2019年08月06日 (火)えっ?「ラブライブ!」が乗っ取られたって!?


※2019年4月5日にNHK News Up に掲載されました。

学校を守るために立ち上がった女子高校生たちの奮闘を描く人気アニメ「ラブライブ!」。その公式サイトが“乗っ取られた”って!?
いったい何が起きたんでしょうか?

ネットワーク報道部記者 伊賀亮人・田隈佑紀

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<“ラブライブは我々が頂いた!”>
「ラブライブ!」は自分たちの学校が統廃合の危機に瀕していることを知った女子高校生が立ち上がり、アイドルになって知名度を上げることで廃校を阻止しようというストーリーの人気アニメです。
視聴者参加型の企画を連動させるなど幅広い層に人気があります。

そのホームページが5日、突然閲覧できなくなりました。

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制作会社によりますと、ページの“改ざん”が分かったのは5日午前3時ごろ。「ラブライブは我々が頂いた!」などと表示され、アクセスしてしばらくすると、関係のない別のサイトが表示されるようになっていました。

さらに「我々がラブライブを入手する際、手の込んだプログラミングを行ったり、こっそりとデータを傍受したりする必要はなかった」などと、悪びれることもなく“乗っ取り”の経緯まで得意げに書き込まれていました。

<怒りの炎上!誰が何のために>

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SNSには怒りの声があふれています。

「いや『我々が頂いた』ってラブライブは私物じゃないんですけど私達ファン皆のものなんですけど」とか、「やってることがどんなことか考えてほしいよ!悲しむ人がたくさんいると思うのに…ラブライブ関係者の方々大変だとは思いますが原因を見つけ、復旧できるよう頑張ってください!」、それに「こういうの本当に迷惑だからやめて欲しい。誰がやったのかは知らないけど、度が過ぎてるわ」などなど…誰が何のためにこんなことをやったのか。

ファンならずとも許せないと“炎上”しています。

制作会社は原因を究明中だとしたうえで、悪意のある仕掛けが行われた可能性があるので、むやみなアクセスを控えるよう呼びかけました。

<いわば“看板の掛け替え”なぜできた>
それにしてもなぜ“改ざん”が起きたのか。

「ラブライブ!」の公式サイトを調べると、ドメインの「lovelive-anime.jp」の所有者名が、本来の制作会社から個人に変わっていることが分かりました。

ドメインとは、特定のサイトを表示する際に設定される文字や記号などです。例えば、NHKの場合は「nhk.or.jp」。
ドメインは一般的にユーザーに分かりやすいよう企業名などが、そのまま使われることが大半で、ネット上では店の看板や住宅の表札と同じようなものと考えられています。

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末尾に「.jp」がつく、すべてのドメインの管理会社「日本レジストリサービス」によりますと、今回の“改ざん”は誰かが看板を外して関係のない別のところに掛け替えたのと同じことといえるそうです。
一方、ドメインについては、世の中に広く浸透していることばを含むと、検索でヒットしやすくなりアクセスが増えることから、所有権が売買されているということです。

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今回の“看板の掛け替え”について管理会社は「手続き上の問題はなかった」とコメントする一方、サイトが“改ざん”された理由や経緯は分からないとしています。

<罪に問われる可能性も>
今回の“改ざん”について、ネット犯罪などに詳しい専門家は、偽計業務妨害などにあたる可能性があると指摘しています。

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「ラブライブ!」は一部シリーズで校舎のモデルに静岡県沼津市の実在の中学校が採用されて地元の実際の風景が登場したり、出演した声優のグループが去年紅白歌合戦に出場したりしたことでも注目を集めました。それだけに単なる悪ふざけでは済まされず、影響は大きく受け止められています。

投稿者:伊賀亮人 | 投稿時間:15時26分

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