世界遺産ライブラリー



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ブルノのトゥーゲントハット邸

  • 国 名 :チェコ
  • 分 類 :文化遺産
  • 登録年 :2001年
  • 遺産名(英語):Tugendhat Villa in Brno

チェコ第2の都市ブルノには、20世紀初頭のモダン・ムーブメントによる近代建築が多くあり、その代表が近代建築の巨匠ミース・ファン・デル・ローエ設計によるトゥーゲントハット邸です。1930年に完成した個人住宅で、そのデザインと建築思想はモダニズムの礎となり、現代の建築設計に大きな影響を与えています。
「シリーズ世界遺産100」では、画期的な設計の家をお見せし、ミースが創造したモダニズムとは何かを紹介します。
80年前に作られたこの家は、壁全体がガラス窓という斬新なものでした。家の外と中の区別がない部屋には、陽の光が存分に注ぎます。メインフロアには壁がなく、連続する一つの空間となっています。仕切りと家具によって各スペースに部屋としての機能が与えられ、多面的な性格を持つ大きな空間として設計されたのです。ミースは斬新な発想で、人が自由に行き来できる新しい時代の生活空間を提案したのです。また機能面では、電動で開閉する窓や冷暖房のエアコン装置といった当時では初めての設備が備えられ、快適な暮らしができるように設計されました。