2012年11月15日 (木)「スマホで受験勉強が様変わり」


受験勉強真っ盛りのこのシーズン。高校生の6割が持っているというほど、急速な広がりを見せるスマートフォン向けに、新しい受験勉強のサービスが相次いで登場しています。
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登場したのは、人気の参考書をスマホで学べる学習サービスです。50を超える人気のある参考書の要点をドリルにして、月700円でサービスが使い放題。
20121115sumahojyuken_2.jpg問題を解くと、インターネット上に履歴が残り、自分がどんな分野が苦手なのか、これまでの進捗状況が一目でわかります。
20121115sumahojyuken_3.jpg書店に参考書を買い求めにきた受験生の中にも、多くはスマホを持っている高校生が多く、「電車の中で使って、時間を有効活用したい」とか「暗記ものは量をこなさなくては覚えられないので、細かい時間を使えるのが良いと思う」といった声が聞かれました。
20121115sumahojyuken_4.jpgサービスを展開しているのは、企業の社員教育を手がけてきたNTTの関連会社。スマホの普及を背景に新たな市場の開拓に乗り出しました。このサービスで、「参考書が売れなくなるのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、実は出版社など本を取り扱う企業とは、”共存関係”。この日、担当者が訪れたのは参考書を扱う販売元です。通学などの隙間時間にはスマホ、自宅では参考書でじっくり勉強するという新しい学習スタイルを受験生に提案することで、参考書とともに販売を伸ばす戦略なのです。
20121115sumahojyuken_5.jpgサービスを担当するNTTラーニングシステムズの山本大地さんは「家ではじっくり本で勉強してもらって、移動時間などの隙間時間を利用した効率的な学習を実施してほしい」と話していました。
20121115sumahojyuken_6.jpg一方で、スマホやパソコンで、予備校で教えていた人気講師の授業を動画で学べるサービスも新たに始まりました。手がけているのは受験情報サービスを行っているリクルートの関連会社。
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授業はこのサービス向けに独自に行い、あわせて10回の講座が5000円。予備校に比べて格安のなのが売りです。リクルートの調査によると、一般受験で大学を目指す高校生の63%が塾や予備校に通っていませんでした。
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”近くに予備校がない””家計の負担を抑えたい”といった理由で、塾などに通っていない受験生の取り込みを狙っています。実際に、塾に通わず大学受験を目指し、このサービスを利用している高校生は「なるべくお金をかけないように勉強しようと思っていますが、予備校に行かなくても十分勉強できるのでとても嬉しいです」と」話していました。
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サービスを展開するリクルートマーケティングパートナーズの松尾慎治さんは「学びたいと思う人に教えたい、そして教えられる環境を作っていこうと考えています。受験生の勉強の中にうまい具合に取り込んでいただければなと思います」と話していました。
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様々な機能を持ちながら手軽に使えることで普及が広がるスマートフォン。受験産業にも新風を吹き込んでいます。

投稿者:村石多佳子 | 投稿時間:06時00分

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