2017年04月12日 (水)ランナー救え!充実図る救護体制


※2017年3月13日に東海地方のローカルニュースで放送されました。

3月12日に開催された
「名古屋ウィメンズマラソン」と「名古屋シティマラソン」では、およそ3万5000人のランナーが、名古屋市の中心部を駆け抜けました。
この大会では、救護態勢の充実が図られており、迅速な心臓マッサージやAEDによる処置で、3人のランナーの命が救われました。

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大会では、ボランティアも含めて、およそ1100人のスタッフが、
ランナーの救護にあたりました。
大会当日の名古屋の最高気温は15度5分。昼には12度を超え、
日ざしがあって、ランナーにとっては暑さを感じる天候となりました。
コース上などに設置された17か所の救護所には、
合わせて773人が立ち寄り、特に脱水状態の人が目立ったようです。

run170313.12.jpg看護師の上片野聡子さんは、
21キロ地点の救護所で、ボランティアで処置にあたっていました。
合わせて80人が処置を受け、救護所の様子について
「脱水がちで足がつってという人が多かったほか、汗で体が冷えて低体温になっている人も多く、保温しながらケアをしました。ランナーがずっとひっきりなしに来て、最後はあふれる感じだった」
と話しています。
事前に救護のためのマニュアルが配布され、講習も実施されるなど、役割分担が明確に示されていたため、大きなミスなく対応できたと言います。

run170313.9.jpgまたコース沿いには、500メートル間隔で、
AEDが入ったリュックを背負った人が配置されていました。
大会を通して3人の女性ランナーが心肺停止となりましたが、
迅速な救命処置で3人とも救命されました。

run170313.6.jpg▼1人は、ハーフマラソンに出場した40代の女性で、
20キロ付近で倒れ心停止となりました。
スタッフが見つけて、近くの救護隊による心臓マッサージと、
AEDによる電気ショックで救命されました。

▼2人目は、フルマラソンに出場した30代の女性で、
ゴールした直後に倒れました。
警戒中の医療チームが発見し、心肺蘇生とAEDによって、
救命されたということです。

▼3人目も、フルマラソンに出場した20代の女性で、ゴール直前に倒れ、ほかのランナーや救護隊などによって救命されたということです。

run170313.2.jpg3人が救命されたことについて、マラソンフェスティバルナゴヤ・愛知実行委員会医療部会の野口宏部会長は、
「倒れた人の発見と、医療チームが到達するのが早かった。これは我々が理想としていることで、早く見つけて早く蘇生法を行えば助かるということ。救命できてほっとしています」と話しています。

run170313.8.jpg大会では、「ランニングドクター」と呼ばれる医師も、
ランナーと一緒に走っている姿を、多く目にしました。
マラソンは、心臓発作を起こすリスクが高いことが分かっています。

まずは、ランナー自身が、体調が悪いときには決して無理をしないことが重要ですが、どの大会でも、AEDを迅速に使える態勢の整備が求められています。

 

投稿者:松岡康子 | 投稿時間:15時33分

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