世界遺産ライブラリー



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アミアン大聖堂

  • 国 名 :フランス
  • 分 類 :文化遺産
  • 登録年 :1981年
  • 遺産名(英語):Amiens Cathedral

パリから北へ132キロのところにあるアミアン大聖堂は、ノートルダム大聖堂に先立って、1288年に完成した古典的なゴシック様式建築物の傑作です。アミアン大聖堂の規模は壮大で、高さは42メートル、奥行きは145メートルもあります。大聖堂にはエルサレムから持ち帰られた聖遺物、イエスに洗礼を施したバプテスマのヨハネの遺骨が納められています。
「シリーズ世界遺産100」では、「石の百科全書」と呼ばれる彫刻群を中心に、アミアン大聖堂の壮麗な姿を伝えます。聖堂の内外を飾る彫刻群は、天地創造や、アダムとイブ、イエスの生涯、最後の審判などがリアルな表現で刻まれています。「石の百科全書」は、文字を読むことができなかった人々に聖書の教えを伝える絵物語でした。大聖堂の内部も、人々に神の世界を感じさせるように造られています。高さ42メートルの天井は、天国のイメージを与えました。大きなステンドグラスは光に満ちあふれ、神秘的な空間を演出しています。大聖堂の床には迷路が造られ、巡礼によって神に近づく道が示されています。人々は彫刻群で聖書を学び、聖堂に入った天国を感じ、巡礼者となって神に近づくのです。大聖堂は68年という、当時としては異例の速さで完成しました。その理由が、修復にともなう調査で明らかになりました。石材を天候に左右されない屋内で加工し、現場では石を積み上げるだけという画期的な工法、聖堂を飾る彫刻も、別々の工房で各部分を分けて製作していたのです。