ユネスコとの取り組み



UNESCO&NHK

「世界遺産」とは、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が中心となって進めている、人類共通の宝物である貴重な建造物や遺跡、自然などを守り、未来に手渡していこうとする取り組みです。
世界遺産条約に基づき、世界遺産委員会の審査を経て、「世界的に顕著な普遍的価値をもつ記念工作物、建造物群、遺跡、自然の地域」と認められたものが、ユネスコの世界遺産リストに登録されます。
世界遺産には「文化遺産」「自然遺産」、そして自然遺産と文化遺産の両方の要件を満たしている「複合遺産」があります。2011年7月現在、「文化遺産」は725件、「自然遺産」は183件、複合遺産は28件。世界遺産の総数は936件です。日本の世界遺産は、全部で16件です。
世界遺産という取り組みは、1960年代にアスワン・ハイ・ダムの建設によって水没の危機にさらされた、古代エジプトのアブ・シンベル神殿を救おうとする国際的なキャンペ−ンから始まりました。現在も人類共通の貴重な遺産を守り、未来に伝えていくことが重要な目的になっています。そのため、ユネスコは「危機にさらされている世界遺産リスト」を作り、戦争や開発といった人災、地震などの天災によって危機に瀕している遺産をこのリストに載せ、国際社会が力してその保護にあたるように求めています。そこには、危機から回避していく為には、戦争や紛争のない平和な社会を築いていかなければならないこと。開発の保全のあり方も地球環境保護の視点から見つめ直していかなければならないという、人類へのメッセ−ジが込められています。
NHKはユネスコと共同で「世界遺産」をデジタル映像で記録し、未来へ伝える「世界遺産デジタル映像アーカイブス」事業に取り組んでいます。「世界遺産への招待状」「探検ロマン世界遺産」「シリーズ世界遺産100」などで撮影されたデジタルハイビジョン映像は、この「世界遺産デジタル映像アーカイブス」に提供され、ユネスコのホームページを通じて全世界に公開されています