2017年01月30日 (月)サンタはいるよ!夢じゃないよ!


※2016年のクリスマス直前に
NHK NEWS UPに掲載されました。

クリスマスムード一色の街。
イルミネーションのまぶしい光と定番のクリスマスソングに
気分が盛り上がっている人も多いと思います。

「子どもたちはいつまでサンタを信じているのか」
「それぞれの家庭はどんな思いでクリスマスを迎えるのか」
NPOが調査した「サンタ白書」が完成しました。

<初めてのサンタ白書>

白書を作ったのは都内のNPO「チャリティーサンタ」です。
クリスマスイブの夜に依頼のあった家庭をボランティアがふんしたサンタが訪れ、依頼者から預かったプレゼントを手渡す活動をしています。
サンタの派遣には2000円の寄付をもらっています。

サンタ白書はこの団体がインターネットを通じて3歳から12歳の子どもがいるおよそ2000人の親に対象を調査して作りました。

161225.3.jpg<”サンタはいるよ”は何歳まで?>

まず「子どもはサンタクロースを信じてるか」と尋ねたところ、信じているという答えは70%を超えました。

そしてすでに子どもがサンタの正体を知ってしまったという親たちに「子どもは何歳までサンタクロースを信じていましたか」と尋ねると、
8歳までが22・3%と最も多く、次いで10歳までが15・2%
6歳までが14・4%の順になりました。

10歳までに90%を超える子どもが
サンタの本当の姿を知るようです。

また今のサンタは靴下にプレゼントを入れないこともわかりました。
「靴下に入れる」のは4・9%だけ。
80%以上が「枕元かツリーの下」に置いていました。

そして子どもにサンタの存在を信じさせる理由を
複数回答であげてもらったところ
「夢が持てるようになる」
「純粋な心の持ち主になる」などが上位にあがり、
子どもの心が豊かになることを祈ってプレゼントを渡している傾向がありました。

<気になるデータも・・>

しかし気になるデータもありました。
世帯年収が低い家庭はクリスマスの準備を「何もしていない」という割合が高く、プレゼントやツリーの用意をする割合も年収に比例して下がる傾向があったんです。

このため、この団体では集めた寄付金で基金を作り、
経済的に厳しい家庭や災害で大変な生活をおくっている家庭に
サンタからの手紙やプレゼントを届ける活動もしています。

ことしは、
この活動で熊本の地震で被災した子どもたちなどおよそ1000人が
サンタの思い出を心に刻むことになりそうだということです。

<2000人のサンタ>

ことし11月、東京・渋谷にボランティアで
「サンタになりたい」と手をあげた人たちが集まりました。

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白いひげをつけたり大きな袋を持って、クリスマスイブにサンタになりきるためサンタらしい話し方や振るまいを練習しました。
この研修会、11月から12月にかけて全国各地で行われていて、サンタクロースとなるボランティアはおよそ2000人になるということです。

これまでの活動ではサンタの訪問に大喜びで家中を飛び回ったり、「本当にいるんだ!」と抱きついたりした子どもがいたそうです。
そして訪問を受けた家庭からさまざまな声が届きました。

161225.13.jpg「幼稚園でサンタなんかいない!
と言われていたので、娘も疑っていました。
サンタさんに会うと『やっぱり本当にいたんだね!!』と大興奮。
今年は受験でしたので
『小学校合格おめでとう!お勉強頑張って偉かったね!』と言って頂き、私も今までの苦労が蘇り、泣きそうになりました。お金や物ではなく、心が満たされたクリスマスをありがとうございました」

「サンタさんを待っている間、
子どもはピアノに合わせてジングルベルの歌を歌っていました。
するとピンポーンと来てくれて、夢のようでした。
我が家は母子家庭なので、いつも寂しい思いをさせていたため、子どもが喜んでいる姿を見て、私も一生の思い出になりました」

サンタの訪問を、さまざまな思いで待つ人たちがいると感じました。

<でも、もし・・・>

さてサンタの訪問を受けた子どもたちが、
残念ながら本当のことを知ってしまったらどうなるのでしょうか。

NPOではその時のために渡す手紙も準備しました。
サンタの正体を知ったその時に、渡してもらう手紙です。

 「ワタシはあの時の『サンタクロース』。
 家族がキミを喜ばせようとプレゼントをワタシにたくしたのです。
 でも…実は、
 あれはいくらかのチャリティーをもらうことで
 キミだけじゃなく、被災地などの子どもも笑顔にしよう、
 という企画だったのです。
 サンタが来たあの日。
 キミの家族や、
 実はキミ自身が被災地などの子どものサンタになっていたのです。
 ワタシは気づきました。
 『誰かを笑顔にしたいって気持ち』が
 『サンタクロース』なのかもしれないって」

夢が覚めても、サンタの温かい気持ちを次の世代へとつなげて欲しい。そんな願いが込められています。

<サンタさんを見かけたら>

ボランティアのサンタたちはイブの夜、赤いコスチュームに着替え、
トナカイではなく、電車やバスなどの公共交通機関を使って依頼された場所まで移動します。
子どもたちに夢を届けたいという温かい思いのボランティアのサンタ。

ひょっとしたら、みなさんも出会うかもしれません。

投稿者:牧本 真由美 | 投稿時間:16時10分

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