2012年05月16日 (水)母親の栄養状態と子の成長 調査へ


国内で生まれた赤ちゃんの平均体重が減少し、海外などで「軽い体重で生まれた赤ちゃんは、将来、生活習慣病になるリスクが高まる」という研究が報告されていることから、国立国際医療研究センターなどが、赤ちゃんの体重に影響する母親の妊娠中の栄養状態と、子どもの成長との関係について調査することになりました。

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厚生労働省によりますと、痩せた若い女性が増えるなか、生まれたときの赤ちゃんの平均体重は、平成22年は男の子が3040グラム、女の子が 2960グラムで、その35年前に当たる昭和50年に比べて、男女ともおよそ200グラム減少しました。さらに、2500グラム未満の「低体重」で生まれる割合もおよそ2倍に増えています。
また、海外などで「妊娠中の母親の栄養状態が悪く、低体重で生まれた赤ちゃんは、将来、生活習慣病になるリスクが高まる」という研究が報告されています。

このため、国立国際医療研究センターや早稲田大学などは、妊娠中の母親の栄養状態が子どもの成長にどう影響するかについて、今月から調査を始めることになりました。
具体的には、およそ200人の妊婦を対象に、日頃の食事の内容を分析するとともに、母親の血液とへその緒の血液、さい帯血を採取して、子どもの体質に関わる葉酸やビタミンなどの濃度を調べるということです。

120516013.jpg国立国際医療研究センター病院の箕浦茂樹医師は「胎児のときに栄養が不足し、生まれたあとに栄養を取り過ぎると生活習慣病になるということが考えられる。基礎的なデータがないので、詳しく調べたい」と話しています。

120516012.jpgまた、専門家によりますと、赤ちゃんの体重が減った背景には、痩せている女性が増えていることに加えて、出産のリスクを減らすため、「小さく産んで大きく育てる」という妊婦の体重管理の指導方法にも原因があるということです。
厚生労働省も研究班を設けて、赤ちゃんの体重が軽いと生活習慣病など将来の健康にどのような影響が出るのか、詳しい調査を行う方針です。

(ご参考・過去の生活情報ブログから)
「妊婦の体力作り スロートレーニングを」
http://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/400/98490.html
「今、十分な体重がないまま生まれる赤ちゃんが増えています。その背景には、妊婦が「痩せすぎ」や「高齢化」で体力が落ちていることがあると言われています。元気な赤ちゃんを産んでほしいと始まった、新たな動きを取材しました・・・」

投稿者:らいふちゃん | 投稿時間:06時00分

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