2011年09月17日 (土)「イクメン」から「イクジイ」の時代へ?


積極的に育児に取り組む男性=「イクメン」ということばは、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

この流行語にもなった「イクメン」ですが、最近は、積極的に育児に取り組むおじいちゃんを「イクジイ」と呼んで支援しようという動きが出始めているようです。

こうした「イクジイ」を応援する催しを取材しました。

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この催しは、敬老の日を前に東京で開かれたもので、男性の子育てを支援しているNPO「ファザーリング・ジャパン」が、孫がいる男性や、これから孫が生まれる予定の男性向けに開いたものです。

20110917011.jpgこの中では、3人の孫がいるNHKの村上信夫アナウンサーが講演し、「孫が生まれると、自分の子どもと接する機会も増え、家族のあり方にも変化が生まれる。一定のルールを決めたうえで、孫の自尊心を満たしてあげるなど、おじいちゃんならではの役割を果たすことが大切だ」と述べました。

また、NPOの関係者も交えたパネルディスカッションでは、参加者から「定年後のおじいちゃんたちが孫育てを通じて地域に溶け込むことで、これまでの経験を地域に還元することができる」などの意見が出ていました。

20110917013.jpg最後に村上アナウンサーが会場を回り、実際に孫育て中の方たちに、どのように孫と接しているか、そのコツや悩みなどを聞いて回りましたが、中には、孫と接しているときの気持ちや、一緒に行った場所の写真などを、細かくノートにまとめておき、自分が亡くなったときに、形見としてその子に渡すことにしているという男性がいました。

おじいちゃんの思いと、思い出を孫に引き継ぐ「イクジイ日記」とも呼べるそのアイデアに、会場は大いに盛り上がっていました。

去年、初孫が生まれたという70歳の男性は「息子が『イクメン』なので大丈夫だと思うが、自分もできるかぎりサポートしていきたい」と話していて、育児に関わりたいという意識の高まりは、現役の子育て世代のみならず新たにおじいちゃんになる世代にも広がり始めていると感じました。

ただ、育児には悩みはつきもの。それは孫育てでも同じなようで、おじいちゃんおばあちゃんの関わり度合いや、しつけの厳しさなど、家族の中で意見が分かれることもあります。孫が生まれて家族の関わりが深くなるときこそ、子育てに関する考え方などを率直に話し合い、共有することが大切だと思います。

主催したNPOは、今後も孫がいる男性向けのさまざまな講座を開いて、孫育てを支援していくということです。

投稿者:千田周平 | 投稿時間:06時00分

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