2013年12月30日 (月)レーシック手術のトラブル 実態把握へ



目の視力を向上させるレーシックの手術を巡り、健康被害の相談が相次いでいます。救済につなげようと、医療問題に詳しい弁護士グループが電話相談などで実態の把握に乗り出しています。

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実態把握に乗り出したのは、医療事故や薬害問題に取り組んでいる「医療問題弁護団」です。
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消費者庁によりますと、レーシックの手術で目に何らかの被害を受けたという報告が先月までの4年半ほどの間に、全国から80件寄せられています。
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また、消費者庁が、先月、手術を受けた600人を対象にアンケート調査を行ったところ、4割余りの人が、手術後、「光がにじんだ」などの不具合を訴えたということです。このため、消費者庁では今月4日、消費者に注意を呼びかけています。
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これを受けて「医療問題弁護団」が今月21日、レーシックの手術のトラブルについて、電話相談を行ったところ、120件を超える電話がありました。
具体的には、▼40代の女性から、「手術後、光がまぶしくてパソコンの文字が読み取れず、夜は物がよく見えない。吐き気や頭痛もひどい」とか、
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▼50代の女性から、「涙の分泌が少ないドライアイがひどくなり、それを治すために別の手術をすることになったが事前に説明はなかった」といった相談です。
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弁護団の分析では、相談者は手術時に40代だった人が多く、症状としては手術の合併症として知られる、光がにじんで見える「ハロー・グレア」や「ドライアイ」が圧倒的で、これは事前の説明不足がうかがわれるということです。また、角膜を削りすぎる「過矯正」により、遠くが見えすぎる「遠視」の状態や、それに伴う目の疲れなどの訴えも比較的目立ったということです。

「医療問題弁護団」の梶浦明裕弁護士は、「レーシックの手術にはメリットとデメリットがあるので、どんな健康被害が出ているかを把握した上で、弁護士の立場から救済につなげていきたい」と話し、今後対応策を検討していくということです。
vlcsnap-w2013-12-26-03h25m49.jpg※「医療問題弁護団」では、現在も相談を受け付けています。 
事務局の番号は、03-5698-8544です。


【取材後記】

「医療問題弁護団」は、これまで医療に関するさまざま電話相談をしていますが、今回の相談件数は、過去最高レベルになったということです。
取材では、症状が重い人には会いましたが、人によっては何とか我慢し、表面化しないケースもあるのではないかと感じていました。当日、鳴りやむことのない4台の電話を前に、実態の一端を垣間見た思いです。
症状が出ている人の願いは、ただ治りたいと切実です。しかし、削った角膜は元には戻りませんし、簡単には治すことができないのも現実です。
消費者庁が注意喚起したタイミングで書いたブログは、以下のとおりです。実態や注意点をまとめていますので、レーシックの手術を受けるかどうか悩んでいる人は参考にして、判断してほしいと思います。
http://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/400/174904.html#more

投稿者:三瓶佑樹 | 投稿時間:08時00分

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