2018年4月20日

2018年04月20日 (金)

1日も早く平和だった頃に

4月22日(日)の「せかいま」は、シリアを取り上げます。

アメリカ、イギリス、フランスは、アサド政権が化学兵器を使ったと断定してシリアへの攻撃に踏み切りました。一方で、シリアとその後ろ盾のロシアは化学兵器の使用を否定しています。主張が真っ向から対立する中、国連による調査もうまく進んでいません。

ニュース映像で、化学兵器が使われたとされるシリアの東グータ地区の子どもたちの様子を目にした方も多いと思います。「米英仏」と「シリア露」のどちらの主張が本当に正しいのかは分かりませんが、そこに苦しむ子どもたちがいる事は確かです。

 

放送を前に、私は東京でシリア料理を提供するレストランを経営する男性にお会いする機会を得ました。

20180420_yoshi_001.jpg 

アルクード イブラヒムさん、46歳です。

今からおよそ20年前に来日し、日本人と結婚、今も日本で暮らしています。

アルクードさんは、首都ダマスカスから車で南へ1時間ほどの町の出身です。そこはトマトやナスなど多くの野菜や、すいかなどの果物が取れるのどかな町で、アルクードさんは今もその味が忘れられないといいます。シリアでは、結婚して家庭を持っても、きょうだいが皆、生まれ育った実家近くで暮らすのが一般的だそうです。7人きょうだいのアルクードさんも、帰国するたびに自分の甥っ子や姪っ子に会うことを楽しみにしていましたが、2011年の内戦勃発を機に、きょうだいはみんな、海外の別々の国に避難しました。日本で祖国の内戦がニュースで取り上げられても、アルクードさんはそうした映像は一切見ないようにしています。「祖国の人々が傷つく様子を見るのはあまりにも辛くて悲しいから」だそうです。最後に帰国したのは2008年。いつかまた「前のような平和なシリアに戻って欲しい」と、一言一言、しぼりだすように話していました。

 

日本にいる私たちは、「シリア」と聞くと、内戦で傷ついた国をすぐに想像しがちです。

しかし、アルクードさんが語ってくれたのは、美しい風景が広がり、そこで幸せに家族が暮らす故郷の姿でした。アルクードさんの話を聞いて、泥沼の内戦が続く祖国を思うシリアの人たちの気持ちを、少しだけ知ることができたような気がします。

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2018年4月22日のゲストは、パックンです。

投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:21:22 | カテゴリ:芳川隆一のよしよし!やったるぜ! | 固定リンク


カテゴリー

新着記事

ブログ内検索

カレンダー

2018年04月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

バックナンバー


RSS

page top