2019年03月05日 (火)海上保安庁 "100%落札"の謎を追う
※2018年12月27日にNHK News Up に掲載されました。
「小さな家業を存続させていく重みがのしかかる…」
ある港町で燃料販売業を営む業者から届いたはがきには、そう書かれていました。
この業者を取材したのは11月。海上保安庁の巡視船などに使う燃料をめぐる入札で、落札価格が、非公開の予定価格と全く同じになる、いわゆる「100%落札」が多発していることをつかみ、各地の港町を回りました。
そんな中で、少しずつ見えてきたのは業者間で長年続けられてきた“慣習”ともいえるシステムの存在でした。
ネットワーク報道部記者 郡義之