世界遺産ライブラリー



このページを印刷する

アテネのアクロポリス

  • 国 名 :ギリシャ
  • 分 類 :文化遺産
  • 登録年 :1987年
  • 遺産名(英語):Acropolis, Athens

ギリシャの首都アテネの町にそびえるアクロポリスは、「高い丘の上の都市」を意味します。その中心に立つのがパルテノン神殿で、古代ギリシャ文明の栄光の象徴となっています。
「シリーズ世界遺産100」では、パルテノン神殿の修復現場の様子を伝えます。パルテノン神殿は、全て大理石で造られています。15世紀にオスマントルコ軍に占領されたときと、17世紀にベネチア軍がアテネに侵攻したときに激しく破壊されました。大規模な修復は今から100年前にも行われましたが、そのとき使った鉄材が錆びて膨張し、大理石のいたるところでひび割れを起こしています。新たな修復は20年ほど前から、240人の専門家たちによって行われています。古代ギリシャ文明の最高傑作とも言われるパルテノン神殿には、繊細な工夫がこらされていました。例えば柱は「ドラム」と呼ばれる大理石をいくつも積み上げたものです。1本の柱を作るには、ドラムの接合面が完璧に重なることが重要です。古代ギリシャ語で「ハーモニー」とは、石をぴったり合わせるという意味でした。現代の修復作業は、ギリシャ文明の高さを学び、その英知と向き合う作業でもあるのです。