2013年01月17日 (木)心肺蘇生 心臓マッサージのみが高救命率


突然心臓が止まった人に行う心肺蘇生について、人工呼吸と心臓マッサージを併用するよりも、心臓マッサージだけを行うほうが救命率が高くなる、という分析結果を、日本循環器学会がまとめました。

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専門家が作った心肺蘇生のガイドラインでは、胸の真ん中を強く押して血液の循環を維持する「心臓マッサージ」のほか、可能であれば、口から空気を吹き込む「人工呼吸」を行うことが求められています。

20130118sinma_2.jpgしかし、人工呼吸をしている間は、心臓マッサージができず、血液の循環が止まることから、日本循環器学会は、効果を検証するため、平成21年までの5年間に、誰かの前で倒れて、心肺蘇生が行われ、さらに電気ショックで心臓の動きを元に戻すAEDが使われたケース、1376例について詳しく分析しました。

20130118sinma_3.jpgその結果、心肺蘇生で人工呼吸と心臓マッサージが併用されたケースは63%あり、心臓マッサージだけが行われたケースは37%でした。しかし、1か月後に社会復帰できた人の割合は、▼人工呼吸と心臓マッサージが併用されたケースは33%だったのに対し、▼心臓マッサージだけが行われたケースは41%で、心臓マッサージだけのほうが救命率が高いことが分かりました。

20130118sinma_4.jpgこれについて分析を行った京都大学健康科学センターの石見拓講師は「人工呼吸を行わない、心臓マッサージだけの心肺蘇生とAEDの電気ショックという組み合わせが、最も心停止になった人を救える可能性が高い。心臓マッサージとAEDを使った措置を行う人が増えれば、救命率はもっと上がると思う」と話しています。

20130118sinma_5.jpg知らない人に人工呼吸を行うのは戸惑いますが、心臓マッサージだけならできる人も多いと思います。その心臓マッサージのポイントは、1分間に100回のペースで、強く、絶え間なくです。大切な人の命を救うために、心臓マッサージとAEDの使い方を知っていただきたいと思います。

投稿者:松岡康子 | 投稿時間:06時00分

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