2017年9月 7日

2017年09月07日 (木)

2.イギリス王室

 

*****1時間目「北朝鮮核実験」解説はこちら*****  ※クリックすると記事が読めます。

 

2時間目は、ハリー王子の婚約が噂される「イギリス王室」について、税所支局長が解説しました。

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時代の変化に合わせて国民との距離を変えてきたイギリス王室。

エリザベス女王の長男チャールズ皇太子と、ダイアナ元妃との間に生まれたのが長男ウィリアム王子と次男ハリー王子です。

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長男のウィリアム王子は2015年にNHKを訪れ、どーもくんと対面。まわりに気を遣う優しい印象でした。

一方の次男は、裸の写真がメディアに流れるなどヤンチャな王子として有名です。

そのヤンチャなハリー王子の婚約のお相手が、アフリカ系ルーツも持っているアメリカの女優で、離婚歴もあるメーガン・マークルさん。

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王室公認の交際とされていますが、今は世論の反応を見極めているようです。

 

イギリス王室は自分たちのことを“THE FIRM”(会社)と呼んでいて、王室を存続させるために、イメージ戦略にとても力を入れています。

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そのため、王室は世論だけではなく、マークルさんが制約の多い王室の暮らしに馴染めるのかどうか、慎重に判断していくのだと思います。

 

王室が慎重になったきっかけは、20年前。

ダイアナ元妃とチャールズ皇太子の離婚や、ダイアナ元妃の事故死への王室の対応が、世論の猛反発を招きました。

夫の愛人問題に苦しみ離婚し、その後事故死したダイアナ元妃にイギリス国民は同情し、エリザベス女王は「冷たい」と批判しました。

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女王の「冷静な対応」が国民から非難を浴びたわけですが、王室には

「ジェントルマンシップ」=「どんなときにも冷静に、気品と礼節を保つことが美徳」

という考え方があるんです。

その考え方を象徴するのがエリザベス女王で、対照的だったのがダイアナ元妃でした。

 

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[イギリスの「伝統」や「格式」にとらわれなかったことも、ダイアナ元妃の魅力の1つだったんだヨーソロー。]

 

ダイアナ元妃も貴族の生まれですが、両親が離婚し寂しい思いをしたことから、弱者に寄り添う慈善活動を続けました。亡くなる直前まで力を注いだのが“対人地雷禁止運動”です。

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15歳と12歳で母を亡くしたウィリアム王子とハリー王子ですが、そんな母の思いを引き継ぎ、今では慈善活動に力を入れています。

今年4月には、ロンドンマラソンで、心の病に対する理解を呼びかけるキャンペーンを展開、また、ハリー王子は母と同じ“対人地雷禁止運動”に取り組むと宣言しました。

さらに、母の死去から20年たってようやく胸の内を詳細に語り、心のバランスを崩してカウンセリングも受けたと告白しました。

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かつての王室では、こうした弱さを見せることは考えられなかったが、ダイアナ元妃の死をきっかけに王室が変化した結果だと思います。

伝統を重んじるエリザベス女王も、時代の変化に応じて、女王なりのやり方で変わろうと努めてきました。ファストフード店に出かけたりTwitterで情報を発信したり、ロンドンオリンピックの開会式VTRで演技を披露したりしました。

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今では68%の国民が“王室は大事”と答えています。

91歳となったエリザベス女王にかわって、息子のチャールズ皇太子がより多くの公務を担うなど世代交代が進んでいます。2人の王子たちが父を支えながら新しい風を吹き込んでいけるのか注目です。

 

 

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この日の黒板アートは、バッキンガム宮殿でした(^-^)

 

 

 

※リハーサル時の写真も掲載しています。

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2017年9月10日のゲストは、藤本隆宏さんです。

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:20:56 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク


2017年09月07日 (木)

1.北朝鮮6回目の核実験

 

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2017年9月3日の出演者のみなさんです。

左から、芳川隆一キャスター、坂下千里子さん、Mr.シップ、ゲストの福田萌さん、ロンドン支局税所玲子支局長、国際部高野洋デスクです。

 

1時間目は“北朝鮮6回目の核実験”について、高野デスクが解説しました。

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8月14日に「アメリカを見守る」と発言したキム委員長。

しかし、北朝鮮は、米韓合同軍事演習中に短距離弾道ミサイルを3発発射しました。

さらにその3日後、太平洋に向けて、新型の中距離弾道ミサイルを発射しました。

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そして、番組放送当日、6回目の核実験を行いました。

 

北朝鮮が強気である背景には、2つのポイントがあります。

1.“アメリカの軍事攻撃はない”その理由は…

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1990年代に1度、アメリカが北朝鮮の核施設を空爆しようと考えましたが、ソウルなどへの報復攻撃の被害を考え断念しています。そして今では、そのリスクは当時と比べ物にならないくらい大きくなってしまいました。

また、アメリカが緊張時に在韓米国人を退避させなかったことも、“軍事攻撃はない”と考える要因になっていると思われます。

 

2. “経済制裁は効かない” その理由は…

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中国やロシアが足並みを揃えるとは考えられない。

また、北朝鮮はそもそも孤立していません。国交がない国は約30か国、国交がある国は162か国。

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日米韓が必死になって包囲網をつくっているつもりでも、実は抜け穴だらけなんです。

 

 

先日、日本の上空を通過した弾道ミサイルですが、今までにはなかった要素が3つありました。

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1.弾頭の再突入技術確立へ

2.ミサイルの制御技術の向上

3.初めて首都ピョンヤンを発射場所に

 

また、核の開発についても、ICBMに搭載できる核爆弾の開発と実験を繰り返しているようです。

北朝鮮建国70年の節目となる来年中にも、ICBMの実戦配備ができるようになるのではと予測されています。

 

 

*****2時間目「イギリス王室」解説はこちら***** ※クリックすると記事が読めます。

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:20:48 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク


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