世界遺産ライブラリー



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ジェンネ旧市街

  • 国 名 :マリ
  • 分 類 :文化遺産
  • 登録年 :1988年
  • 遺産名(英語):Old Towns of Djenne

西アフリカを流れる大河ニジェール川の中洲地帯にあるジェンネは、13世紀末から、サハラ砂漠を横断する金の中継地として繁栄した交易都市です。15世紀から16世紀にかけては、イスラム教布教の中心地ともなりました。町の中央には大モスクがそびえ立ち、その前の広場では毎週月曜日に市が開かれ、周辺から大勢の人々が集まります。ジェンネの日干しレンガで作られた旧市街が、世界遺産となっています。
「シリーズ世界遺産100」では、町の人々が泥を上手に使って日干しレンガの家を建てたり、修理したりしている様子を紹介します。ニジェール川が運んできた泥は、川辺に寝かせておくと良い建築材料となります。泥から日干しレンガが作られ、レンガを積み重ねた上に、さらに泥を塗って壁が作られるのです。この泥の家は、摂氏50度にもなる日中の暑さを遮断する効果があります。また泥は、生活用品の材料となり、染物をする時などにも使われています。ジェンネ旧市街のシンボルとなっているのが、独特のフォルムをもった大モスクです。年に一度行われるモスクの化粧直しは、町の一大行事となっています。この日は町の人々が総出で泥を運び、大モスクの壁に一斉に昇って泥を塗り直すのです。その姿からは、泥と共に暮らす西アフリカの人々の圧倒的なエネルギーが感じられます。