世界遺産ライブラリー



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アビニョン歴史地区

  • 国 名 :フランス
  • 分 類 :文化遺産
  • 登録年 :1995年
  • 遺産名(英語):Historic Centre of Avignon: Papal Palace, Episcopal Ensemble and Avignon Bridge

フランス南部、ロ−ヌ川のほとりに開けたアビニョンは、14世紀、70年間にわたって教皇庁が置かれ、カトリック世界の中心として栄えた町です。アビニョンには7代の教皇の住まいとなった教皇宮殿やノートル・ダム・デ・ドン大聖堂、サン・ベネゼ橋などの歴史的な建造物が残されています。
「シリーズ世界遺産100」では、教皇庁がこの地に移されることになった歴史上の出来事などを紹介しながら、「世界で最も強固な住まい」と呼ばれた教皇宮殿の内部を紹介します。14世紀初め、フランス国王フィリップ4世は、教会の権威を利用してヨーロッパでの主導権を握ろうと、時の教皇クレメンス5世をロ−マからアビニョンに移し、支配下におきました。世にいう「アビニョンの虜囚」です。以後7代、70年にわたってアビニョンに教皇庁が置かれることになったのです。教皇が住んだ教皇宮殿は高さ50メートルの城壁に囲まれ、1万5千平方メートルの広大な敷地には、大礼拝堂、枢機卿や騎士団の部屋、裁判所や税務署などがありました。大きな台所では、毎日宮殿で働く300人分の食事が作られたといいます。教皇の寝室には、花や鳥といった自然に題材をとった画が描かれています。教皇庁が置かれた時代、アビニョンは大いに栄え、人口は一気に5倍に増えたと言われています。しかし、70年後にグレゴリウス11世がロ−マへの帰還を果たすと、町はふたたび南フランスののどかな地方都市に戻りました。