2011年08月25日 (木)"スマートフォン" 高齢者の活用広がる


きょうは「スマートフォン」についてお伝えします。

最近、街でよく見かけるようになったスマートフォン(スマホとも呼ばれます)は、多くの機能が使える携帯電話のことです。言ってみれば、従来型の携帯電話パソコンの間のような機器です。
その出荷台数は、2年前までは携帯電話全体の数%に過ぎませんでした。それが、今年度から来年度にかけては、従来の携帯電話を上回るとみられています。活用方法もさまざまな形で広がり、高齢者の方も使い始めています。
その最新事情を取材しました。

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【高齢者にも使いやすく】
スマートフォンをどう使いこなすのか、高齢者を対象に開かれた教室です。
従来の携帯電話と操作が大きく異なるスマートフォン。さまざまな機能や、指で画面に触れる操作方法を学びます。受講生は「初めてだけど、なかなかおもしろい」とか、「意外と、やってみると簡単だと思いました」などと話していました。

20110824012.jpgこの夏、高齢者や初心者でも使いやすくしたスマートフォンが続々登場しています。
最新の機種について、担当者は「声でいろいろな機能を呼び出すことができる」と話していました。

20110824015.jpg「山田さんにメール」という声をかけると......相手のアドレスを自動的に呼び出してメールの作成画面が出てきます。「山田さんに電話」という声をかけると......電話番号を呼び出して簡単に電話もかけられます。さらに、画面を指で直接なぞることで文字を入力できます。「ハートマーク」のような絵文字も認識してくれます。

【"見守り機能"にも活用】
一方、下の画像は、家族が高齢者の見守りに活用できる携帯端末です。ホルダーにセンサーが付いていて、前を横切った回数を時間ごとに家族に送信します。無事に過ごしているか確認できる仕組みです。

20110824017.jpgKDDIの小畑幸司課長は
「震災を契機に、家族と離れている高齢の方をさりげなく見守りたいという問い合せも非常に頂いているので、これからそういうニーズがどんどん高くなっていくんだろうと思います」と話しています。

20110824018.jpg【街ぐるみで高齢者サービスに】
街ぐるみの高齢者サービスに、スマートフォンを生かそうという取り組みも始まっています。
三重県玉城町では、国の交付金を活用した事業として、高齢者30人にスマートフォンを使ってもらっています。そのうちの1人、辻村吉蔵さん(89)がこの日に操作したのは、町が運営する乗り合いバスの予約です。何時にどこで乗って、どこに行きたいのかを入力します。

20110824019.jpg辻村さんは
「(最初は)びっくりしました。ちょっと難しいなと。覚えるのかなと思ったけど、(いろいろ操作して)楽しいです。頭の体操にもなります」と話していました。

スマートフォンから送信されたバスの予約データは、運営する社会福祉協議会のパソコンで管理します。そして、自宅近くにバスが到着する仕組みです。辻村さんは週に2回ほど利用しています。町内に停留所は144か所。行きたいところへ出かけることができます。
スマートフォンで予約して、バスをよく使ってる女性は
「すごく便利なんです。以前より外出する機会が増えました」と話していました。

この町のスマートフォンには、もう一つの機能があります。緊急通報です。家や外出先で、緊急事態があったときにすぐに知らせることができます。

20110824020.jpg小林まささん(79)は、この機能が心強いといいます。小林さんは
「うちにいるときはいいですけど、外に出た場合に、誰もいないときが困るので」と話していました。
スマートフォンから緊急通報をすると......通報が入ったことが、発信場所とともに画面に表示され、担当者が安否確認の電話をかけます。さらに、元気でいるかどうか、町が定期的に尋ねてくるのです。
小林さんは
「もう、本当に安心なんです。どこへ出歩くときも持って歩いてるんです。これだけは大事なんです」と話していました。

玉城町社会福祉協議会の西野公啓事務局長は
「簡単にタッチして画面操作ができるというところに、大きな特徴がありますので、スマートフォンを採用しましたた。どんどん画面を触っていただいて、お使いになって、より安全・安心に外出していただけるように私たちも頑張っていきたい」と話しています。

玉城町の例は、総務省のモデル事業として行われているものですが、多くの自治体が注目していて、今後、広がる可能性があります。

【スマートフォン 利用の注意点】
ところで、便利なスマートフォンですが、料金もかかります。注意すべき点は何でしょうか。東京都の消費生活総合センターが、今月8日、利用に関して注意を呼びかけました。

主な注意点を挙げると、▽「通信料金」、▽「アプリとかアプリケーションと呼ばれるさまざまなソフトが有料なのか無料なのか」、そして▽「バッテリー切れ」です。

中でも、特に注意が必要なのはインターネットの通信料金です。
そもそも携帯電話の料金には、
▽基本料金
▽通話料金
▽インターネットの通信料金
▽そのほかの登録料金があります。

この中で、注意が必要なのはインターネットの通信料金です。
スマートフォンからは、「パソコンと同じサイト」にアクセスすることが多く、やり取りするデータの量が増えます。その分、「パケット代」と呼ばれるネット通信料金も高くなります。月に数十万円になってしまう場合もあります。

最近では定額料金制も出てきています。毎月5000円前後の「パケット代定額」というものが携帯各社で用意されていて、ネットをよく使う場合には、その定額料金制を活用するのが賢い使い方です。
通信料金以外にも、先ほどもあったように、「アプリが有料か無料か」、「バッテリーはどれくらいもつのか」といった注意点をよく見極めて、生活に役立てていくことが大事だと思います。

投稿者:山下和彦 | 投稿時間:06時00分

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