2018年05月26日 (土)

週刊Mr.シップ 第百十九回 「綱渡り」

米朝首脳会談、結局やるのかやらないのか?

どっちなんだヨーソロー。

 

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え?確率が低いのか高いのか、わからないだって?

オレだって初めての綱渡り、どうなるかわからないんだヨーソロー。

 

投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:18:22 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク


  
2018年05月25日 (金)

いきなりのストレートパンチ

 

驚きのニュースが飛び込んできましたね。

アメリカのトランプ大統領が、来月(6月)12日に予定していた米朝首脳会談を中止すると発表しました。その理由は、北朝鮮側が繰り返し約束を破ったためだとしています。北朝鮮は、シンガポールで両国の高官による協議をするはずだったのに姿を見せなかったり、今週あった核実験場の廃棄でも、当初の約束とは違い専門家を招き入れなかったり、核武力を誇示する談話を発表したり・・・。これらはいずれも、北朝鮮にとっては、会談を少しでも有利にするためのけん制=ジャブだったのかもしれません。そしたら、アメリカから飛んできたのは、会談の中止という、まさに、いきなりのストレートパンチだったわけですね。

今後、米朝のやり取りはどう進んでいくのでしょうか?そして、米朝首脳会談はいつか開かれるのでしょうか?

27日のせかいまで展望します。

 

さて、先週、北朝鮮の人たちの普段の様子を描いた映画を題材にしたシンポジウムについてのリポートをお伝えしました。私たちがニュースでよく目にする映像といえば、キム委員長の動静やミサイル発射。そうではなく、工場で働く若い女性や農家の夫婦など、北朝鮮に暮らす普通の人たちの暮らしぶりを見ることで、北朝鮮を多角的に見ることの大切さについて考えようというシンポジウムでした。こちらは、作品を撮影したチョ・ソンヒョン監督です。

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チョ監督は韓国出身です。北朝鮮国内での映画撮影を可能にするために、北朝鮮と国交があり、チョ監督の留学先でもあったドイツの国籍を取得しました。事前に何度も北朝鮮を訪ねてインタビュー対象者を選び、常に北朝鮮の監視役の人(=国営映画制作会社の担当者)が付く中での撮影だったといいます。そんな状況下で、チョ監督が一番表現したかったのは、「北朝鮮にも人間が住んでいること」。日常生活の中で時に幸せを感じ、夢を持っていて、やりたいこともある、そんな普通の人たちが暮らしているんだということを表現したかったといいます。映画には、夫の好きな所についてはにかみながら語る女性や、デザイナーになるという将来の夢を語る若い工員の女性の姿が映っています。そこには、確かに偽りの無い、人間としての純粋な思いがあると、チョ監督は語ってくれました。

 

北朝鮮に関する動きを色々な角度から見つめることの大切さについて考えた今回のシンポジウム。チョ監督の見方も、その1つなんだなと感じます。

 

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2018年5月27日のゲストは、児嶋一哉さんです。

投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:21:22 | カテゴリ:芳川隆一のよしよし!やったるぜ! | 固定リンク


  
2018年05月24日 (木)

米朝会談を前に水面下で駆け引き?

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2018年5月20日の出演者のみなさんです。

左から、芳川隆一キャスター、坂下千里子さん、Mr.シップ、ゲストのサヘル・ローズさん、国際部高木優デスクです。

 

さわやか笑顔の千里子さん、実は一生懸命背伸びしています。

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「足もと写ってないよね?!」と言いながら、必死。なぜ??(;^_^A

 

1時間目は、米朝首脳会談まで3週間、北朝鮮に対しアメリカはどう出るのか、国際部高木デスクが解説しました。

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北朝鮮は先週、談話の中でこのように述べていました。

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これまでは会談の場所が決まり、いわば人質となっていた3人のアメリカ人を取り返したことで、会談に向け、楽観的なムードが広がっていました。

それだけに今回の発言に冷水を浴びせられた形です。

 

ただ、今回のメッセージにはからくりがあります。というもの、今回の批判は、北朝鮮外務省の一幹部のコメントであって、キム・ジョンウン委員長本人や政府の公式見解ではありません。

さらにトランプ大統領をこき下ろしたりしていないことからも、今後の交渉を有利に進めるための、“けん制”に過ぎないと見ています。

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そして、この発言は、本題である非核化に関する真剣なやり取りが始まったことの“証”だと捉えるべきです。これまでは、会談を確実に開催することが目的だったが、ようやく「北朝鮮の非核化」という最大の議題についての水面下の協議が始まったということです。

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キム委員長からすれば、ポンペイオ国務長官のような強硬派ぞろいのトランプ政権を前に、出鼻をくじいておかねば、交渉で押し込まれえらいことになると考えたのだと思います。

協議が始まったばかりであるということは、裏を返せば首脳会談が成功するかどうかはまだ全然わかりません。

 

かなり難しい会談になることの予兆と言える重要な判断が、「会談場所がシンガポールに決まったこと」です。

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シンガポールは過去にも米朝の接触に使われてきました。

国際都市でホテルの数も多く世界から集まるメディアも収容でき、警察国家で警備が厳重、「アジアでもっとも安全な国」と言われています。

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また、キム委員長の専用機の航続距離が1万キロだということも関係していて、燃料を補給しなくても大丈夫な距離です。

 

そして特に重要なポイントは、「中立的な場所」だということです。

アメリカと北朝鮮双方の大使館があり、双方ともに国交があります。

どちらかがが呼びつけた、出向いたという形にならず、対等な立場でガチンコ勝負するには格好の場所です。

ここまで聞くと、とても良い場所に決まったように思えますが、どうしてシンガポールに決まったことが、“難しい会談の予兆”なのか。

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ポイントは、シンガポールに決まったのは、南北の軍事境界線にあるパンムンジョムでの開催が見送られた結果だということです。

トランプ大統領は、ノーベル平和賞を受賞するためにも一番インパクトがあって絵になるなんて思ったかもしれません。

しかし、パンムンジョムでの開催には欠点がありました。

アメリカ大統領がわざわざ朝鮮半島まで出向いた、という印象を与えてしまいかねない点、十分な成果が得られなかった時に大統領が恥をかくだけだと懸念の声がありました。

 

つまり、パンムンジョムでの開催が見送られたことの裏には、アメリカ側が会談ですごい成果を上げられるという十分な確証が得られていないことを意味しています。

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もうひとつ、アメリカにとって気になるのが、北朝鮮と中国の接近です。

3月末と今月、立て続けに中朝首脳会談が成立しました。

北朝鮮が、アメリカという手強い交渉相手を前に、後ろ盾を得ておきたかったからに他なりません。

 

こうした動きをアメリカは内心、苦々しく思っているはずです。

現にトランプ大統領は17日、「習近平国家主席がキム委員長に影響を与えているかもしれない」と不信感を滲ませました。

 

トランプ大統領とキム委員長、どんな攻防を繰り広げるのか、会談の焦点を見ていきましょう。

 

アメリカが北朝鮮に求めているのは、「速やか」で「一括的な非核化」。

そして、完全かつ検証可能で後戻りできない形での非核化(CVID)、これを完了させるまでは見返りを与えないというのがアメリカの原則的立場です。

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一方の北朝鮮は、「段階的な非核化」を主張しています。

これは非核化を徐々に進め、並行して経済制裁緩和などの見返りを差し出すべきだという考えです。

さらには、北朝鮮による核開発はすでにかなり進んでいます。

 

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北朝鮮の核開発って、すんごく進んでるんだヨーソロー。

 

北朝鮮はこれまで、何度も国際社会との約束を破ってきました。

アメリカの過去の政権は北朝鮮の求めるやり方である、「段階的な非核化」を受け入れ、並行して見返りも与えた結果、途中で反故にされました。

そのため、トランプ大統領は、その失敗を繰り返さないと述べています。

 

一方の北朝鮮も、時に国民を飢餓の状況に陥れながらも開発を進めてきた核兵器を何の見返りもなく手放すつもりは毛頭ありません。

つまりこのまま双方がみずからの立場だけを主張したら、必ず会談は決裂します。だから、必ず落としどころを探ることになります。

 

アメリカ側から見れば、北朝鮮に完全に核兵器を放棄させるために、どこかの段階で見返りを与える可能性があります。

先日トランプ大統領は、「キム委員長ができる最適なことは、取り引きに応じること。そうすれば力強い保護を得られるだろう」と発言しました。

これはつまり、非核化に応じれば北朝鮮の独裁体制を保証すると宣言したに等しいです。

 

また、トランプ大統領は、「リビア方式は検討していない」とも述べました。

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リビア方式とは、リビアのカダフィ政権に無条件で核を放棄させたやり方で、その後政権は崩壊し、カダフィ大佐は殺害されました。

 

今回の交渉には双方ともこうしたカードを持っているということで、具体的にどんなカードを持っているか見ていきましょう。

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トランプ大統領はたくさんの交渉カードを持っているのがわかりますね。

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一方、北朝鮮の最大のカードは「核の放棄」です。

具体的にどうやって放棄していくのかというと、「核施設の申告」「査察の受け入れ」「核兵器および核関連施設、データの廃棄」、しかしこの3枚はすべて非核化に伴うものです。

アメリカから言わせれば3つ合わせて、「非核化」という1枚のカードです。

 

ただ、北朝鮮はしたたかで巧みな交渉力を持っています。

アメリカ側の立場を利用して、新たにカードを作り出す可能性もあります。

そのきっかけとなり得るのが、アメリカ議会の中間選挙と大統領選挙です。

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北朝鮮にとっては、付け入るすきがあるということ。

つまりこの中間選挙や大統領選挙というトランプ大統領が抱える事情が、北朝鮮のカードにもなり得る、それが、「非核化の工程の明確化」というカードです。

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さらに北朝鮮は色んな手を使ってカードを増やしています。

すでに発表したのが、「核実験場廃棄メディア公開」です。

そして、この「査察受け入れ」のカードを施設ごとに小分けにして、それぞれを1枚のカードにします。

「核施設放棄」のカードでも同じように…。

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さらには、自ら呼びかけた会談なのに、「延期や中止」というカードを作り確実に開催する代わりに何か譲歩を求める可能性もあります。

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会談が開催できなかったり、開催しても決裂してしまえば、軍事衝突というリスクが高まることも予想されます。

日本を含む国際社会としては、見せかけだけの成果にとどまらせず、朝鮮半島の平和を実現させるためにこのまたとない機会を最大限生かせるよう支えていくことが大事だと言えます。

 

 

 

※リハーサル時の写真も掲載しています。

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2018年5月27日のゲストは、児嶋一哉さんです。

 

投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:19:02 | 固定リンク


  
2018年05月19日 (土)

週刊Mr.シップ 第百十八回 「シンガポール」

米朝首脳会談まであと少しだな。来月シンガポール行こっかな〜。

どうしよっかな〜。よしよしにシンガポールのこと聞いてこよっと。

 

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え?飛行機取れないんじゃないかって?

オレが海の上走れること知らないのかヨーソロー。

 

投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:18:22 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク


  
2018年05月18日 (金)

シンガポール、その意味は・・・

 

史上初の米朝首脳会談に向けて、連日、色々な動きがありますね。

今週も、米韓の軍事演習を理由に、北朝鮮が韓国との閣僚級会談を急遽キャンセルして、

しかも「米朝首脳会談に応じるかどうか、再考せざるを得ない」という政府関係者の発言まで飛び出しました。開催までおよそ3週間。きっとこの後も色々とあるんでしょうね・・・。

その会談場所に選ばれたシンガポール。アメリカと北朝鮮のどちらにも寄らない中立国で、治安も良く、全世界から集まるメディア関係者の宿泊にも対応できるなどといった点も選ばれた理由です。ところが、実は開催地がシンガポールに選ばれた事こそが、今回の会談が“難しいものになる”ことを暗示しているというのです・・・!そんな予言めいた意味が込められているだなんて・・・いったい、どういうことなのでしょうか?5月20日(日)のせかいまを要チェック!

 

北朝鮮といえば、先日、東京都内の大学で、北朝鮮を描いた映画を題材にしたシンポジウムが開かれました。こちらは、主催した、イ・ヒャンジン教授です。

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イ教授は韓国出身で、20年以上にわたって、北朝鮮や韓国について描いた世界中の映画を研究しています。シンポジウムで上映されたのは、自宅で食事をする家族や、縫製工場で働く女性工員など、北朝鮮の“一般の人たち”を描いたとする作品です。イ教授はこれまでも、映画を通して社会を見つめるシンポジウムを開いてきました。北朝鮮を巡る様々な動きがある中で、今回、なぜこの映画をテーマに選んだのでしょうか?そして会場の人たちは、この映画を見てどんなことを感じたのでしょうか?こちらも、20日のせかいまでお伝えします。

 

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2018年5月20日のゲストは、サヘル・ローズさんです。

投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:13:48 | カテゴリ:芳川隆一のよしよし!やったるぜ! | 固定リンク


  
2018年05月17日 (木)

アメリカ、核合意離脱したってよ

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2018年5月13日の出演者のみなさんです。

左から、芳川隆一キャスター、岩田明子解説委員、坂下千里子さん、Mr.シップ、ゲストのハリー杉山さん、国際部禰津博人デスクです。

 

史上初の米朝首脳会談が6月12日、シンガポールに決まりました。

 

1時間目は、近づいてきた米朝首脳会談を前に、日本の役割を岩田解説委員が解説しました。

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2時間目は、国際社会が懸念するもう一つの問題、アメリカの「イラン核合意」離脱について、国際部禰津デスクが解説しました。

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トランプ大統領が「イラン核合意」からの離脱を発表したのは、6月8日。

さらに、「過去最大級の経済制裁を行う」とも発表しました。

現在イランと取引している企業は、90日または180日以内に、イランとの取引を打ち切らなければ制裁が科されるリスクが高まります。

すなわち、イランを選ぶのか、アメリカを選ぶのか、日本を含め各国企業に踏み絵を迫るものなのです。

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アメリカは核合意に基づき、制裁解除の手続きを定期的に行ってきました。

ところが、今年1月、トランプ大統領は「もう我慢ならない。欠陥が修復されなければ、制裁解除は今回が最後だ。」と警告していたんです。

その期限が、先週に迫っていたわけで、トランプ大統領は離脱を決断しました。

 

反対を押し切ってまで核合意を離脱する理由は、大きく3つあると思います。

1つめは、「オバマ前大統領への対抗心」です。

国際協調主義を掲げたオバマ前大統領にとっての最大の成果が、「イラン核合意」でした。

 

イランの核開発は、16年前の2002年に発覚し、中東最大の火種と言われました。

イランは原子力発電など平和利用を主張しましたが、国際社会は核兵器の開発を疑いました。

2006年、国連が核開発停止などの制裁決議を採択し、当時最も厳しい経済制裁がしかれました。

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2009年にはオバマ前大統領が誕生し、イランとの外交交渉に積極的でしたが、当時イランの政権は保守強硬派で交渉は極めて難航、新たな戦争の危険性まで出たのです。

 

その後、2013年にイランに穏健派ロウハニ政権が誕生、オバマ前大統領とマラソンのような長い交渉の結果、2015年7月に核合意にこぎつけました。

合意の内容は、「イランが核開発を大幅に制限する代わりに、アメリカやEUが科していた経済制裁を解除しよう」というものです。

 

その合意内容に欠陥があるとして、一方的に離脱を宣言したのがトランプ大統領。

例えば、こちら。

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トランプ大統領は、15年後には核開発を再開できてしまうじゃないかと、怒っているわけです。

 

トランプ大統領のイランへの向き合い方は、オバマ前大統領と真逆だとわかります。

これまでも、オバマ前大統領の成果を次々とひっくり返して支持層にアピールして来ました。

今回の「核合意の離脱」も、まさにトランプ大統領の公約の実現というわけです。

そして、11月に行われる「中間選挙」に向けて、支持者に実行力をアピールしたいわけです。

 

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「イラン核合意」は、国際社会では高く評価されましたが、アメリカ国内では評価が分かれました。

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核合意を離脱する理由の2つ目は、「イランへの不信感」です。

トランプ大統領の発言を聞いていると、世界の諸悪の根源はすべてイランにあると言わんばかりです。

なぜ、それが支持者へのアピールになるのかというと、

アメリカ人の中に、そもそも、イランへの不信感が根強いんです。

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[アメリカ人は、ある事件がきっかけでイランに対して不信感を持つようになったんだヨーソロー。]

 

他にも、1983年には、レバノンのベイルートでアメリカ海兵隊司令部が爆破され、200人以上が死亡する事件が起き、イランが支援する組織が関わったとされています。

 

そして最後、3つ目の理由が「両にらみ作戦」です。

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イランと北朝鮮の核問題を両にらみで考えているようです。

イランに対して「過去最大級の制裁」で圧力をかけ続ければ、やがてイランが根を上げて再交渉に応じ、トランプ大統領自らの手で、新しい核合意を作り出せると考えているようです。

 

ディール好きなトランプ大統領らしいある種の賭けに近い行為ですが、トランプ大統領はまさに北朝鮮に対して、これが成功したと考えています。

そのことで、トランプ大統領も自信を深めているようです。

一方で、核合意離脱を北朝鮮のシグナルにしようとしています。

実際、安全保障担当のボルトン補佐官は、「これは北に対するメッセージだ」と説明しました。

 

イラン側はこのトランプ大統領の一方的な合意離脱について、どう思っているのでしょうか。

ロウハニ大統領は、今のところ大人の対応を取っており、ヨーロッパの国々とともにアメリカ抜きで合意を維持していく構えです。

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しかし、イラン国内ではすでに「アメリカに裏切られた」という空気が高まっています。

 

そこで、気になる動向が、反米を掲げる保守強硬派の存在です。

保守強硬派はトランプ大統領に強く反発し、今後核開発を加速させるなどの強硬手段を示唆しています。

この保守強硬派の代表格が、最高指導者の親衛隊である「革命防衛隊」です。

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イランの安全保障から経済まで強い影響力を持ち、核開発にも関わっています。

そして、革命防衛隊はイランの周辺国へも影響力を及ぼしています。

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イランは「イスラム教シーア派」の大国です。

そうしたイランの影響下にある国々は、「シーア派の三角地帯」と呼ばれています。

 

それに対して、アメリカよりの国がイスラエルとサウジアラビアです。

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すでに、核合意離脱の発表の後、イランとイスラエルとの間で軍事衝突が起きているのです。

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かつてない規模で、イランとイスラエルが衝突しており、緊張拡大が懸念されています。

中東はただでさえ「世界の火薬庫」と言われる不安定な地域です。

そこにトランプ大統領の決断が引き金となり、イスラエルやサウジアラビアなど中東全体を巻き込む悪夢のシナリオとも言われる「中東大戦争」への懸念も生まれそうです。

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仮に中東で紛争が起きた場合、日本への天然資源が輸送されるシーレーンに大きな混乱が起き、影響が深刻化しそうです。日本にも無縁な出来事ではないはずです。

 

 

 

※リハーサル時の写真も掲載しています。

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2018年5月20日のゲストは、サヘル・ローズさんです。

 

投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:21:46 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク


  
2018年05月12日 (土)

週刊Mr.シップ 第百十七回 「イラン核合意」

 

おいおいトランプさん、大事なニュースは1か月に1つくらいにしといてくれよ。

せかいまは週1回なんだからな。

 

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 イランに対する核合意離脱宣言は、北朝鮮のキム委員長にも向けられたメッセージだと思うんだ。

中途半端な合意はしないぞ!!ってキム委員長にアピールしてるよな。

 

投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:17:28 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク


  
2018年05月11日 (金)

2つの核問題

米朝首脳会談が、6月12日にシンガポールで開催されることが決まりましたね。

シンガポールといえば、私も今年2月にせかいまのロケで行ったばかり・・・。

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あの地で歴史的な会談が行われるのかと、勝手に運命的なものを感じています。

 

会談では、朝鮮半島の非核化が大きなテーマになる見通しですが、

「もう1つの核問題」に関する動きが、今月ありましたね。

アメリカがイラン核合意から離脱しました。。

オバマ前大統領が長い交渉を経てたどり着いた歴史的な外交成果とされるイラン核合意。これには「欠陥がある!」として、トランプ大統領は離脱を表明したわけです。

 

朝鮮半島の非核化に向けた動きを進めているように見える中での、イラン核合意からの離脱。一見“逆”のことをしているように映るトランプ大統領ですが、そこにはどんな狙いが?それとも、狙いなんて無い、いつものトランプ流のやり方なのでしょうか?この先のアメリカとイランの関係や、中東全体への影響も含めて見つめます。

5月13日(日)のせかいま、ぜひご覧ください!

 

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2018年5月13日のゲストは、ハリー杉山さんです。

 

投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:16:57 | カテゴリ:芳川隆一のよしよし!やったるぜ! | 固定リンク


  
2018年05月10日 (木)

世界の働き方改革

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2018年5月6日の出演者のみなさんです。

左から、芳川隆一キャスター、坂下千里子さん、Mr.シップ、ゲストの高橋真麻さん、国際部松木昭博デスクです。

 

外国人から見て、日本人て働きすぎなの?

世界の働き方って一体どうなっているんだ?ヨーソローということで、

国際部松木デスクが「世界の働き方」を解説しました。

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ヨーロッパでは2000年前後からいろいろと取り組みが進んでいるのですが、日本はまだまだ遅れていると指摘されています。

 

日本でも、国会で関連の法案が実質的に審議入りしました。

日本政府はこちらの9つを掲げています。

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こうした取り組みの背景には、もちろん働く人にとって仕事をしやすいようにしようということもありますが、日本経済を維持しようという狙いもあります。

少子高齢化で人口が減り、「働く人」もどんどん減るため、世界3位の経済規模はどんどん縮小してしまいます。

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そこで今回は、ここにあげた9つの中から、

「長時間労働の見直し」「非正規の人の待遇改善と柔軟な働き方」「働き手の確保と子育て支援」の3つのポイントに絞ってみてみましょう。

 

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「働き方改革」から、果実をつけた3本の木が現れました。

これらの木は、働き方改革を進めてきた海外の3つの国を表しています。

 

まずは「長時間労働の見直し」ですが、そもそも日本人は本当に働きすぎなのか。年間の総労働時間で世界と比べてみると…

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アメリカや韓国より少なくヨーロッパ諸国より多いですね。

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そして、フルタイムで見ると2024時間、かなり長い時間働いています。

残念ながら「過労死」や「過労自殺」が社会問題になっています。

日本では、働く側と会社側の合意があれば時間外労働が可能で、その場合、上限を超えても罰則はありませんでした。今後は、時間外労働にも罰則付きの上限を設ける方向です。

 

こうした罰則付きの労働時間の管理は、ヨーロッパではすでに導入済みです。

長時間労働を見直してきた、ドイツを見てみましょう。

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面白いのは、「労働時間口座」。残業したらその時間を貯めておける制度です。

そして、給料として受け取るか、休みにするかを選ぶことができます。

働いた分はしっかりと休める仕組みです。

そして、有給休暇は平均で30日もらえます。ちなみに日本は18日です。

それでもヨーロッパNo.1の経済大国です。

 

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ヨーロッパNo.1の経済大国ドイツだけど、働き方改革も関係してるみたいなんだヨーソロー。

 

次に、「非正規の人の待遇改善と柔軟な働き方」。

フランスを参考に見てみましょう。

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フランスは正規と非正規の賃金差が少ないです。そして、同じ職場で同じ仕事をしていたら賃金も同じという「同一労働同一賃金」が裁判の判例になっています。

そのため、パートは働く時間が短い分賃金は少ないけど、1時間分のベースはフルタイムとほぼ同じ。賃金だけでなく、休暇や労働時間、社員食堂の使用なども含め非正規の人を不利に扱うことは法律で禁止しています。

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フランスで特徴的なのは、「働きやすさ」を目指していく流れです。

代表的な例が「テレワーク」です。

インターネットのメールやテレビ電話などを活用した、場所にとらわれない柔軟な働き方のことです。

フランスでは、テレワークは法律に基づく「権利」となり、ダメな場合は会社側がなぜダメなのか理由を説明しなくてはいけなくなりました。

ただ、いつでもどこでも仕事になってしまうため、「インターネット接続を切る権利」も保障されています。

 

3つめの「働き手の確保と子育て支援」は、スウェーデンを参考に見てみましょう。

ここまで見てきた「長時間労働の見直し」「非正規の人の待遇改善と柔軟な働き方」は、労働者や企業の取り組みを国が制度で支える形でしたが、こちらの「働き手の確保と子育て支援」には、制度そのものに予算が必要になるため、国をあげた取り組みになります。

 

スウェーデンは、男女双方とも、仕事と育児の両立ができる社会を目指してきました。

各国に先駆け、1970年代から、父親も育児休暇の対象にしてきました。

その結果、女性の社会進出や就業率が国際的にも高水準になりました。

取材で女性官僚の部屋を訪ねたら、執務室に小さな子どもを遊ばせるスペースがありました。

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国がバックアップする育児休暇も充実しています。

 

もちろん、「働き方改革」をして、すべて良かったと言うわけではありません。

ドイツでは労働時間が短くなった分、非正規労働者が増え、正規と非正規の賃金格差が拡大傾向になっています。

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フランスでは、労働者の権利が守られている分、これから働こうという人には厳しく、若者の失業率が20%台と高いです。また、企業も解雇などの調整が難しくなっています。

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スウェーデンでは、色々な子育て支援制度や手当がある分、税金が高いです。

消費税率は(軽減税率はありますが)、25%です。

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そしてどの国でも、企業の幹部たちは働く時間などの規制を受けないケースが多く、負担が大きいです。

 

働き方改革はどんな社会を目指そうとしているかに関わっています。

それぞれの国の事情や、目指すことがあって初めて働き方の改革もできたということです。

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個人や会社の取り組みで変えられるところがあるけど、変えられないところもあります。

この芽をどのような木に育て、どのような実をつけさせるのかひとごとではなく、自分の暮らす社会のこととして捉えることが明日からの仕事の活力や、将来への期待につながれば良いですね。

 

 

 

※リハーサル時の写真も掲載しています。

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2018年5月13日のゲストは、ハリー杉山さんです。

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:15:35 | カテゴリ:せかいま美術館 | 固定リンク


  
2018年05月05日 (土)

週刊Mr.シップ 第百十六回 「働き方改革」

 

 連休もそろそろ終わりだな。

 

人生の過ごし方をより充実させるために、働き方を見直さなきゃな。

 

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さすがに3か月はまずかったかな?

でも、テレワークとかWeb会議とかいろいろあるじゃんね。よしよしのイジワル。

 

投稿者:Mr.シップ | 投稿時間:17:22 | カテゴリ:週刊Mr.シップ | 固定リンク


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