2013年01月24日 (木)新成人 6割近くが「将来に不安」


1月14日は、成人の日。新成人の6割近くが今後の進路に不安を感じていて、4人に1人が「望む会社でなくても正規の仕事なら妥協する」と考えているという調査結果がまとまりました。

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この調査は民間の結婚情報サービス会社「オーネット」がインターネットを通じて行い、全国の新成人800人が回答しました。それによりますと新成人の57%が「今後の進路に不安を感じている」と答えていました。また、将来の自分の生活が親の世代と比べてどうなると思うかについては、「悪くなる」が48%、「変わらない」が34%、「よくなる」は19%にとどまりました。

seijin20120124-2.jpg新成人たちはどのようなことに不安を感じているのか、千葉県内で行われた成人式で聞いてきました。女性の中からは「結婚願望がない男性が多いみたいなので結婚できるか不安です」という声が聞かれました。また、とりわけ多かったのは就職や仕事についての不安です。「とりあえず今は就職できるかなというのが一番です」、「いろいろ世の中が不景気だったりしてあんまり高望みできないかなって思いますね」と話してくれた人もいました。

seijin20130124-3.jpg調査によりますと、「会社で出世したい」という答えは26%で、前の年より8ポイントも減少し、「就職する会社は、規模が大きいほうがいい」も4ポイント減って、15%でした。

seijin20130124-4.jpgそして、24%、4人に1人が「望む会社でなくても正規の仕事なら妥協する」と答え厳しい雇用情勢を反映して、「就職することを重視し高望みをしない」傾向がうかがえます。

seijin20130124-5.jpg若者の動向に詳しい中央大学の山田昌弘教授は、高望みをしない新成人の背景には、閉そくしたいまの社会情勢があると指摘し、「今の日本社会というのがリスクをもって新しいことをすることをあまり評価せずにとにかく安定したほうがいいというふうになっていることの反映だ。若者にやる気がないというわけではない。やる気とは無関係に、自分の将来を合理的に考えている結果、いまの若者ができている」と話しています。

seijin20130124-6.jpg一方、新成人たちは今後への頼もしい抱負も語ってくれました。「ゆとり世代と言われるけれど実際、ゆとり世代でもちゃんとできるんだぞというのは見せたい」、「自分のしたいことなら後悔しない、苦しくても乗り越えられる!」、「生まれた時から不景気、不景気と言われてきたので、だからこそ、ここから明るくしていけるようにがんばっていきたい」・・・力強いことばでした。若者が将来への不安を抱えるのは大人が作った今の社会の責任とも言えます。新成人の皆さんにはできるだけ明るく、希望に満ちた気持ちで前に進んでほしいと強く思いました。


 

投稿者:山本未果 | 投稿時間:06時00分

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