2013年02月27日 (水)偽ブランド品のネット通販に注意


インターネットの通信販売で、値引きされたブランド品を購入したところ、海外から偽物が届いたなどのトラブルが増えているとして、消費者庁が注意を呼びかけています。被害の実態と対策のポイントについてお伝えします。

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消費者庁の越境消費者センターによりますと、おととし11月からことし1月末までに寄せられたインターネットによる海外との通信販売などのトラブルの相談のうち、偽ブランド品についての相談は838件と最も多くなりました。
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特に、海外に拠点のある業者が日本の消費者向けに運営している販売サイトでのトラブルが目立つということです。
典型的なトラブルは、人気ブランドのバッグや服などを大幅に値引きするという販売サイトに多くみられます。購入すると海外から偽物が届きますが、サイトには、業者の連絡先としてメールしか掲載されていないため、その後、一切、連絡が取れなくなるということです。
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東京都内に住む20代の女性は、去年、被害に遭いました。女性は、「インターネットにはいろいろなサイトがあるので用心していたつもりだったが、値段が安く、急いで欲しかったので、うっかりしてしまった」と体験を語ってくれました。
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女性が急いでいたのは、間近に迫った家族の誕生日プレゼントを購入するためでした。
アメリカの人気ブランドのバッグを探そうと、「ブランドバッグ」と「アウトレット」という言葉をキーワードにして検索したところ、定価から70%も値引きする販売サイトを見つけました。2万5000円以上するバッグが7700円でしたが、ブランド品は、アウトレットモールなどで大幅に割り引かれることもあるため、女性は疑問には思わず、代金を銀行に振り込みました。
しかし、その後、海外から届いたのは、ブランドのロゴは入っていたものの、注文した物とは全く違う、糸が飛び出した粗雑な縫製のバッグでした。女性は偽物を売りつけられたと考え、業者に連絡を取ろうとしましたが、販売サイトには、メール以外に電話番号や住所は掲載されていませんでした。
結局、プレゼントは別の物を買い直すことになり、業者とは今も連絡が取れないままです。女性は、「まさか自分が引っ掛かるとは思わず、ショックだ。信用できるなと思ったところからでないと、買ってはいけないと思った」と話しています。
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【被害を避けるポイントは】
消費者庁では、こうしたサイトに共通する特徴を公表しました。
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具体的には、
▼連絡手段がメールしかないか、電話番号や住所が掲載されていても実在しない、
▼正規品の販売価格よりも極端に値引きされている、
それに
▼日本語の表現が不自然な場合があるということで、消費者庁では、購入前に十分確認するよう注意を呼びかけています。

消費者庁が公表したチェックポイントはこちら。http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/130205adjustments_3.pdf

【取材後記】
欲しいものはインターネットで検索し、値段を比較しながら通信販売で買うというスタイルが広がっています。悪質な業者はそこを狙っています。
私も実際に「ブランド名」と「アウトレット」というキーワードで検索をしてみました。すると、表示されたサイトの中には、一見、見栄えはよいものの、消費者庁のチェックポイントに照らせば、あやしいと判断できるところが見つかりました。
チェックは、慣れれば1分もあればできるので、習慣づけるとよいと思います。また、時間があれば、サイトに表示された業者の電話番号に実際にかけてみたり、住所をインターネットで調べてみたりして、実在するかどうか確かめればより安心です。

何かあやしいと感じたり、トラブルに巻き込まれてしまったりした場合は、最寄りの消費生活センターにつながる「消費者ホットライン」(0570-064-370)や、「消費者庁越境消費者センター」に相談してみてください。

投稿者:三瓶佑樹 | 投稿時間:06時00分

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