世界遺産ライブラリー



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エレファンタ石窟群

  • 国 名 :インド
  • 分 類 :文化遺産
  • 登録年 :1987年
  • 遺産名(英語):Elephanta Caves

インドのムンバイの沖、約10キロメートル。アラビア海に浮かぶ小島エレファンタ島に、岩山を掘ったヒンドゥー教の石窟寺院が残されています。5〜8世紀に、この島を修行の場とした僧侶たちが造ったものです。石窟は7窟ありますが、保存状態が良いのは第1窟のみです。しかし、その壁面には見事なシヴァ神像がいくつも彫られており、インドでの熱烈なシヴァ神信仰をうかがい知る事ができます。
「シリーズ世界遺産100」では、石窟の中の彫像から破壊と創造を司るというインドの神シヴァを紹介します。ここには様々な姿をしたシヴァ神像があります。特に傑作とされているのは、3つの顔を持つシヴァ像です。3面顔のシヴァは、世界を破壊し創造して維持する神であることを表しています。ヒンドゥー教では終末思想がなく、万物は破壊され、同時に新たに創造されると考えられてきました。元々は破壊の神であるシヴァは、創造をも司る最高神として崇められたのです。その信仰は、シヴァの踊る姿や半男半女という形で、石窟の壁面に表されています。宇宙のエネルギーそのものを表すシヴァは、今でもインドで最も多くの信奉を集める神なのです。