2013年05月19日 (日)犬の熱中症、今から注意!


日中の日差しも気持ちよく、外出が楽しい時期になり、愛犬と一緒にお出かけを楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。ここで、注意しなければいけないのが、犬の熱中症です。犬が熱中症にかかると、人間と一緒で、歩けなくなったり、筋肉がけいれんしたりする症状を起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。人間にとっては、熱中症に本格的に気をつけなければいけない時期はこれからですが、犬にとってはすでに要注意の時期になっています。
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【犬の熱中症、注意は今から】
こちらのグラフは、ペット保険に加入している人が、熱中症による診察代などを請求した件数です。
20130519dog5.jpg7月、8月がずばぬけて多いのですが、注目してもらいたいのは、まさに今の時期、4月、5月です。熱中症にかかるペットがすでに出始めていて、犬にとっては、すでに熱中症の要注意のシーズンに入っています。

【犬の熱中症とは?】
都内に住む会社員の森山結喜さんです。飼っているのはフレンチブルドッグ。
20130519dog7.jpg暑さに弱い犬種のため、散歩などには細心の注意を払ってきましたが、去年7月、夜に散歩したところ、熱中症にかかりました。森山さんは、「人間だと涼しい時間だったので、安心して散歩に出たら、犬の呼吸がはぁはぁしていて、ぐったりしてしまいました。アスファルトの道路を触ったら、まだ熱かったので、犬にとっては暑すぎたのかもしれません」と話してくれました。
20130519dog8.jpg【犬はなぜ熱中症になる?】
どうして犬は熱中症になりやすいのでしょうか。ペットの熱中症に詳しい大西学獣医師は「犬は、足の裏を除いて、皮膚から汗をかけません。汗腺がなく汗をかかないので、体温調節が限られているのです」と説明してくれました。犬は心臓の位置が地面に近いため、日差しの照り返し、放射熱を直接受け体が熱くなりやすいことも原因の一つだということです。
20130519dog11.jpgそして、さらに、最近の傾向として増えているのが・・・太った犬の熱中症です。
大西獣医師は、「飼い主の皆さんがおいしいごはんを出しているので、少し太っているメタボな犬も増えています。太っている犬は、体の中に熱がこもりやすいので熱中症になりやすく注意が必要です」と話してくれました。
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【愛犬家でも見落としがちな注意点は】
犬の熱中症に気を配っている愛犬家でも、つい、見落としがちな注意点もあります。
(注意点①)まず、散歩の時です。
20130519dog13.jpgちょっとした用事でこんなふうに犬を待たせたりしていませんか。
20130519dog14.jpgこの日の日なたの温度は23度でしたが、温度計を地面に置いて5分後、温度は33度余りと、実に10度以上の差がありました。わずか数分間でも、体に熱がこもり、犬にとっては危険です。

(注意点②)
そして、車に犬を乗せてドライブするときにも思わぬ落とし穴があります。
20130519dog17.jpg脇見運転にならないよう、ケージに入れることが大切ですが・・・。
暑い車内の温度はエアコンですぐに下がっても、ケージの中はなかなか下がりません。実際は、犬の体温でさらに温度が下がりにくくなります。このため、ケージの中で犬が熱中症になる場合もあり、注意が必要です。
20130519dog21.jpg【犬の熱中症、どう対処する?】
飼い主のちょっとした油断でも起きる犬の熱中症。
20130519dog22.jpg熱中症になってしまったら、まずは、犬の体を冷やしてください。犬の首回りや脇の下、そして、内側の太ももの辺りを重点的に冷やすのがポイントです。
大西学獣医師は「飼い主のこのくらいなら大丈夫かな?という過信で犬が熱中症になるケースがあるので、ふだんよりも呼吸がはぁはぁしていないか、犬の体が熱くなっていないか、注意深く犬を観察し、体調が少しでもおかしいと感じたら、早めに医師に相談して下さい」と話していました。
人間と違って、「暑い!!!」「喉が渇いた、水が飲みたい」など言葉のコミュニケーションができない犬。愛犬の気持ちはよく分かっているという飼い主さんも、過信せず、愛犬の様子をじっくり観察し、お出かけを楽しんでください。

投稿者:清有美子 | 投稿時間:06時00分

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