井上裕貴の100%ゆうき

2017年04月02日 (日)

世界のいま

 

無事に、最後の授業を終えました。

番組が始まって、99回目の放送です。

数えてみたら、これまで70以上の国や地域について学んできました。

開始当初はここまでくるとは想像もつきませんでしたけど、

地球全体でいうと、まだまだ3割ちょっと。世界は本当に広いですね!

 

この2年間は、みなさんご存知の大激動の連続でした。

先が見えない不透明な出来事がいくつもあり、

番組を見て少しでも“これでわかった!”と言って頂けるよう、日々模索し格闘してきました。

 

放送を終えて改めて浮かんでくるのは、そのニュースの中で生きる人たちの顔です。

アフリカでは、豊かさを享受し始めた若者たちや家族の期待を聞きました。

アメリカでは、今もなお人種差別が残る黒人の女子高校生の苦しみを聞きました。

フランスの同時テロ事件では、息子を亡くした父親からその深い悲しみを聞きました。

そしてシリアの内戦では、病院に残って看病を続ける医者の絶望と、一縷の希望を聞きました。

挙げれば切りがありませんが、まさにそのひとりひとりが“世界のいま”です。

その国、そのニュースを体現した人たちとの出会いは、僕にとってかけがえのない財産であり、

いつか彼ら彼女らと再び会って、それぞれのいまについて語らうのが、僕のささやかな夢です。

 

さあ、お別れのチャイムが近づいてきました…。

 

2年間、本当にありがとうございました。

新年度からは、土日祝の「ニュース7」でお目にかかります。

きょうの日本と、引き続き、世界各地のニュースをお伝えしていきます。

 

キーンコーンカーンコーン♪

 

そして最後になりますが、来週は記念すべき100回目の放送。

装いを新たに始まる「これでわかった!世界のいま」を、今後ともどうぞよろしくお願いします!!

 

 

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投稿者:井上裕貴 | 投稿時間:18:45 | 固定リンク


2017年04月01日 (土)

サラっと

 

「幸せです」。

「ぼつぼつ、幸せかな」。

「幸せだね~」。

 

屈託のない答えが次々と返ってきた午後の昼下がり。

先日、渋谷で行った街頭インタビューのみなさんからの反応です。

今週の番組で、世界の国や地域の幸せ度を測った「幸福度ランキング」を取り上げるのにあわせてロケをしたんですが、“あなたは幸せですか?”という問いに対し、老若男女、幸せですとサラっと言ってのける人たちばかりでした。しかも共通していたのが、何気ない日常にこそ幸せを感じているということ。

家族でご飯を食べてるとき。孫といるとき。友人と話しているとき。寝るとき。笑っているとき…。

結局、大切なのはちょっとしたことなんでしょうね。

 

僕にとって、そんな何気ない日常とは「せかいま」をおいてほかにありませんでした。

番組の立ち上げから関わり、足掛け2年。

毎週のように、もっとこうすればよかったと放送を反省し、

毎日のように、視聴者のみなさんからの励ましや苦言を聞いては一喜一憂する日々でした。

めまぐるしく国際ニュースが動く中で、いつも生活の中心にこの番組がありました。

 

でも、数日を残して改めて心をよぎるのは、案外、ちょっとしたことばかりです。

誰が“メカ”を動かすかでいつもチーム内で揉めたよなぁ。

千里子さん、本当に中国ばっかり叫んでたなぁ。

そういえば、シップの腕毛についても、大の大人たちがあれこれドまじめに議論したよなぁ…。

 

特に、複雑な世界情勢についてチームみんなで夜な夜な議論した時間は、まさに学校であり、

番組の“熱”そのものでした。今まで見たことない授業を作り出そうと、時間が許す限りお互いと向き合った、学園祭前夜にも似たその熱い空気が、放送を通して少しでも皆さんに伝わっていたら学級委員長としてこれ以上の喜びはありません。この先も、僕の自慢のチームは、みなさんがびっくりするような“ちょっとした”仕掛けを準備して、新たな発見とワクワクを届けてくれると確信しています。

 

さてと……。

 

大好きな「せかいま」を締めくくる言葉はまだ見つからないけど、

取り急ぎ、街の人たちのように、このことだけはサラッと言わせてください。

 

2年間、最高に幸せでした!!!

 

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これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:10~ 生放送

出演:井上裕貴 坂下千里子 Mr.シップ

2017年4月2日のゲストは、篠井英介さんです。

 

投稿者:井上裕貴 | 投稿時間:15:51 | 固定リンク


2017年03月26日 (日)

誇り高きバリケード

ときは、フランス革命後の19世紀。

パリの広場に、王政に怒りを募らせた学生や市民がバリケードを作って立てこもり、政府軍と抗戦していました。ミュージカル「レ・ミゼラブル」の後半の山場です。

結果は、圧倒的な力によって大半が命を落とすというものでしたが、

このシーンが放つ気迫とエネルギーといったら。民衆はこれでもかと果敢に立ち向かい、

3色旗を高々と掲げて、自由と平等な社会を渇望した‟民衆の歌”を合唱します。

現代のフランス人にも脈々と継がれる‟俺たちが自由を守ってきた”という強烈な自負は、このミュージカルを通して何となく分かった気がしたものです。フランスへの、ある種の羨望のような感情も残して...

 

そして、ときは2017年。

民衆のエネルギーは、今度はどこに向かうのか?

来月行われる、フランスの大統領選挙です。

 

問われているのは「寛容さ」と「EU」がどうなるのか。

イギリスのEU離脱、そしてアメリカのトランプ大統領の誕生で、

反移民難民、そして反EUの声がフランスでもかつてなく高まっています。

今のところ世論調査でトップを走っているのは、

「移民難民NO、反EU」を声高に叫ぶ極右政党のボスと、

「移民難民YES、親EU」の若手エリートと、民衆の支持は真っ向から割れています。

 

そういえば‟民衆の歌”にはこんな歌詞があったっけ。

 

‟誇り高きフランスの民衆よ

僕らの運動に加わるがいい

強い心で共に立とうじゃないか

バリケードの向こうには

君たちの望む世界が広がっている”

 

内向きで不寛容の波が世界に押し寄せる中、

フランスの民衆は、それを食い止める現代のバリケードとなるのでしょうか。

革命を成し遂げた誇り高きフランスが、今後も私たちの‟羨望のまと”であり続けてほしいと願っています。

 

 

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これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:10~ 生放送

出演:井上裕貴 坂下千里子 Mr.シップ

2017年3月26日のゲストは、藤本隆宏さんです。

 

 

投稿者:井上裕貴 | 投稿時間:13:28 | 固定リンク


2017年03月18日 (土)

それぞれの6年

「ありがとう!」「謝謝!」

 

先週の番組で取り上げた、台湾の義援金のリポート。

東日本大震災で、台湾が200億円という多額の支援をしてくれた理由に迫りました。

ギスギスした国際ニュースが多い中、感謝を言い合える関係のありがたみそのものを感じました。

一方で、視聴者の方から“初めて知った”いう反応が意外と多く寄せられ、

「もう6年…。まだ6年…」がせめぎ合う歳月の移ろいについて考えずにはいられませんでした。

 

忘れがちですが、2011年は震災だけでなく、

今も続くさまざまな問題の“起点”となった年でもあります。

 

まず、中東の民主化運動「アラブの春」。

各地に広がり、チュニジア、エジプト、リビアでは政権が交代しました。

無政府状態のリビアでは、混乱に乗じてテロリストが勢力を広げ、今も不安定要因となっています。

東日本大震災が起きた4日後にはシリアにも波及し、反政府デモが拡大しました。

その後の戦闘、破壊、殺戮は、みなさんご存知のとおりです。

 

そして、もうひとつ。

 

こうした激動の最中に産声を上げた、南スーダンです。

先日、PKO活動で派遣されていた陸上自衛隊の施設部隊の撤収が報道されましたよね。

南スーダンは、長い内戦の末に、2011年7月にスーダンから分離独立した世界で最も新しい国。

世界中が資源国としての将来の可能性に期待を寄せていましたが、ここも、

その思いに相反して、現状は政府軍と反政府勢力の武力衝突が相次ぐ、混乱の渦中にあります。

 

「もう6年…。まだ6年…」。

さまざまな出来事が去来する中で、

今週は日本であまり知られていない南スーダンに目を向けます。

立ち止まってその歴史や現状を見てみると、いまこそ知るべき苦難の歳月がありました。

どうぞご覧ください!

 

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これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:10~ 生放送

出演:井上裕貴 坂下千里子 Mr.シップ

2017年3月19日のゲストは、Snow Manの阿部亮平さんです。

 

投稿者:井上裕貴 | 投稿時間:18:40 | 固定リンク


2017年03月11日 (土)

冬の不協和音

思えば、冬のソナタがヒットしたのは一昔前のこと。

綺麗な音色を奏でるがごとく、純粋で展開に満ちた韓流ドラマに、多くの人たちが熱中しました。

 

でも、今の韓国はというと…。

聞こえてくるのは、冬のソナタどころか不協和音ばかりです。

 

パク・クネ大統領がついに罷免され、失職しました。

国政の混乱を招いた大統領に、裁判官たちが全員一致でノーを言い渡したのです。

関心は、5月上旬にも実施される大統領選挙に向いています。

有力視されているのが、最大野党「共に民主党」の、ムン・ジェイン氏。

人権派弁護士出身で、クリーンさを売りにしています。今のところ支持率はぶっちぎりです。

 

実はこの方、日本に対しては厳しい姿勢で、慰安婦合意についても否定的です。

しかも、パク政権で関係が悪化した北朝鮮に、うんと歩み寄る可能性もあるとか。

そうなると、日米韓の連携や、東アジアの力関係にも影響が出てきそうですよね…。

 

この先、まだしばらくは不協和音ばかり聞こえてきそうな韓国は、どこに漂流していくのか。

“韓流”の行方が注目されます。

 

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これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:10~ 生放送

出演:井上裕貴 坂下千里子 Mr.シップ

2017年3月12日のゲストは、初登場!浅田舞さんです。

投稿者:井上裕貴 | 投稿時間:18:51 | 固定リンク


2017年03月04日 (土)

壇上のすまし顔

 

「あかりをつけましょ ぼんぼりに~♪」

 

先日、百貨店を歩いていたら、桃の節句、ひな祭りの歌が聞こえてきました。

売り場には、上へ上へと重なる豪華なひな壇がいくつも展示され、家族連れでいっぱいです。

最近は人形の表情もいろいろあるんですね。

思いっきり歯を出して笑っていたり、どこかコミカルで癒し系だったり、表情が豊かで新鮮でした。

ひな人形といえば、子供のころはあのすまし顔が何か不気味に感じたのを覚えています。

 

何気なく目に留まったひな壇ですが、見るうちに、職業病なのか、ある光景が浮かんできました…。

 

壇は壇でも、ここは13億人からなる国で、毎年この時期に作られる超巨大なひな壇。

中国の全人代、全国人民代表大会では、

各地から3000人の代表が集まって、向こう1年間の重要政策を決めます。

 

壇上に整然と並ぶ幹部たちの姿はいつも独特の重圧と威圧を放ちますが、

最近の中国というと、トランプ大統領のニュースなどに隠れてか、どこか静かな印象です。

でも、実は来る“その時”に備えて、あえて今は波風立てないように気をつけているそうなんです。

中国は何を気にしているのか、今週の番組で解説します。

 

「~きょうは私もはれ姿

春のやよいの このよき日

なによりうれしい ひな祭り~♪」。

 

まもなく開幕する全人代。

真っ赤なひな壇に君臨する、はれ姿の“お内裏様”は、どんな表情を見せるのでしょうか。

“すまし顔”なのでしょうかねぇ。

 

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これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:10~ 生放送

出演:井上裕貴 坂下千里子 Mr.シップ

2017年3月5日のゲストは、春香クリスティーンさんです。

 

投稿者:井上裕貴 | 投稿時間:22:52 | 固定リンク


2017年02月25日 (土)

誰の為

 

人をふと立ち止まらせる作品を多く残してきた、書家で詩人の相田みつをさん。

シンプルな言葉の中に、パッと見以上の深みが潜んでいます。例えばこちら。

 

「人の為と書いて いつわり(偽)と読むんだねぇ」。

 

人の為にやっていると思っていても、本当は自分の利益ばかり考えていることへの皮肉ですね。

漢字1つとってもいろんな見方があるものだなと考えさせられますが、

この“偽”、最近何かとニュースで登場することが増えてきています。

 

事実でないことを発信する、いわゆる“フェイクニュース”です。

 

インターネットやSNSが広まり、言ってみれば世の中は情報のバブル状態にあるわけですが、

それと同時に、真実かどうか分からない情報も無尽蔵に現れ、日々拡散しています。

聞けば、フェイクニュースを流すことで人を貶めたり、評判をあげたり、中にはこっそりお金を儲けたりする人もいるそうです。厄介なのはそれが独り歩きしてコントロールが効かなくなり、社会全体にも影響を及ぼしかねないということです。特に、為政者が自分の利益のために利用しだしたら…。

 

シンプルな言葉の中に、パッと見以上の危うさが潜んでいる“フェイクニュース”。

ふと立ち止まって、冷静に真実を見極めることができるのでしょうか。ご用心あれ…。

 

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これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:10~ 生放送

出演:井上裕貴 坂下千里子 Mr.シップ

2017年2月26日のゲストは、サヘル・ローズさんです。

 

 

投稿者:井上裕貴 | 投稿時間:17:41 | 固定リンク


2017年02月19日 (日)

あなたの位置は?

「何人ですか?」

 

「250人だ!早く助けてくれ!」

 

「あなたの位置は?」

 

「早く!早く助けてくれ!」

 

「あなたの位置は?聞こえますか?あなたの位置は?」

 

「・・・・・・(応答なし)」。

 

これは、今にも沈みそうな難民船から助けを求める男性と、通報を受けた救助隊の無線係が実際に交わしたやりとり。日本でも公開中のドキュメンタリー映画「海は燃えている」の冒頭シーンの一部です。ところが、毎日のようにアフリカや中東から命をかけて地中海を渡る難民たちに対して、すぐ近くで暮らすイタリアの小さな島の住民たちは、その過酷な現実を直接目にすることはありません。救助された難民たちは、隔離されて、すぐに施設に送られていくからです。映画では、交わることのない2つの世界を対照的に描いています。

 

いわば“難民最前線の島”でもすれ違う難民と住民ですが、ここに限ったことではありません。ましてや、難民が容易にたどり着くことができないここ日本では、どこか遠い話として日常の中で過ぎ去ってしまいがちです。でも、それでいいのかなぁ…。

 

そんな違和感を抱きながらアンテナをめぐらしていたら、ある学生団体と出会いました。始めていたのは、難民のホームステイ。日本に逃れてきた難民の孤独を和らげるために、日本人の家庭に短期間滞在し、社会に溶け込むきっかけにしてもらおうという取り組みです。今回、そのホームステイの様子を覗かせてもらいました。難民と受け入れ先の家族は、交流を通して何を得たのか。地道な活動の中に、小さな発見がいくつもある取材となりました。

 

今や世界の最重要課題ともいえる難民問題。

寛容か、それとも拒絶か。大きな流れの中で、この先人々はどちらに傾いていくのでしょう。

同じ時代を生きる1人1人に、重く問いかけている気がしてなりません。  

 

さて、あなたの位置は?

 

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:10~ 生放送

出演:井上裕貴 坂下千里子 Mr.シップ

2017年2月19日のゲストは、初登場!角田信朗さんです。

 

投稿者:井上裕貴 | 投稿時間:12:50 | 固定リンク


2017年02月11日 (土)

ルック・アット・ミ―

 

トランプ大統領が就任して3週間が経ちました。

連日繰り広げられる劇場型政治にややお腹いっぱいになりつつある自分ですが、

いやいや、まさに歴史が日々細かく動いているのだと思うと、やはり目が離せません。

 

今週でいうと、当然注目は初めての日米首脳会談ですね。

 

その会談前…

ホワイトハウスに集まった記者たちが両首脳の握手を写真撮影する、いわゆる“頭撮り”でのこと。

日本語がそこここで飛び交う中、ふとトランプ大統領が安倍総理大臣に聞きました。

“記者たちは何と言っているんだい?”

安倍総理大臣、ゆっくりとこう返しました。

“プリーズ、ルック・アット・ミ―(こっちを向いてくださいって)”。

 

あ、なるほどと、ガッテン承知したトランプ大統領。

すかさず、安倍総理大臣に満面の笑みを向け始めました。

記者たちの方ではなく、安倍総理大臣が“私を見てください”と言ったのだと解釈したようです。

記者たちも、それはそれでオッケーとばかりに撮影を続けました。

 

安倍総理大臣は、今回の会談で日米同盟の重要性を確認し、世界の平和と安定に協力して取り組んでいく方針を確認したい考えです。新しい大統領に、日本に目を向けてもらう重要な機会となることは間違いありません。

 

“プリーズ、ルック・アット・ミ―”。

会談ではありませんが、果たしてトランプ氏は、日本をどのように“ルック”しているのでしょうか。今週は、いまそしてこれからの日米関係を解説します!

 

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これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:10~ 生放送

出演:井上裕貴 坂下千里子 Mr.シップ

2017年2月12日のゲストは、パックンです。

 

 

 

投稿者:井上裕貴 | 投稿時間:19:28 | 固定リンク


2017年02月04日 (土)

最大かつ永遠?

さまざまな人種や宗教が、ひとつ屋根の下ならぬ、ひとつ地球の下で暮らす。

大上段に構えていうなら、人類にとって最大の、かつひょっとすると永遠の?難題なのかもしれません。

 

とはいっても、先週放送したイスラエルの話ではないんです。

“自由の国”アメリカまでもが、いま激しく揺れています。

先週、トランプ大統領が大統領令に署名し、中東やアフリカの7か国の人の入国を一時的に禁止。すべての国からの難民受け入れも一時的に停止するよう命じました。最高権力者のかつてない振り切りは、各地に混乱をもたらしています。

 

僕も、アメリカで育った移民のひとり(2歳~18歳)。

この現実に「ちょっと、ちょっと!どうなっちゃったのよ???」と、怒りとも哀しみともつかない思いが深まるばかりです。

 

幼稚園では、クラスメートたちに折り紙を通して日本の文化を紹介しました。

小学校では、さまざまな人種の生徒たちとともに、毎朝、星条旗に向かって自由と正義を掲げた“忠誠の誓い”を暗誦しました。

中学・高校では、所属した陸上部のチームメイトたちはみな移民の息子たちばかりでした。

そのときの思い出として今も不思議に覚えているのが、ランニングをしているときに、交差点の向こうから走ってきた見知らぬヒスパニック系のおっちゃんと、どちらからともなくハイタッチを交わしたことです。いま考えてみると、見知らぬ同士が瞬間的に心を通わしたこの出来事も、移民国家ならではのヒトコマだったなと感じています。

 

そんな、アメリカをアメリカたらしめてきた寛容さが、いま正面から試されています。

半分の国民が今回の大統領令を支持しているという調査結果もあるとのこと。

大上段に構えていうなら、アメリカにとって最大の、かつひょっとすると永遠の?難題なのかもしれません。

 

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これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:10~ 生放送

出演:井上裕貴 坂下千里子 Mr.シップ

2017年2月5日のゲストは、高橋真麻さんです。

 

投稿者:井上裕貴 | 投稿時間:21:36 | 固定リンク


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