2016年02月03日 (水)組み体操 規制の動きは


運動会などで行われる組み体操で、事故が相次いでいることを受けて、全国の自治体、教育委員会で、規制の動きが広がっています。

このうち大阪・八尾市では、去年9月、大正中学校の運動会で、10段ピラミッドが崩れ、1人が骨折、5人がけがをしたほか、市内の小中学校では、過去10年間で139人が骨折していました。
このため、八尾市は体育指導の専門家などからなる検証委員会を設置し、原因の分析や再発防止策の検討を進めてきました。2月2日の最終会合で、提言がまとめられ、事故の原因として、学校側が保護者などからの称賛に応えたいと思うあまり、危機管理意識が薄れていたことや、補助の教員を配置してもピラミッドやタワーが崩れたときに、けがを防ぐ役割を果たせていなかったことなどが指摘されました。
そして再発防止に向けて、ピラミッドは5段、タワーは3段に制限すべきで、練習で成功していない技を無理に本番で行わず、子どもたちの実態に合わせて技を見直すべきだなどとしています。
八尾市は、報告書をもとに、3月中にガイドラインを作り、学校に周知する方針です。

愛知県は、名古屋市を除く愛知県内53市町村の公立の小中学校の実態を調べたところ、去年までの3年間に組み体操でけがをした子どもは、合わせて396人に上ることが明らかになりました。このため、県内の教育委員会や学校に対し、子どもたちが積み上がるピラミッドは5段、タワーは3段を上限にするよう求める通知を出しました。練習の時から教職員などを適切に配置し、安全マットを活用することなどを求めています。

東京都は、1月、組み体操や部活動の安全対策を検討する有識者会議の初会合を開きました。
都内では、平成26年度に、組み体操でけがをする事故が、小学校で563件、中学校で146件、高校で19件起きていて、このうち骨折の事故は200件に上っています。
有識者会議では、今年3月をめどに報告をまとめることにしています。

 

投稿者:松岡康子 | 投稿時間:16時16分

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