2013年02月03日 (日)寒い朝に気持ちよく布団から出る方法


まだまだ厳しい冷え込みが続いていますが、今の時期は朝起きるのがつらいですよね。そんな方のために、寒い冬の朝に気持ちよく布団から出るためのさまざまな工夫を紹介します。

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【冬はなぜ起きづらいの?】
寒い冬の朝。布団からなかなか出られないのは、冷え切った室内より布団の中の方が温かくて気持ちがいいから、だけではありません。

睡眠や体の冷えに詳しい川嶋朗医師によると、人は強い光を浴びるとその刺激で目が覚めますが、冬は夏に比べて太陽の光が弱く、朝日を浴びてもすっきりと目が覚めないのだそうです。さらに、冷え性の人は、朝、起きられない人が多いといいます。
20130202neoki-18.jpgこのグラフは川嶋医師のグループが去年行った睡眠と冷えに関する調査です。体の冷えを感じている人のおよそ7割が睡眠に「不満」と回答し、冷え性の人ほど眠りの質が低いことを示しています。十分な睡眠がとれなければ、当然、翌朝の目覚めも悪くなります。なぜそうなってしまうのでしょうか。

眠くなると手足が温かくなるのはよく知られていますが、これは手足の末端の血流を良くして体温を逃がし、体の中心部の体温を下げるため。人は寝るとき、体温を1℃程度、徐々に下げながら眠りにつくと深い睡眠が得られるのです。しかし、手足が冷えた状態だと体温を逃がすことができず、十分に睡眠がとれなくなってしまいます。
20130202neoki-19.jpg川嶋医師は、すっきり起きるためには「起きるときの努力だけでなく、寝るまでの努力、寝るための努力が必要。眠る前の体温をできるだけ上げておいて、すーっと温度を下げながらスムーズに睡眠に入っていくパターンが理想」と話します。

【すっきり起きる工夫① 眠りの質を上げる】
手足を温めるのに効果的なのは、やはり入浴です。寝る1時間前を目安に、40度程度のぬる目のお湯に10分以上、ゆっくりつかると血のめぐりがよくなります。
 20130202neoki-21.jpgさらに寝るまでの間、首にマフラーなどを巻くと、首を通る太い血管から熱が逃げて手足が冷えるのを防ぐことができます。
20130202neoki-22.jpgまた、目の周りを温めると、目を動かしている神経がリラックスして血管が開き、体全体が温まります。蒸しタオルなどを活用して就寝前に試してみるのもいいでしょう。

【すっきり起きる工夫② 五感の刺激で起きる】
十分な睡眠をとっても起きられない、そんな人のために五感を刺激して起きる工夫もあります。中でも注目されているのが「おいしそうな匂い」の刺激で起きるというもの。
20130202neoki-1.jpgそのために便利なのが炊飯器でできる料理です。夜、セットしておけば、翌朝、おいしいご飯の匂いで起きることができます。

料理の投稿サイトで人気に火がつき、今では100を超える「炊飯器レシピ」が掲載されています。(http://www.asajikan.jp/
20130202neoki-3.jpgレシピを投稿した1人、横浜市の石橋悦子さんは「寒い朝は起きられないので、起きてすぐにできるレシピを考えていて炊飯器レシピを思いついた」と話します。
20130202neoki-23.jpg定番料理の1つが「シーフードリゾット」です。(http://www.asajikan.jp/asagohan/r/318921.html

20130202neoki-4.jpgお米と一緒に冷凍の魚介類やトマト、鶏がらスープなどを釜に入れてタイマーをセットすれば、あとは寝るだけ。朝には部屋中がいい匂いに包まれます。
20130202neoki-5.jpg小学5年生の息子の颯真くんも、おいしそうな匂いがすると「おなかがすいてくるので早めに起きて食べようかなと思う」と話していました。
20130202neoki-7.jpgこのほかにもおせち料理の残りの黒豆を使ったケーキや
http://mi-sefyi.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/01/post_2a09.html

20130202neoki-6.jpg洋風のスープを作ることもできます。(http://29016071.at.webry.info/200901/article_6.html

【すっきり起きる工夫③ 起きる動機となる楽しみ】
朝、起きるのが楽しみになる工夫をしている人もいます。都内に住む山本純子さんが活用したのが「朝活手帳」です。
20130202neoki-9.jpgこの手帳は午前4時から9時までしか時間ごとの予定を書く欄がありません。朝専用のスケジュール帳なのです。以前は朝が苦手で、ぎりぎりに起きて出勤していたという山本さん。

手帳を買ってまず最初に、起床時間を午前5時にすると決めました。そして出勤までの時間にすることを、前日の夜、手帳に書き込みます。 そしてそのとおりに行動するのです。
20130202neoki-12.jpgこの日は午前8時から職場近くで勉強会。予定とおり、充実した時間を過ごせました。
20130202neoki-10.jpg手帳には実行できればマル。できなければバツをつけるようにしました。
20130202neoki-11.jpgマルが増えていくことに達成感を覚え、起きるのが楽しくなったそうです。

【すっきり起きる工夫④ 運動の刺激で起きる】
早起きは無理という人には、運動が手っとり早くて効果的です。
20130202neoki-16.jpg快眠セラピストの三橋美穂さんは、「寝ているときは副交感神経が優位になっているので、それを交感神経という活動モードの神経を刺激すると目覚めやすくなる」と話します。
 20130202neoki-13.jpgまずは全身のツボがあると言われる耳。上下や横に数秒間引っ張り、ぱっと離します。これを2~3回繰り返します。
20130202neoki-14.jpg次に布団の中でひざを立て、左右にゆっくり倒します。かかとをそろえ、位置を変えずに行います。血流がよくなり、骨盤が閉じて交感神経の働きがよくなるそうです。

20130202neoki-15.jpg最後に両手を布団から出してぐっと伸びをします。背中の大きな筋肉を刺激することで交感神経にスイッチが入ると同時に、冷たい空気が肌の刺激になって目覚める効果もあります。

【すっきり起きる工夫 注意点も】
一方で注意点もあります。炊飯器レシピのうち、黒豆を使ったケーキを焼く場合は、一度、試してみてから朝ご飯にしましょう。高性能な最新型の炊飯器の中には、まれに中まで火が通らずうまくできないことがあります。シンプルな炊飯器のほうが失敗が少ないようです。

また、入浴の際のお湯の温度も注意が必要です。42℃を超える熱いお湯だとかえって湯冷めしやすくなったり、目が覚めてしまいます。少しぬるいかな?と思う程度がちょうどいい温度です。

目覚めの運動は高血圧の人は急激に行わないようにしてください。血圧が高めの人は、朝、特に高くなる傾向があるため、さらに血圧を上げてしまうおそれがあります。運動をする際はゆっくり、様子を見ながら行いましょう。

これらの注意点を踏まえて、いろいろな工夫の中から気に入ったものを試してみてはいかがでしょうか?

投稿者:吉川香映 | 投稿時間:06時00分

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