世界遺産ライブラリー



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ボロブドゥール寺院

  • 国 名 :インドネシア
  • 分 類 :文化遺産
  • 登録年 :1991年
  • 遺産名(英語):Borobudur Temple Compounds

ジャワ島の中部に位置するボロブドゥール寺院遺跡は、8世紀から9世紀にかけてこの地方を支配したシャイレーンドラ朝によって建てられました。その後、メラピ山の大噴火によって火山灰と密林に埋もれ、1814年にイギリス人によって発見されるまで、地元の人々には忘れ去られていました。
「シリーズ世界遺産100」では、一辺が120メートルの基壇の上に、5層の方形壇、3層の円形壇、全体で9層からなるピラミッド状の石積みの建造物に秘められたメッセ−ジを読み解きます。1885年、一番下の石積みの裏に隠されていた彫刻群が発見されました。そこには古代ジャワ文字で「醜悪な顔」と刻まれていました。それは醜い欲望に支配された人間の世界を表していました。このことからボロブドゥールの建造物は、一番下は「欲界」、その上は、欲望は超越したもののまだ肉体をもつ「色界」、そして、悟りの世界「無色界」という、仏教の「三界」という世界観を表していることが分かったのです。釈迦をめぐるさまざまな物語が刻まれた回廊をたどり頂上にいたると、そこには72のストゥーパが整然と配置されています。ストゥーバの中には釈迦如来座像が安置され、格子の間からわずかにその姿を見せています。