

毎年同じ季節に氾濫を起こし、上流から肥沃な土が運ばれてくるナイル下流域では農業が発達し、古代エジプト文明が生まれました。その象徴ピラミッドは、紀元前2700年ごろから500年にわたって造られました。カイロ郊外のギザには、紀元前2500年ごろに造られた記念碑的な三大ピラミッドがあります。
「シリーズ世界遺産100」では、ギザの三大ピラミッドの一つ、クフ王のピラミッドの内部を紹介するととにも、最新の研究成果とCGを使って巨大ピラミッド建設の謎に迫ります。以前は奴隷による強制労働によって造られたと考えられてきたピラミッドですが、最近発見された工事に携わった人々の出勤簿などから、働いていたのは奴隷ではなく、自由に休みをとれる人々であったことがわかってきました。このことからピラミッドの建設は、ナイル川が氾濫し農作業ができない農閑期に、農民たちに仕事を与える公共事業として行われたのではないかという説が有力になっています。

