2018年08月11日 (土)

週刊Mr.シップ 第百二十九回 「パンダ」

 

オレ最近知ったんだけどさ、

上野動物園のシャンシャンて2歳になったら中国に帰っちゃうんだってヨーソロー。

2歳でお母ちゃんと離れ離れになるなんて辛すぎないか?

 

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さすがにずーっとパンダの解説はしないぞ。

そんなことしたら「世界のいま」じゃなくて「パンダのいま」になっちゃうからな。

 

もったいぶってみたけど、要は中国の話をするんだヨーソロー。

 

 

 

投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:18:13 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク


  
2018年08月11日 (土)

長崎にて

 

7月27日のブログでもご紹介した、ノーベル平和賞のメダルと賞状のレプリカの展示。

広島の原爆資料館に続いて、今月8日からは、長崎の資料館での展示が始まったということで、先日、行ってきました。そこで出会ったのが、こちらの女性です。

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三田村静子(みたむら・しずこ)さん、76歳です。

3歳のとき、爆心地からおよそ5キロの自宅で被爆しました。

当時、幼かった三田村さんですが、あの日の閃光と爆風の感覚は、今でもはっきりと記憶に残っているそうです。戦後、被爆体験を語ることはほとんどありませんでしたが、今から10年前、海外の人たちに原爆の恐ろしさを証言する活動に初めて参加し、今は、手作りの紙芝居などで核廃絶への願いを訴えています。

三田村さんにとっても、核兵器を国際法で禁止する条約の採択に貢献したICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンがノーベル平和賞を受賞したことは大きな喜びです。私は、三田村さんが、原爆資料館に展示されたメダルと賞状を初めて見に行く様子に同行しました。12日(日)の「せかいま」で、その時の様子を詳しくお伝えします。

今回の取材で、三田村さんのお話の中で特に印象に残ったことがあります。原爆が投下されたあの日、早めの昼食に出てきたのは久しぶりの“白米”だったそうです。その輝くような白米に、原爆の爆風で飛ばされた灰がかかった様子を、今でも記憶しているそうです。「その時、どんな気持ちでしたか?」と伺うと、「今思うと、悲しいとか悔しいよりも、久しぶりの白米で、とにかく嬉しかったことしか覚えていないんです」と三田村さん。「人間、悲しかったことよりも、嬉しかったことを覚えているものですよ」と笑顔で話していました。食糧難の折、久しぶりに白米を口にした3歳の三田村さんの喜びが感じられたと共に、そんなささやかな喜びまで奪った原爆の悲惨さを実感しました。原爆について伝える際、私たちはよく「被爆の実相」という言葉を使いますが、こうした1つ1つの具体的なエピソードを積み上げることで、初めてその「実相」が見えてくるのだと思います。

 

三田村さん、辛い記憶にも関わらず話していただき、ありがとうございました。

 

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2018年8月12日のゲストは、武井壮さんです。

 

投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:16:15 | カテゴリ:芳川隆一のよしよし!やったるぜ! | 固定リンク


  
2018年08月09日 (木)

いま世界が注目「eスポーツ」

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2018年8月5日の出演者のみなさんです。

左から、芳川隆一キャスター、坂下千里子さん、Mr.シップ、ゲストの矢沢心さん、国際部平沢公敏デスクです。

この日は「eスポーツ」がテーマということで、出演者の皆さんにそれぞれがイメージするスポーツのポーズをとってもらいました。

4人&シップが何のスポーツをイメージしてるかわかりますか(^-^)?

 

IOC国際オリンピック委員会のバッハ会長も注目している「eスポーツ」が、いま世界中で盛り上がっています。

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そもそもeスポーツって何?なぜそんなに盛り上がっているの?

国際部科学スポーツ担当・平沢デスクが解説しました。

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eスポーツとは「エレクトロニック」と「スポーツ」を合わせた造語で、“競技”としてのコンピューターゲームを指す言葉として2000年頃から使われ始めました。

今月18日にインドネシアで開幕するアジア大会でも、公開競技になっています。

 

eスポーツがどんなものなのか、こちらのセットで説明していきます。

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海外では一般に、パソコン、キーボード、マウスを使ってオンラインを経由して、人同士が戦うゲームのことをeスポーツと言います。

eスポーツには、大まかに5つのジャンルがあります。

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・シューティング(FPS)…銃などで相手を倒すゲーム。

・カード(CCG)…データ化したカードで対戦するもの。

・格闘ゲーム

・スポーツ…サッカーや野球などのスポーツゲーム。

 

そして最も人気があるのが、「MOBA(モバ)」。

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MOBAとは、「マルチプレイヤー・オンライン・バトル・アリーナ」の頭文字をとったものです。

 

例えば、5対5のチームで戦い、先に敵の本拠地を破壊した方が勝ち。

戦いを通じて自分のキャラクターを強くしながら相手チームの本拠地を目指します。

アクションだけではなく、戦略やチームワークが求められる奥深さが魅力の一つと言われています。

 

しかし、eスポーツはスポーツと言えるのかについては、海外でも色々な意見が出ています。

私たちが通常イメージする、体を大きく動かすスポーツと少し違うのは間違いありません。

従来のスポーツに見られる要素を並べてみました。

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先ほどのMOBAでいうと、

・戦闘の状況に応じて瞬時に操作する「俊敏さ」

・勝つためにどうするべきかという「戦略」

・時には5時間以上にわたって戦い続ける「集中力」

・仲間と話をしながら協力をする「チームワーク」

・競技を前に腕を磨く「練習」

eスポーツの団体は、こうした要素がeスポーツにもあり、従来のスポーツと変わらないと言っています。

 

eスポーツにはすでにプロの選手もいるんです。

所属しているチームからの給料のほか、ファンからの寄付、スポンサー料、それに動画サイトなどからの広告収入が入ってきます。大会で優勝すれば賞金も手に入ります。

eスポーツの大会の中には26億円を超えるものもあります。

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プロゲーマーはアメリカだと700人以上、韓国には600人以上いるとされます。

特に韓国は、国が予算を投じてゲーム産業を後押ししている、eスポーツ大国と言われています。

 

 

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こちらは世界で最も人気のあるプロゲーマーの1人、フェイカー選手です。

まだ22歳ですが、年収は3億円を超えると言われています。

もちろんこうした選手は一握りですが、夢ではありません。

 

しかし、日本ではこうはいきません。

日本と世界ではゲームを取り巻く状況が違うんです。

 

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[世界で注目されてるeスポーツだけど、日本のゲームとはちょっと違うんだよな~。]

 

日本ではゲームは多くの場合、自分1人や友達、家族と楽しむことが多いと思います。

eスポーツはそこが違います。

最大の特徴がこちら。

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プレイヤーを応援している観客たち。他の人たちが「観戦する」ということなんです。

eスポーツはたくさんの人に見てもらう仕組みがあるんです。

 

 

こうしたeスポーツが特に盛んな国の一つがアメリカです。

アメリカでは複数のリーグがあり、専用のアリーナも作られています。

大会の様子はインターネットの動画配信サイトを使ってリアルタイムで見ることもでき、視聴者は3億人を超えるとみられています。

こうしてみると従来のスポーツと変わりませんね。

 

このeスポーツに注目し、お金を出している企業は、ITやゲーム関連の会社だけにとどまりません。

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飲料メーカーや食品会社などのゲームにあまり関係ない企業もスポンサーになっています。

会場やユニフォームに会社名が入ると世界中の視聴者の目に止まり新たな宣伝の場になることから、若い世代にアプローチできると考えられています。

 

その盛り上がりは数字にも表れています。

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eスポーツの世界の市場規模は、3年後の2021年には1,770億円に迫るとみられています。

ゲームという枠を超えて新たな産業になっています。

 

世界で盛り上がるeスポーツが、なぜ日本では盛り上がらないのか。

1つは家庭用ゲーム機やスマートフォンでゲームを楽しむ習慣があることと。

もう1つは「法律」の壁です。

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日本では高額の大会を開くと、パターンに記されている法律に触れるおそれがあるんです。

一方で政府はクールジャパンの戦略の一つとして「eスポーツの発展に取り組む」としています。

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eスポーツの団体は、法律に触れるのか触れないのかグレーな状態ではなく安心して大会を開催できるようにしてほしいと話しています。

国も動き出しているeスポーツですが、スポーツ界はすでに動き始めています。

アジア大会は、今回は公開競技ですが4年後は正式競技になることが決まっています。

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IOC国際オリンピック委員会のバッハ会長も「eスポーツと何が一緒にできるか考えていきたい」と話しています。他にも、FIFA、NBA、Jリーグ、プロ野球もすでにeスポーツに参入したり、参入を決めたりしています。

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将来、球団と同じ名前のeスポーツのチームが誕生する日が来るかもしれません。

また、子どもたちが野球やサッカーのゲームを通じて実際のスポーツに関心を持つことも期待されています。

良いことばかり解説してきましたが、懸念もあります。

ことし6月、WHO(世界保健機関)が生活に支障が出るほどゲームに熱中する状態を「ゲーム障害」として初めて病気の一つにすると発表しました。

ゲームにのめりこみすぎるあまり、食事を摂らない、学校に行かなくなる、家族と話さないなど日常の生活に支障が出る状態が少なくとも1年続いたらそれは病気でしょう、ということで警鐘を鳴らしています。

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一方で、海外ではeスポーツが教育につながるという考えも出てきています。

スウェーデンやノルウェーなどでは、eスポーツを学校のカリキュラムに取り入れてコンピューターに詳しい人材を育てようとしています。

 

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またeスポーツは大きく体を動かすことがないため、高齢者や障害のある人も参加することができ、生きる楽しみの一つとしても注目されています。

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将来、もしかしたらeスポーツがオリンピックの種目になる日が来るかも!

そうなれば、子どもたちがなりたい職業に、「eスポーツのプロゲーマー」をあげる日が来るかもしれませんね。

 

 

さて最初の写真のポーズ、何のスポーツかわかりましたか?

芳川キャスター=相撲

千里子さん=サッカー

矢沢さん=ボクシング

平沢デスク=テニス

そして!超難問 Mr.シップは…ボート競技(?)でした(^-^)

 

 

 

※リハーサル時の写真も掲載しています。


 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2018年8月12日のゲストは、武井壮さんです。

 

投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:23:12 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク


  
2018年08月04日 (土)

週刊Mr.シップ 第百二十八回 「eスポーツ」

 

暑い夏は、クーラーのあるところで出来るスポーツが1番だよな!

 

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電気屋さんで聞いたらさ〜

eスポーツをするには、パソコンだけじゃ足りないらしいんだよな。

ヘッドセットとか、コントローラーとかさ。

って、そもそもeスポーツってなんだ?

 

 

投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:18:53 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク


  
2018年08月03日 (金)

eスポーツって、スポーツ?ゲーム?どっち?

 

みなさん、e(イー)スポーツって知ってますか?

eは「エレクトロニック」のe、つまり、コンピューターゲームを使った競技のことです。

コンピューターゲームといえば、私は完全に「ファミコン」世代。幼稚園のとき、遊びに行った友達の家にあったときは感動しました。その後、我が家でも買ってもらい、色々なゲームに明け暮れる毎日…幼少期の“かなり”の時間を費やしましたよ。小学生時代にはゲームセンターでの格闘ゲームもはやって、たまたま向かいのゲーム機に座った人と対戦、なんていうことも。そのゲームが、競技?しかも海外では、それで生計を立てているプロもいるそうです。企業がスポンサーとしてお金を出して大会も開催され、その様子はインターネットなどで配信されることで多くの人が見るそうです。まさに、野球やサッカーなどのプロスポーツと同じ感覚ですね。このeスポーツ、私が小さいころにやっていたようなゲームとはちょっと違うのでしょうか?8月5日の「せかいま」は、eスポーツって何?そして、海外のeスポーツ事情って今、どうなっているの?という授業をお送りします。

 

さて、ここで「せかいま」とは別に、ラジオ番組のご案内を1つ!

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月~金の夜10時からNHKラジオ第一で放送しているニュース番組「NHKジャーナル」。この中で、先週のブログにも書きました、広島市の原爆資料館で行われているノーベル平和賞のメダルと賞状の展示について、私、リポートします。写真はNHKジャーナルの山田康弘キャスター、菅野真美恵キャスターとの1枚。ラジオリポートですから、当然、音声だけで伝えます。原爆資料館でとってきた来場者の感想や、展示を考案した方のインタビューなどを織り交ぜながら、どんな思いで展示が行われることになったのかをお伝えできたら嬉しいです。放送は8月6日(月)です。広島に原爆が投下されて73年となる日の夜に、ぜひともお聞きください。

 

そしてNHKジャーナル放送後は、平和賞のメダルと賞状の展示についてさらに取材するために、長崎に行ってきます。その様子は12日(日)の「せかいま」でお伝えする予定です。

 

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2018年8月5日のゲストは、矢沢心さんです。

投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:14:08 | カテゴリ:芳川隆一のよしよし!やったるぜ! | 固定リンク


  
2018年08月02日 (木)

カンボジア総選挙

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2018年7月29日の出演者のみなさんです。

左から、芳川隆一キャスター、坂下千里子さん、Mr.シップ、ゲストの濱田龍臣さん、国際部西海奈穂子デスクです。

 

日本が深く関わってきたカンボジアの総選挙が、この日行われました。

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そのカンボジアで今何が起きているのか、国際部アジア担当・西海デスクが解説しました。

 

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カンボジアは今でこそ経済成長著しい元気な国ですが、1970年代には「ポル・ポト政権」のもと、国民の5人に1人にあたる170万人が殺されました。

そのあと内戦を経て今から25年前、民主化の第一歩となる選挙が行われました。

この時、実は日本が大きな手助けをしたんです。

 

その6回目となる選挙がこの日(29日)行われました。この選挙で注目されたのがフン・セン首相です。

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これまで30年以上にわたって国の実権を握ってきましたが、今回の選挙ではその強権的な姿勢が問題になったんです。

 

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[カンボジアのフン・セン首相についてオレが説明しヨーソロー]

 

ここからはカンボジアの遺跡の模型を使いながら解説します。

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フン・セン首相は選挙を前にライバルの最大野党「救国党」に対する締めつけを強めてきたんです。

去年9月には、この野党の党首を「国家反逆罪」の疑いで逮捕しました。

そして11月には、政権転覆を図ったとして党そのものを解党。

さらに野党の幹部100人あまりの政治活動を禁止しました。

当然、この最大野党のメンバーは今回の選挙に参加できなくなりました。

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それだけではなく、メディアや国民に対する言論弾圧も強めました。

政権に批判的な新聞が発行禁止に追い込まれたり、フェイスブックへの投稿を理由に一般市民が逮捕されたりしました。

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理由は、野党に人気が集まるのを恐れているから。

というのも、5年前に行われた前回の選挙で最大野党が大きく支持を伸ばしたんです。

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カンボジアでは経済成長の影で貧富の格差が開いていて不満がたまり、野党側はそうした不満の受け皿になったんですね。

この日(29日)の選挙では、野党が勝って政権が交代するかもしれないという声も出ていました。

そのため、フンセン首相は選挙の前にライバルを消してしまいました。

選挙には20の政党から立候補していてかたちの上では民主主義的な選挙になっているんですが、与党以外はみな前回の選挙で全く議席が取れなかった小さな政党で、不満の受け皿になりそうもありません。

 

現地の横田記者に聞きました。

 ・与党の勝利は既定路線

 ・有権者の中には「義務を果たすために来た」と話す人や、「関係者から現金を渡され投票に行くように言われた」と話す人が多くいた

 ・町の中はフン・セン首相の顔写真ばかりで、批判的なウェブサイトが見られなくなっている

 ・「どうせ与党が勝つんだから投票にはいかない」という人も

 

選挙に参加できない最大野党の支持者たちは海外に逃れていて、日本やアメリカから「今回の選挙は正当性がなく無効だ」と抗議の声をあげています。

欧米各国の政府もカンボジアへの選挙支援を打ち切っていて、メディアなどは「独裁に向かっている」と批判しています。

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でも、フン・セン首相は「国の法律にのっとったもので問題ない」として、強気の姿勢を崩していません。

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その理由が中国の存在です。

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日本は長い間最大の支援国だったんですが、2010年以降、中国が日本を追い抜いたんです。

また中国は、欧米と違って人権問題や内政に口出ししないので、カンボジアにとって心地良い存在です。

なぜ中国がこれほどの支援を行っているか。それは、中国が「一帯一路」と呼ぶ、アジアからヨーロッパにつながる巨大な経済圏を作ろうとしているからなんです。カンボジアや周辺の国々に支援や投資を行って影響力を強めようとしています。

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もう1つの中国の狙いは、南シナ海です。

広い範囲を「うちの管轄だ」と主張して他のアジアの国々などと対立しているため、アジアになるべく多くの「味方」を作っておきたいんです。

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冒頭でも触れたように、日本もカンボジアへの支援を続けてきました。

カンボジアに民主的な選挙を根付かせるため、長年にわたって積極的に支援を行ってきたんです。

それはお金だけではなく、人的な支援もありました。

 

内戦が終結して間もない1993年、初めての選挙が国連の管理下で行われました。

その時の国連機関の代表は、日本の明石康さんでした。

支援活動中には、文民警察官と国連ボランティアの2人の日本人が何者かに襲撃を受けて亡くなり、日本は大きな犠牲を払いました。

 

そこまでして支援してきたカンボジアの選挙ですが、カンボジアの野党から「日本はカンボジアの支援をやめるべきだ」という声が上がっています。

ただ、日本とカンボジアは長く深い付き合いがあるため、簡単に手を引くわけにはいかないという事情もあります。

 

フン・セン首相は日本とも中国とも両方仲良くしていて、どちらかを選ぶようなことはいいません。

ただ、相対的にみると中国の影響力は以前より強まっている感じです。

 

日本も中国も、こうした駆け引きを他の国との間でも行っており、他の国にラブコールを送ってアジアでの影響力を高めたいと思っています。

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例えばフィリピン。以前は、南シナ海の領有権問題で対立していましたが中国の経済支援を積極的に受け入れこの問題で批判することはなくなりました。

マレーシアは、鉄道建設などのインフラ整備でいったんは中国が工事を受注したんですが、今年5月に政権が交代。

親日家として知られるマハティール首相が就任し中国の受注案件を停止するなど距離をとりはじめました。

日本としては働きかけがしやすくなったんです。

 

今週から東南アジア10か国でつくるASEAN=東南アジア諸国連合の一連の会議がシンガポールで始まります。

ここには、日本や中国、アメリカの外相も出席して、南シナ海や北朝鮮の問題など大事な問題を話し合います。

一枚岩ではないASEANを中国が切り崩していくのか。日本はどこまで存在感を示せるのか議論の行方に注目です。

 

 

 

※リハーサル時の写真も掲載しています。


 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2018年8月5日のゲストは、矢沢心さんです。

 

 

投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:21:55 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク


  
2018年07月28日 (土)

週刊Mr.シップ 第百二十七回 「カンボジア」

 

みんなはアジアの国だと、どこが好き?

 

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正直カンボジアの首相のこと

全然知らなかったな〜。

カンボジアの虐殺の話を聞いた時は本当にびっくりしたけどさ…大丈夫なのかヨーソロー?

 

 

投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:18:38 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク


  
2018年07月27日 (金)

ノーベル平和賞のメダル

 

こちらをご覧ください!

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少し影になっていて分かりづらいですが、これはノーベル平和賞のメダルです。

去年、核兵器を法的に禁止するための条約が国連で採択されました。採択に向けて尽力したのが、ICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンという国際NGOです。核兵器の非人道性を訴える国際会議を開くなどしたICANの功績に対して、ノーベル平和賞が与えられたのです。このメダル、実は今、広島市の原爆資料館で展示されています。

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メダルと一緒に展示されているのは、ノーベル平和賞の賞状です。これらは、ノーベル賞を主催する団体が制作した公式レプリカで、ICANで中心的な役割を果たしている世界の10の団体に1セットずつが与えられました。そのうちの1つが日本の団体だったことから、原爆資料館での展示が実現したのです。私が見に行った日、展示の周りにはたくさんの人だかりが出来ていて、「これを見るために今日は来ました」「平和への願いがつまったメダルですね」などと話していました。メダルと賞状は8月6日まで広島の原爆資料館で展示されたあと、8日からは長崎の原爆資料館でも約2週間展示されます。「せかいま」では、この長崎での展示の様子を通して、展示する側の思いと、地元の被爆者や若者の受け止めをお伝えする予定です。来月の放送日が近づいたら、またお伝えしますね。

 

そして、7月29日の「せかいま」が取り上げるのは、カンボジアです。

1970年代、極端な共産主義を掲げたポル・ポト政権による虐殺が行われ、国民の5人に1人が犠牲になったとも言われています。1993年に、国連の統治下で初めて選挙が行われ、放送日となる今月29日には、それから数えて5回目の総選挙が行われます。すっかり平和で民主的な国に生まれ変わったのかと思いきや、実は今も、人々の間にかつてのポル・ポト政権による虐殺の記憶は残っていて、そのことが今回の選挙の行方にも影響しているそうなんです・・・。さらに、カンボジアの選挙の歴史を語る上で、実は日本は欠かせない存在なんですよ。まさに総選挙が行われるその日、カンボジアの「今」を一緒に見つめましょう。

 

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2018年7月29日のゲストは、初登場!濱田龍臣さんです。

 

投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:14:52 | カテゴリ:芳川隆一のよしよし!やったるぜ! | 固定リンク


  
2018年07月26日 (木)

ロシア・プーチン大統領の追い風

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2018年7月22日の出演者のみなさんです。

左から、芳川隆一キャスター、坂下千里子さん、Mr.シップ、ゲストの吉沢悠さん、国際部権平恒志デスクです。

 

世界が熱狂したサッカーワールドカップロシア大会、その成功に胸を張るのはロシアのプーチン大統領。

その直後に行われた米ロ首脳会談では、冷戦後最悪と言われた関係の改善をアピールしました。

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国際社会で存在感を増すプーチン大統領について国際部ロシア担当・権平デスクが解説しました。

 

久しぶりに外交の表舞台に戻ってきたプーチン大統領は、「追い風」を利用して狙い通りの結果を演出しました。

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狙いというのは“国際社会で孤立した悪者”というイメージからの脱却です。

 

ロシアはアメリカやヨーロッパからこぞって“悪者”扱いされ、対立を深めてきました。

その主な原因がこちらです。

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いずれもロシアが直接・間接に関わったとされる事件です。

しかしプーチン大統領は、「すべてでっち上げ」と主張しています。

 

中でも「クリミア併合」は、「プーチンのロシア=世界秩序を破壊する悪者」というイメージを決定的にしました。

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4年前、ウクライナの政治混乱に乗じて地元の自治政府が一方的に住民投票を行いロシアへの編入を宣言。ロシアはこれを受け入れる形で併合しました。

欧米各国は、ロシアが武力を背景に一方的に併合したと非難し、G8など国際社会の枠組みから外してロシアへの経済制裁に踏み切りました。

 

また、元スパイの暗殺事件は、イギリス南部の町でロシアのスパイだった男性とその娘が猛毒の神経ガスによって命を狙われたとされる事件です。

イギリスをはじめ欧米各国は、この神経ガスがロシアで製造されたものだとしてロシアの責任を主張、20か国以上がロシアの外交官を国外追放しました。

 

そんな中、プーチン大統領はワールドカップをうまく利用して国際社会での孤立から抜け出し「悪者」のイメージを消し去ろうとしました。

 

「追い風」にちなんで帆船で解説します。

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ワールドカップでのロシア代表の活躍を、プーチン大統領は「何百万人という中で誰1人これほどの結果を予想していなかった」と発言しました。これが最初の「追い風」になりました。

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この「追い風」がもう一つの風を呼びました。大会の盛り上がりに合わせるかのようにヨーロッパや中東、アジアなどおよそ20か国にのぼる首脳や要人が集結しました。

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というのもヨーロッパの一部の首脳は、元スパイの暗殺未遂事件に抗議して、ワールドカップには行かないことにしていました。

ところがふたを開けてみればフランスのマクロン大統領は準決勝、決勝と相次いでロシアを訪問。

プーチン大統領はマクロン大統領との親密ぶりを演出し「孤立なんかしていない」というアピールに成功しました。

 

さらにワールドカップの成功にひと役買ったのが、こちらの「ファンID」です。

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通常ロシアに入国するには面倒な手続きを経てビザを取る必要がありますが、このファンIDはビザの代わりになります。

大会期間中、何度でもロシアに出入りできる上に、これさえあれば開催都市の列車やバスに無料で乗れます。

 

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[サッカーのファンなら簡単にロシアに出入国できる「ファンID」。でも便利なだけじゃなくて違う面もあるんだヨーソロー]

 

プーチン大統領としては、国の威信をかけて何としてもテロを防ぎたかったわけです。

 

ワールドカップ閉幕の翌日にはアメリカのトランプ大統領と首脳会談を行いました。

具体的な成果はありませんでしたが、プーチン大統領にとっては「してやったり」。

 

アメリカ大統領選挙にロシアが干渉したとされる「ロシア疑惑」で、プーチン大統領は「干渉していない」と自らの主張を繰り返し、トランプ大統領もこれに同調したのです。

アメリカ国内から批判が続出して、直後に発言を翻す失態を演じることになりました。

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クリミア併合の問題もプーチン大統領が「解決済みだ」と記者の質問を一蹴したことに対してトランプ大統領は反論せず、ここでもアメリカのメディアや専門家から「クリミア併合を黙認したように受け止められかねない」と批判が出ました。

 

背景にはアメリカとヨーロッパの関係悪化があります。

従来ロシアは、アメリカとヨーロッパの共通の「敵」。

ところがいまやアメリカとヨーロッパは関税や安全保障をめぐって関係が悪化し、本来敵であるはずのロシアとの距離を縮めるという信じられない展開になっています。

 

プーチン大統領にしてみれば長年アメリカとヨーロッパの分断を狙っていたところ、トランプ大統領がみずから各国との対立を深めてくれたのはまさに「追い風」でした。

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「追い風」はまだ終わりません。

ロシアと対立するEU内部からも、ロシアの「ファン」を公言する国の指導者が出てきています。

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ハンガリーでは首相が「プーチン支持」を公言。

イタリアでも先月「プーチン支持」の連立政権が発足。

 

こうした「追い風」をプーチン大統領が黙って見ているはずがありません。

今後のロシアとEUの関係の変化にも要注目です。

 

そんな「追い風」に乗った帆船が次に向かっているのはアジアです。

ロシアの極東・ウラジオストクでことし9月にプーチン大統領が主導する経済フォーラムが開かれます。

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プーチン大統領はこのフォーラムに中国の習近平国家主席や北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長を招待しました。

安倍総理大臣はすでに出席の意向を示し、韓国のムン・ジェイン大統領も出席する可能性があります。

北朝鮮は言ってみればかつてのソ連が作った国です。

「ここでトランプ大統領を出し抜いて朝鮮半島の緊張緩和の動きに加わり、アジアでの存在感を取り戻したい。」プーチン大統領にとっては絶好の機会です。ここでさらなる「追い風」が吹くかどうか。

 

表面的にはさまざまな「追い風」を受けて順風満帆のように見えますが、現実はクリミア併合を受けて欧米が科す制裁が解除される見通しはなく、ロシアに暗い影を落としています。

ロシアが国際社会から孤立しているというイメージが払拭され、まるで禊を済ませたかのようですが、疑惑の実態は変わっていません。

 

「追い風」を巧みに利用するしたたかなプーチン大統領が次はどんな一手を打ってくるのか。

このあとロシアのニュースでプーチン大統領の発言や、ワールドカップで見せたような笑顔を見るとき、その発言や笑顔の裏に隠された狙いを想像しながら見ていくと、ロシアの真の姿が見えてくるのではないでしょうか。

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※リハーサル時の写真も掲載しています。


 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2018年7月29日のゲストは、初登場!濱田龍臣さんです。

 

 

投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:21:14 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク


  
2018年07月21日 (土)

週刊Mr.シップ 第百二十六回 「開催国ロシア」

 

サッカー⚽️ワールドカップのロシア大会、直接見に行ったやついるか?

 

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 なんか聞いたとこによると、サッカーのファンなら簡単に出入国できるIDカードがあるみたいなんだけどさ。

 

カクカクシカジカで、さすがプーチンさんて感じなんだよな…

 

 

投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:17:48 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク


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