世界遺産ライブラリー



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石窟庵(ソクラム)と仏国寺(プルグクサ)

  • 国 名 :韓国
  • 分 類 :文化遺産
  • 登録年 :1995年
  • 遺産名(英語):Seokguram Grotto and Bulguksa Temple

韓国南東部の慶州(キョンジュ)にそびえる霊山、吐含山(トハムサン)。その麓に広がる大寺院が仏国寺(プルグクサ)です。7世紀半ば、隣国の百済、高句麗を滅ぼして朝鮮半島を統一した新羅王朝は、仏教を国の精神的支柱にしようと、数多くの寺を造りました。その中で最大の規模を誇ったのが仏国寺です。
建造を銘じたのは時の宰相、金大城(キム・デソン)。彼は現世の親のために、仏国寺を、そして前世の親のために、もう一つの寺を建立しました。吐含山の山頂に近い石窟庵(ソクラム)です。
「シリーズ世界遺産100」では、新羅の仏教美術の至宝とされる石窟庵(ソクラム)・仏国寺(プルグクサ)の成り立ちと、その後の波乱の歴史を紹介します。仏国寺(プルグクサ)は、創建当初は80棟あまりの建造物と現在の10倍の規模を誇る大伽藍を擁していたといいますが、16世紀の豊臣秀吉の朝鮮出兵によって、その大部分が焼失してしまいました。また石窟庵(ソクラム)は、20世紀の初めに、偶然発見されるまで、何世紀も人々の記憶から忘れられていました。新羅時代に花開いた仏教は、李氏朝鮮の時代に急速に廃れていったからです。今世紀に入り、修復作業で蘇った二つの寺は、1995年に世界遺産に登録され、韓国国内随一の観光地となっています。