(9月22日の放送日時点)

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8月25日のせかいまでも温暖化について解説しましたが、地球温暖化の原因は、増えすぎた温室効果ガス。

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温暖化の原因とされる温室効果ガスの「オンダンカデガス」が登場しました。

この温室効果ガスの影響で、世界の平均気温は、18世紀に始まった産業革命のころから、およそ1度上がっています。

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気温が上がっているために、水の循環が極端に、激しくなってきています。

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どういうことかというと、雨が降らないところはさらに乾いて干ばつが進み、雨が降るところは大雨になっているんです。

そこで、温暖化を食い止めようと決めたのが「パリ協定」でした。

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平均気温の上昇を、産業革命から1.5度に抑えようと各国が目標を作っています。

この1.5度は「これ以上、上がったら危険」というラインだと言われています。

しかし、パリ協定の対策では不十分で、このままでは温暖化が止められなくなると危機感を強めているのが国連です。

「温暖化対策サミット」では、パリ協定をさらに超える高いレベルの計画を発表してほしいと各国に求めています。

ここに招待されたのが、スウェーデンの16歳の少女です。

ヨーロッパでは、この少女の活動が若者たちに広がっているんです。

 

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「人類最大の危機に直面しているのに大人たちはきちんと対応していない」。

グレタ・トゥーンベリさんは、8歳のときから地球温暖化に関心を持ち、なぜ誰も深刻に考えないのか、疑問に思ってきたと言います。

「温暖化を止めるために学校を休む」。

グレタさんは去年8月、たった1人で議会の前に座り込み、温暖化対策を訴え始めました。

毎週金曜日に学校を休み訴えを続けていると、徐々に賛同する人が増えていきました。

活動は「未来のための金曜日」と呼ばれるようになり、今や世界中の若者たちに共感が広がっています。

 

先月、スイスで開かれたイベントには、およそ450人が集まりました。

イベントにはグレタさんも参加し、

「より大きな影響を受ける若い世代の人たちが立ち上がるべきだ」。

「未来は私たちのもの地球規模の問題に世界中の人が協力することが大切」と、訴えました。

 

グレタさんの訴えに強く共感したのが、デンマークから参加した、ラウラ・ビンストロップさんです。

グレタさんと同じ16歳。

温暖化対策は大人がやるべきことだと思っていたラウラさん。

しかし、同い年のグレタさんの活動を知り感動したと言います。

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「グレタさんは素晴らしいです。彼女が行動しなければ誰もここにいなかった」。

自分たちの世代が行動すべきだと感じたラウラさんは、デンマークでグレタさんのように訴えてきました。

「グレタさんの声に耳を傾けたことで、彼女の発言や行動が意義深いものだと理解できたんです。温暖化の影響を受ける全ての人そして未来の世代のために私は闘いたいです」。

 

 

グレタさんがたった1人で始めた行動が、ヨーロッパ、そして世界に広がって、温暖化への危機感が高まってきたんです。

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20日の金曜日、ニューヨークで行われたデモで、グレタさんが演説しました。

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「私たちはただ傍観するつもりはない。科学のもとに団結し、この危機がさらに悪化することを防ぐため出来る事は何でもする覚悟だ。私たちにも安全な未来を」。

 

グレタさんの活動は、若い人たちに影響を与えているだけではないんです。

ヨーロッパでは、政治も動かしているんです。

5月にEUの加盟国で作るヨーロッパ議会の選挙があったんですが、環境問題を訴える「緑の党」という政党が大躍進しました。

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グレタさんなどの活動が広がったことが温暖化対策を重視する政党が力を持つことにまでつながり、ヨーロッパでは、このエネルギーが大きな「うねり」となっているんです。

 

南太平洋の国々でも、先月、このうねりが影響する出来事があったんです。

この地域にあるツバルやマーシャル諸島などの島々は海面の上昇によって、すでに水没し始めています。

この島々は、南太平洋の国々の会議で温暖化について、世界に向けて積極的な行動を呼びかけるメッセージを出そうとしました。

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しかし、これに「待った」をかけたのが、オーストラリアです。

オーストラリアは、石炭を主な産業にしています。

だから、温暖化対策を強く主張されると困ると見られています。

さらに、オーストラリアは、この島々に対して、毎年巨額の支援をしているんです。

ですから、島々の意見を抑えられると思ったのかもしれません。

しかし、温暖化への危機感は、オーストラリアの予想を超えて高まっていて、各国が激怒して会議の場でオーストラリアを非難する事態になったんです。

この一件で、温暖化対策をしっかりやらない国は何かの機会に非難を浴びかねない、と、世界各国が受け止めました。

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ここで「オンダンカデガス」が、アメリカのトランプ大統領の写真を取り出しました。

アメリカは、ここまで説明した流れとは逆行しているんです。

 

トランプ大統領は、パリ協定からの離脱を表明しています。

トランプ大統領に限らず、大統領を支える与党・共和党というのは、そもそも温暖化対策には乗り気ではないんです。

 

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[トランプ大統領を支える共和党は、そもそも温暖化対策に乗り気じゃないんだヨーソロー]

 

共和党にとって、温暖化の規制は、経済や雇用を邪魔する存在なんです。

それに、共和党はそもそも「規制」自体が嫌いな人が多いんです。

その根底には「政府が国民を縛るのは良くない」という考え方があります。

さらに、共和党の支持者は「科学自体をあまり信じない」という傾向もあるんです。

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例えば、半数の人は進化論を信じず「人間は神がつくった」と考えています。

トランプ大統領が温暖化対策に熱心ではないのは、こうした支持者たちの声を代弁しているとも言えるんです。

 

しかし、大統領の支持者の間でも温暖化対策への関心が高まってきています。

 

 

今月アメリカを襲った大型のハリケーン。

サウスカロライナ州にも被害が出て、一時、避難命令が出されました。

ここ数年、アメリカでも異常気象が相次いでいます。

サウスカロライナ州は、共和党の支持者が多い地域ですが「温暖化はでっちあげだ」というトランプ大統領の主張などに反対する人が増えています。

「人間が原因であろうと、なかろうと、災害はますます悪化していっている」。

「大統領は支持者が科学を否定するように仕向けている。信じられないよ。科学こそ唯一の頼みじゃないか」。

 

トランプ大統領の熱狂的な支持者デビー・ドゥーリーさんは、以前はトランプ大統領と同じように温暖化は起きていないと考えていました。

しかし、ここ数年身近な場所で自然災害が相次ぎ、意識が変わったと言います。

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「洪水はひどくなり、ハリケーンも頻繁に起きるようになった。海水温が上がっているからよ。温暖化は現実なのよ」。

ドゥーリーさんはホワイトハウスを訪問しました。

温暖化が心配だと伝えたいと考えたのです。

大統領は不在でしたがホワイトハウスの高官に共和党員の中でも、危機感が高まっていることを伝えました。

「共和党の支持者も温暖化を受け入れ始めている。私は決して諦めず、これからも訴え続けていくわ」。

 

 

この動きは、世論調査の数字にも表れてきています。

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こちらは「温暖化を信じる」人の割合です。

アメリカには、トランプ大統領の共和党と、野党の民主党があります。

民主党で、温暖化を信じる人は、90%ほどですが、トランプ大統領の共和党をみてください。

これまでは半数以下だったんですが、2015年から18年のわずか3年で、64%と急激に増えました。

共和党の現職の議員たちもトランプ政権に温暖化対策を働きかけるなど変わり始めているんです。

トランプ大統領は、立場を変えざるをえなくなるかもしれません。

というのも、来年11月に大統領選挙があります。

大統領と対立する野党・民主党は、温暖化問題は格好の攻撃材料だと見て、トランプ大統領への批判を強めていこうとしています。

アメリカ全体、そして共和党支持者の間でも、温暖化への危機感が高まってきてますから、方向転換の可能性はあると思います。

 

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「歴史の転換点」。

温暖化対策を求める世界の大きなうねりは、かつてないものです。

その中で行われる国連の「温暖化対策サミット」で各国がどんな姿勢を見せるのか、大きな焦点となります。

そして、「もう大人には任せておけない」という若者たちの声は私たちにも向けられています。

日本は、この問題への関心が高いとは言えないのが現状です。

こうした声にどう応えるのか。

私たちひとりひとりの覚悟も問われます。

 

 

【この日の時間割】

1人の少女から始まった 広がる温暖化防止デモ

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ

2019年9月29日のゲストは、虻川美穂子さんです。

投稿者:永井伸一 | 投稿時間:14:32 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク


2019年09月21日 (土)

週刊Mr.シップ 第百七十九回 「温暖化4」

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日本は先進国の中でも、特に、温暖化の意識が低い国なんだよな。

 

日曜の放送では、世界の温暖化のいまを解説するヨーソロー。

投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:21:35 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク


2019年09月21日 (土)

これは一体???

渋谷駅からてくてくと歩いていたら…

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国連大学前に到着、すると!

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人・人・人、多くの人たちが!!

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街なかに出て、皆さん何か訴えている!!!

しかも若い人たちが多かったんです。

 

皆さん、一体何を訴えていたのか、

明日の“せかいま”でお伝えします!!!!

 

「せかいま」のホームページ

( https://www4.nhk.or.jp/sekaima/ )

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ

2019年9月22日のゲストは、初登場!渡辺徹さんです。

 

投稿者:永井伸一 | 投稿時間:17:30 | カテゴリ:永井伸一の目指せ100点満点! | 固定リンク


2019年09月19日 (木)

イギリス国民うんざり EU離脱進まない議論

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2019年9月15日の出演者のみなさんです。

左から、永井伸一キャスター、坂下千里子さん、Mr.シップ、ゲストのパックン、国際部の佐伯敏デスクです。

 

今週金曜日、ラグビーワールドカップが、いよいよ日本で開幕します。

ラグビー発祥の地は、イギリスだと言われているんですが、そのイギリスが大変なんです。

EU離脱をめぐって、大もめしています。

2か月前に就任したばかりのボリス・ジョンソン首相は「何が何でも離脱する」と、意気込んでいます。

 

離脱が決まった国民投票から3年、なかなか進まないEU離脱を、国際部・ヨーロッパ担当、佐伯敏デスクが解説しました。

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ラグビーのセットを使って説明していきます。

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左側が首相になったばかりのジョンソン首相、右側がイギリス議会です。

今、もめているのが、「どうやって離脱するか」です。

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離脱の期限は10月31日。50日を切っています。

 

それぞれのチームのスローガン見ていきましょう。

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ジョンソン首相の主張は「期限内に必ず離脱」。

期限内に必ず離脱、必ず来月末には離脱するというものです。

対する、議会の主張は「離脱延期」。

この離脱をまた延期しようというものなんです。

 

それぞれどういうことなのか、具体的に見ていきます。

まず、ジョンソン首相の主張、こちらご覧下さい。

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「のたれ死んだほうが、まだましだ」。

「10月31日に離脱する!」。

 

そもそも、なぜこれまで離脱できなかったのでしょうか。

離脱したあとのことについて、イギリスとEUの間で話がついておらず、合意ができていないからなんです。

離脱に備えて、イギリスとEUは新しいルールを決めておかなければいけません。

貿易や国境を通るときの手続きをどうするかなどを、1つの文書にまとめることになっているんです。

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でもその文書が、あと少しのところで合意できていません。

 

これまで合意できなかったのに、10月31日までにできるのでしょうか。

ジョンソン首相は、がんばるとは言っています。

でも、がんばっても期限までに合意出来ないかもしれません。

それでも、ジョンソン首相は「かまわず離脱する」と言っているんです。

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つまり「合意なき離脱」でも強行する、と。

議会チームは「合意なき離脱」には猛反対しています。

だから、とりあえず離脱の期限を延期することで、何とか「合意なき離脱」だけは避けようという作戦なんです。

 

ここで試合が始まりました。

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先に攻撃をしかけたのは、ジョンソン首相です。

ジョンソン首相は議会からの反対の声を封じ込めようとしました。

そこでとった手段が、議会そのものを閉めてしまうという強硬手段です。

これは、かなり異例のことです。

 

次は、議会チームが押し返しました。

どういう作戦かというと、議会側は議会が閉会する前のわずかな時間を使って、ある手を打ちました。

ジョンソン首相の動きを法律の力で縛ってしまおうという作戦です。

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それが「離脱延期法」です。

これは、ジョンソン首相に「合意がまとまらなければ、EUに離脱の期限を3か月間先延ばしにするようお願いしなさい」と命じるものです。

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これにより「合意なき離脱」が押し通されるのを防ごうというのです。

実はジョンソン首相側の与党の議員のなかにも「合意なき離脱」は心配だという人もいて、その結果、20人以上が寝返って、法律が成立したんです。

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もしジョンソン首相がこれを無視して「合意なき離脱」をしたら、法律違反になります。

そうなれば逮捕される可能性すらあるんです。

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これで「合意なき離脱」の可能性はなくなったように見えますが、そうでもないんです。

議会の言いなりになりたくないジョンソン首相は、議会を解散して選挙をしようと提案しました。

しかし、これはうまくいきませんでした。

それでもジョンソン首相はあきらめずに「期限の延期は絶対にしない」と言っていて、今は法律違反にならない抜け道を探しているのではないかとみられているんです。

だから「合意なき離脱」の可能性は消えていないんです。

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ジョンソン首相は、まだトライへの執念を捨てていません。

 

「合意なき離脱」が本当に実現したらどうなるのでしょうか。

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イギリスがEUから合意なき離脱をしたらどうなるのか、オレが説明しヨーソロー

 

手続きが増え道路は大渋滞。

イギリスに入ってくる荷物は、これまでの半分以下になってしまうかもしれません。

いろんなモノが手に入りにくくなり、値段も上がってしまうかもしれません。

EUの国々に行きたい時だって、手続きが増え、駅も空港も大混雑。

デモが起きて、イギリス国内は大混乱するかもしれません。

 

イギリス市民はどう思っているのか、ロンドン支局の向井支局長に聞いてみました。

 

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市民生活への影響は、連日報道され、大きな関心が集まっています。

そこで、今、市民が離脱についてどう思っているのか。

街頭で、ひとことで表現してもらいました。

 

『Happy』(うれしい)…離脱を心待ちにしているよ。イギリスのことはイギリスが決められる国になるんだ。

『Leave』(離脱して)…国民投票の結果なんだから。離脱すべきだ。

『Terrible』(ひどい)…輸入が難しくなるでしょう。経済にとってよくない。

『Frustrated』(イライラ)…合意なき離脱は反対。首相のやり方は問題です。

 

そして取材していて、最近よく聞くのが、次のような声なんです。

『Sorry』(残念)…ごたごたが長引いて、本当に疲れたわ。

『Confused』(混乱)…国民は混乱しているわ。今の状態も今後もわからないもの。

 

ジョンソン首相は今も、ことあるごとに来月末に離脱すると言っていますから、どんな混乱を招こうとも、何らかの手を打って強行する可能性があります。

というのも、ジョンソン首相にしてみれば、これで公約を守ることができれば、みずからの求心力を強めることができるからです。

ただ逆に守れなかったとなると信用を失ってしまいます。

実のところ、ジョンソン首相にとっては、背に腹は代えられないということかもしれません。

一方で、離脱を巡る市民の疲れやいらだちは、いよいよ高まっています。

この声を首相と議会がどう受け止めるのか。

3年に及ぶ議論は、来月の期限に向けていよいよ大詰めを迎えています。

 

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「ノーサイドのない試合」。

ノーサイドとは、試合が終われば敵味方はない、という精神です。

離脱のためなら、なりふり構わないジョンソン首相の登場で、試合終了がもしかしたら近づいてきているのではないか、と言う雰囲気です。

でも結果がどっちに転んでも、試合が終わって握手と言うことは、もはやなさそうです。

EU離脱は経済などの側面にとどまらず、イギリスが誇った民主主義をおとしめた出来事として記憶されるかもしれません。

 

 

 

【この日の時間割】

1.イギリス国民うんざり #EU離脱 進まない議論

 

2.異例の再選挙で政権は どうなる?イスラエル

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イスラエルの再選挙も、佐伯敏デスクが解説しました。

 

3.エチオピアで人気の歌 歌詞に日本の地名が…

 

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ

2019年9月22日のゲストは、初登場!渡辺徹さんです。

 

投稿者:永井伸一 | 投稿時間:14:00 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク


2019年09月14日 (土)

週刊Mr.シップ 第百七十八回 「イギリス2」

 

EU離脱の石を動かす人があらわれたと思ったのにな…

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まさかもう3年もたつとはな…。

10月31日、ついに離脱するのか、延期するのか、日曜日のせかいまで解説するヨーソロー。

 

 

▼Mr.シップのマンガ「イギリス」

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※クリックすると続きが読めるヨーソロー

投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:18:14 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク


2019年09月13日 (金)

ラグビー発祥の地は???

アジアで初めて開かれるラグビーワールドカップ日本大会が

20日(金)に迫ってきました!

 

ということで、

初戦が行われる東京スタジアムがある、

東京・調布駅前に行ってみたところ…

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こんな横断幕が!そして

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迫力あるボードが!!

これにはシップもビックリ!!!

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ところでみなさん、

ラグビー発祥の地はどこでしょう???

今週の「せかいま」を見る大きなヒントですよ!!!!

「せかいま」のホームページ

( https://www4.nhk.or.jp/sekaima/ )

 

投稿者:永井伸一 | 投稿時間:17:55 | カテゴリ:永井伸一の目指せ100点満点! | 固定リンク


2019年09月12日 (木)

ウラン濃縮据え置き 核合意イランの本音は

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2019年9月8日の出演者のみなさんです。

左から、永井伸一キャスター、坂下千里子さん、Mr.シップ、ゲストの鈴木ちなみさん、国際部の薮英季デスクです。

 

ふさふさもふもふのペルシャネコが大好きなMr.シップ。

伸さんとネコカフェへ。

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ペルシャといえば、あの国。

イランです。

核開発を巡ってアメリカと激しく対立してきました。

ところが、イランのロウハニ大統領が「国益にかなうなら、トランプ大統領と会うこともためらわない」。

一体、どういうこと?

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イランのいまを国際部中東担当・藪英季デスクが解説しました。

イランは今週、核開発について重大な発表をしました。

それがこちら。

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「ウランの濃縮度」についてです。

ウランの使い方は、その濃縮度が「どの程度、高いか」でわかれてくるんです。

まずは現在の濃縮度。

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3から5%です。

このレベルは原発用の燃料、つまり平和的な利用の範囲です。

ところが…

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これが90%以上になると核兵器の原料になってしまいます。

この間でポイントになるのが、20%なんです。

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というのも、濃縮度を20%に高めるには、かなり時間がかかるのですが、20%からは短時間であげられるんです。

つまり20%にあげるということは、それだけ核兵器開発に近づくということなんです。

イランは牽制を強めていたので、私も警戒していましたが、今回は、まったく引き上げなかったんです。

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そもそもなぜイランは、濃縮度を引き上げようとしていたのでしょうか。

 

イランは4年前、アメリカとヨーロッパなどの国と、このウラン濃縮度を低い数値のまま引き上げないと約束したんです。

それが、イランの「核合意」です。

こちらのセットで詳しく説明します。

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イランにちなんで、じゅうたんのセットです。

核合意を結んだイランとアメリカ、ヨーロッパなどが仲よく集まっていますね。

イランにはかつて、核兵器開発の疑惑が持ち上がっていました。

そこでアメリカやヨーロッパがこれをやめさせようとイランと何年も交渉し、核合意を結んだんです。

 

その内容が、イランが核開発を大幅に制限する代わりに、各国が経済制裁を解除するというものです。

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この合意は、外交交渉で核開発を防いだと評価されてきました。

しかし、アメリカは去年、世界の反対を押し切るかたちで、一方的に離脱しました。

これを決断したのが、トランプ大統領です。

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そして、イランへの経済制裁を再発動、強化させたことでイラン経済はどんどん悪くなっていきました。

イランにしてみれば、経済にプラスになるから受け入れたのに、約束が違うではないかとなったわけです。このため、ならば自分たちも核合意には従わないと対抗措置を打ち出しているのです。

 

イランの情勢は決してひと事ではありません。

というのも、その行方は世界に大きな影響を与えるからなんです。

 

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イラン周辺地域の安定っていうのは世界や日本にとって、とっても重要なんだヨーソロー

 

長いあいだアメリカと対立してきた世界有数の「反米国家」イランは、周りの国にいる武装勢力に、武器やお金を渡して、中東での影響力を強めています。

それに対抗してアメリカは、親米の国々に部隊を駐留させたり武器を売ったりしています。

そのため、中東は、イランを中心とした反米勢力と、親米の国々がにらみ合う場所になっているんです。

しかも、イランの隣にあるホルムズ海峡は、中東からの原油を運ぶ世界中のタンカーがひっきりなしに通っていて、もしも戦争が起きたら、世界経済は大混乱してしまうんです。

日本の原油も、8割以上がホルムズ海峡を通って運ばれているため、影響はすごく大きいんです。

 

イランとアメリカ、緊張関係が続いていますが、今回、イランはなぜ濃縮度を引き上げなかったのでしょうか。

実はこれ、核合意に参加しているもうひとつの当事国、ヨーロッパの国々へのメッセージなんです。

それはずばり、経済支援です。

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ヨーロッパはイランを何とか支えようとしています。

「核合意」は大切だから、維持したいと考えているんです。

そして今月、フランスはおよそ1兆6000億円規模の経済支援を申し出ました。

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この話し合いは、まだまとまっていませんが、イランにしてみればこの提案をご破算にしたくない。

なので、過激な行動を抑えた、つまり濃縮度を引き上げなかったと考えられます。

 

しかし、ここで問題になるのが、アメリカです。

フランスがイランにお金を送ろうにも、アメリカの制裁が邪魔になって送ることが出来ないんです。

実は国際的にお金をやりとりするシステムは、アメリカが握っているんですね。

なので支援を出来るかどうかは、アメリカがこれを認めるかにかかっているんです。

 

こうしたなか、イラン国民からはアメリカとの対話を望む声も増えてきています。

イラン特産のペルシャじゅうたんは、欧米で人気で、生産量の8割は海外向けとされています。

しかし、この1年、輸出が大きく落ち込んでいます。

制裁の影響で海外の顧客から代金の支払いを受けられず、販売が制限されてしまっているのです。

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「海外のお客さんが、代金をイランに送ることができないんだ」。

イランの銀行では、アメリカが去年11月に発動した金融制裁で、外国とのお金のやりとりが困難になっています。

それが輸出産業に大きな打撃を与えています。

さらにイランの通貨の価値も下がり、モノの値段が上がって市民生活に深刻な影響が出ています。

「制裁はすべてを変えてしまった。世界は進歩しているのにイランだけが取り残されている」。

制裁の影響が広がるなか、市民の間ではアメリカとの対話を求める声も出始めています。

イランの人々も多く使うSNSには「対話以外に道はない」といった書き込みも目立つようになっています。

眼鏡店で働くアリ・テヘラニさんもそのひとりです。

制裁の影響で務めていた貿易会社が倒産。

なんとか再就職しましたが、収入は5分の1になり日々の生活も苦しいといいます。

「いまの状況は経済問題ではなく政治問題だ。対話によって互いが歩み寄れば、制裁も解除される。両政府が問題を解決することを願っている」。

 

 

イランの人たちが望む声が多い、アメリカとイランの対話は実現しそうなのか。

実は、トランプ大統領は、ロウハニ大統領との会談に前向きな姿勢を示しています。

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今月下旬に、ニューヨークで開かれる国連総会にあわせてその可能性を探っているともされています。

これに対してロウハニ大統領も可能性を否定していません。

 

しかしここでも問題があります。

実はイランでアメリカとの交渉の最終的な決定権を握っているのはロウハニ大統領ではないんです。

最高指導者ハメネイ師なんです。

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アメリカに大変厳しい人で、欧米を嫌っている国内の強硬派から、熱烈な支持を受けています。

そのハメネイ師は対話に反対しているんです。

 

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イラン、そしてアメリカは「スタートラインに立つのか」。

ハメネイ師が対話を受け入れるとすれば、それはアメリカ側から何らかの歩み寄りがあった時です。

そして今週のイランの判断には、核開発は引き続きおさえるので経済制裁を和らげて欲しいというメッセージが込められています。

そのメッセージをアメリカが読み解き、圧力一辺倒の政策を変化させるのか。

国連総会まで残された時間でスタートラインに立てるのか注目していきます。

 

 

 

【この日の時間割】

1.ウラン濃縮据え置き 核合意イランの本音は

2.めざせ月の南極! インド月面着陸の狙い

3.中国の野菜レストラン 人気のヒミツ

 

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ

2019年9月15日のゲストは、パックンです。

投稿者:永井伸一 | 投稿時間:14:59 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク


2019年09月07日 (土)

週刊Mr.シップ 第百七十七回 「アメリカとイラン」

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アメリカは、他の国からイランへの送金をできなくしたり、イランの人の資産を凍結したりしてるんだヨーソロー。

投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:17:59 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク


2019年09月06日 (金)

ペルシャといえば!

Mr.シップと今週はここに行ってきました!

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都内にある「猫カフェ」です。

 

たくさんの猫がいて、ワタクシ達が持参した機材にも

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興味津々。

 

ちなみにMr.シップが好きな猫はコチラだそうで…

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ペルシャ猫!

 

おっ、ペルシャといえば

あの国ですねえ…

今週の“せかいま”もお楽しみに!

「せかいま」のホームページ

( https://www4.nhk.or.jp/sekaima/ )

投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:16:31 | カテゴリ:永井伸一の目指せ100点満点! | 固定リンク


2019年09月05日 (木)

長老が大集合 中国ナゾの秘密会議?

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2019年9月1日の出演者のみなさんです。

左から、永井伸一キャスター、坂下千里子さん、Mr.シップ、ゲストのフローラン・ダバディさん、国際部の為井貴規デスクです。

 

香港で激化する抗議活動。

そして終わりの見えない中国とアメリカとの貿易戦争。

そんな中、中国のある場所で、長老たちの秘密会議が開かれました。

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秘密会議とはどういったものなのか。

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国際部・中国担当の為井貴規デスクが、中国を象徴する龍の模型を使って解説しました。

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秘密会議は非公式の会議ですが、毎年夏に開かれていて、場所だけは分かっています。

それが北京に近い「北戴河」という海辺の町です。

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高級な別荘も立ち並ぶ避暑地で、中国共産党の指導者たちや、かつてそうした立場だった党の長老たちが集まり、毎年会議を開いています。

ことしは8月上旬から中旬に開かれたとみられています。

かつてはこの秘密会議で、最高指導部の人事や政府の重要方針が決まるとも言われていました。

ただ、いまの中国では、習近平国家主席に権力を一極集中させているので、習主席の決めた方針が覆されるとは考えづらいんですが、それでも長老たちと方針を共有する重要な場になっているとみられます。

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ただ、いまの中国は難題を抱えているため、議論が粉砕する可能性も指摘されていました。

 

その難題というのが、香港とアメリカ。

主にこの2つについて話し合われたとみられています。

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香港支局の若槻真知支局長に香港の様子を聞きました。

きょうは、SNS上で日本時間の午後2時から国際空港に向かう道を塞ごうという呼びかけがされていて、1000人以上の若者たちが空港の外に集まり、周辺の道路を一部占拠するなどしました。

空港内に入るには厳しいチェックが行われていて、建物の中にデモ隊が入らないよう警察が警戒にあたっています。

また、きのうは、もともと予定されていたデモ行進を警察が認めず主催者が中止にしましたが、多くの人が街に出て抗議の声を上げました。

路上に火をつけたり、地下鉄の駅を壊したり、と一部が過激化して各地で警察と衝突し、混乱はきょう未明まで続きました。

香港政府は市民の要求を受け入れる気配はなく、混乱収束に向けた道筋はまだ見えません。

 

 

香港について秘密会議でどう話し合われたのか、もちろん内容は発表されていませんし、正確なところはわかりません。

ただ香港の抗議活動は、中国の体制にも影響を与えかねないという強い危機感が共有されたという見方があります。

これに合わせるように、実は中国政府の出方が会議の前後で強硬さを増しているんです。

軍の指揮下にある武装警察が香港の近くに派遣されました。

香港から10キロほどしか離れていない競技場に大量の装甲車などが駐車し、武装警察の部隊が集結し、デモ隊を制圧する大規模な訓練だという映像も公開されました。

これは抗議活動に対するいわば「脅し」です。

 

香港のデモ隊は当初、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案の撤回を要求していました。

いまは、デモ隊への警察の対応を調べる独立調査委員会の設置や香港政府トップの辞任、更に誰でも立候補できる選挙の実施なども要求しています。

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これは、中国政府にとっては、受け入れがたい要求です。

しかし、武力による介入を選択するかといえば、30年前に中国で学生たちが民主化を求めた天安門事件では、軍が戦車などを使って鎮圧し世界から強い批判をあびました。

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そのため、できるかぎり武力介入を避けたいのは間違いありません。

 

この週末を前に、香港警察は抗議活動の主要な関係者を相次いで逮捕したり、抗議集会を禁止したりしました。

今後、さらに締め付けをさらに強めていく可能性があります。

デモ隊と香港政府や警察との対立は、より激しさを増しています。

 

 

今後、デモがどうなるのか、再び香港の若槻支局長に聞きました。

混乱は長期化しそうです。

一連の抗議活動が始まってもうすぐ3か月になりますが、市民の反発は一向におさまる気配がありません。

経済や市民生活にも影響は出ていますが、それ以上に抗議活動を行う人たちへの支持が大きいからです。

あすからは新学期が始まりますが、中高生や大学生の間では授業のボイコットが呼びかけられるなど、市民の支持を背景に抗議活動が続いています。

ただ、さきほど為井さんからもあったように香港政府もここに来て、より強硬になってきているんです。

8月30日には、民主派の活動家や議員らが警察に相次いで逮捕されました。

また、最近になって、香港ではある条例の適用が取りざたされています。

この条例は香港政府のトップが「緊急事態」だと判断すれば、SNSでのやりとりや集会などを幅広く制限できるというものです。

これは事実上の「戒厳令」だと指摘されていて適用すれば強い批判が予想されますが行政長官は

「暴力的な混乱を止めるために、あらゆる法律を検討する」とも発言しています。

 

この先、混乱がさらに広がれば締めつけは強まる、という構図で、何としても要求をのませようという市民と香港政府との「がまん比べ」が続きそうです。

 

 

この先どうなるのか、それを見ていくための鍵があります。

それが、龍の持っているこの箱の中にあります。

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10月1日に、中国では建国記念日を控えているんです。

 

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中国の建国記念日についてオレが説明しヨーソロー

 

共産党は権威と団結を重んじるので、これを大々的にアピールする10月1日のハレの日に、泥を塗られるようなことは許せません。

あと1か月どんな手を打ってくるのか。

武力を使った介入はあるのか。目が離せない状況が続くことになります。

 

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秘密会議ではアメリカもテーマになったと見られます。

実はアメリカと中国はきょう(9月1日)日本時間の午後1時1分に互いの輸入品に対し、関税の上乗せを実施したんです。

その関税の上乗せをアメリカが発表したのが先月1日でした。

ちょうど秘密会議が始まるかという、タイミングだったんです。     

会議の内容はわかっていないんですが、先月23日、中国は、対抗措置として関税の上乗せを発表したんです。

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習主席は、これまでも貿易摩擦において、アメリカの一方的な要求には屈しないという強い姿勢をとり続けてきました。

会議の後も、強い対応が続いているのをみると、今回、党内で団結しアメリカに対抗していくことが改めて確認されたのだと思います。

 

ただ、中国では貿易戦争の深刻な影響も出始めています。

中国東部、浙江省にある雑貨市場です。

「雑貨の都」とも呼ばれるこちらの市場でも、長引く貿易摩擦の影響が出ています。

実に7万軒を超える卸売業者が180万種類の商品を扱っていて世界中からバイヤーが訪れますが、アメリカからのバイヤーの姿はめっきり減ったといいます。

LEDを使った多くの看板を扱っているお店では、輸出の4割を占めていたアメリカ向けの売り上げが半分になってしまいました。

クリスマスに関連する商品を扱っているお店では、アメリカとは別の国に目をつけています。

経済発展が進み、クリスマス商戦が拡大しているというインドです。

アメリカからの注文が少ないなか、商売のチャンスを逃さないよう、スマホの翻訳アプリをフル活用しています。

「うちはインドからの注文が多いから、まだマシですがみんな影響があるでしょう」。

貿易戦争で、大きな変化を迫られている企業もあります。

従業員1000人の靴メーカーの社長は、ベトナムとミャンマーに作った工場にアメリカ向けの生産を移していくことにしています。

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およそ10億円の売り上げのうち2割をアメリカが占めていることから、中国国外で生産することで関税の影響を避けようと考えたのです。

また、これを機に新たな市場の開拓も検討しています。

アジアやアフリカなどへの市場拡大について、業界団体の代表のアドバイスを受けました。

「アメリカ向けには国内では、生産ができない状況です。中小企業にとって影響は非常に大きいです」。

 

 

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キーワードは「未来を決める1か月」。

10月1日の建国70年まで、きょうでちょうど1か月。

米中の貿易摩擦と香港の抗議活動の2つの難題に対して、中国は強気の一方、効果的に「打てる手」がないのが実情です。

今後、事態が鎮静化に向かうのか、それともエスカレートしてしまうのか。

特に、香港で対立がさらに激化した場合に、中国政府が武力による介入まで選択するのか。

まさに、中国の「未来を決める1か月」となるかもしれません。

 

 

 

【この日の時間割】

1.避暑地に長老が大集合 中国ナゾの秘密会議?

2.拡大の責任は大統領? アマゾン森林火災

 

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:永井伸一 坂下千里子 Mr.シップ

2019年9月8日のゲストは初登場!鈴木ちなみさんです。

投稿者:永井伸一 | 投稿時間:15:13 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク


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