世界遺産ライブラリー



このページを印刷する

ゴール旧市街

  • 国 名 :スリランカ
  • 分 類 :文化遺産
  • 登録年 :1988年
  • 遺産名(英語):Old Town of Galle and its Fortifications

インド洋に浮かぶ島、スリランカの南端に位置するゴール旧市街。人口が2千人ほどの小さな街は今、「奇跡の世界遺産」と呼ばれています。20万人以上が犠牲となった2004年12月26日のインド洋大津波で、一人の犠牲者も出さなかったからです。ゴール旧市街には、16世紀から20世紀半ばまでヨーロッパ諸国の植民地支配の拠点がおかれていました。街には教会や邸宅など西洋風の建物が並び、アジアにおける植民都市の面影を色濃く残す街として世界遺産に登録されています。2004年12月、押し寄せた6メートルもの津波から街を守ったもの、それは植民地時代の遺産でした。街をぐるりと取り囲む城壁は、17世紀にオランダが築いたものです。高さは20メートルから低いところでも6メートルあります。他のヨーロッパ列強国の攻撃から街を守るため、要塞として頑強に造られた城壁。この城壁がぎりぎりのところで津波を押しとどめ、人々の生命、そして世界遺産に指定された美しい町並みを守ったのです。植民地時代の悲しい記憶をとどめる城壁や建物を、スリランカの人々は、「私たちの祖先スリランカ人が汗を流して完成させたもの」と大切に守ってきました。「だからこそ、城壁は私たちを津波から守ってくれたのだ」と街の人々はいいます。番組では、空中撮影やクレーンショットを駆使して、城壁を中心に「奇跡の世界遺産」をダイナミックにお見せします。