2018年03月20日 (火)圧倒的王子様感!ハンパない!ネットも感動した五輪


※2018年2月26日にNHK News Up に掲載されました。

17日間にわたって世界のトップアスリートたちがスピードと技を競ったピョンチャンオリンピック。25日の閉会式ですべての日程を終えましたが、やはり今大会も感動の名場面や名言がいくつも生まれました。NHKのニュースサイトにアクセスが多かった話題についてSNSをもとに振り返ってみます。

ネットワーク報道部記者 飯田暁子・郡義之・田辺幹夫

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<メダル数は過去最高の13個>
今大会で日本選手は金銀銅のメダル合わせて13個を獲得しました。競技数が変わっているので単純比較はできませんが、冬のオリンピックとしてこれまで最多だった1998年の長野の10個を3個上回り過去最高になりました。

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<アクセスが多かったのは…>
NHKのニュースサイトで最もアクセス数が多かったのは、14日に行われたスノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢選手の銀メダル獲得。

前回ソチ大会の銀メダリスト19歳の平野選手と、ソチでは4位に沈み雪辱を誓うアメリカのショーン・ホワイト選手が熱い戦いを繰り広げました。

平野選手が2回目、4回転の技が連続で決まり95.25といったんトップに立ちますが、ショーン選手が最後の3回目に97.75をマークして逆転します。

atu180226.3.jpgこの戦いにツイッターでは「ホワイトVS平野のハーフパイプ頂上決戦は今回の五輪最大の名勝負」とか、「男子ハーフパイプの録画、4回見たけど何回見てもおもしろいし本当にかっこいい」などの投稿が相次ぎました。

平野選手は帰国後の会見で、「メダルの色がまだこの先にあると教えてくれた。悔しさをいい形にして先につなげていきたい」と話しました。

atu180226.4.jpgその平野選手、幼いころからスケートボードも続けていて、再来年の東京オリンピックにはスケートボードの選手として参加するのではないかとうわさされています。

ツイッターには「平野選手が出るなら何が何でもチケット手に入れる」など出場を期待する書き込みが見られました。
ちなみに過去、日本で夏冬ともオリンピックに選手として出場したのは、スピードスケートと自転車の橋本聖子さんなど4人いるということです。


<滑りも人柄も金メダル!>
次にアクセスが多かったのは、スピードスケート女子500メートル、小平奈緒選手の金メダル獲得のニュースでした。

4年前のソチでメダルを逃したあと、拠点をオランダに移して地道なトレーニングを続けてきました。ワールドカップの500メートルでは昨シーズンから15連勝中。絶対女王といわれ、今大会では日本選手団の主将も務めるなど大きなプレッシャーの中でのレースでした。

結果は見事、オリンピック新記録をマークする36秒94で日本女子初となる金メダルを獲得。1000メートルの銀に続き今大会2個目のメダル獲得でした。

atu180226.5.jpgそして、大きく注目を集めたのが小平選手の人柄でした。オリンピック新記録をマークしたレースのあと、次に滑るのは韓国のイ・サンファ選手。小平選手の新記録に沸く観客席は興奮と歓声がやみません。このため小平選手は観客に対し、人さし指を立てて唇に当ててジェスチャーで静かにするよう訴えました。

ライバルにも集中して試合に臨んでもらいたいという思いからだったのでしょう。苦労人の小平選手ならではの誠実な人柄にネット上では、「小平ハンパない!」とか「こうしたスポーツマンシップ素敵です」と称賛の声があがりました。

さらに、敗れて銀メダルに終わったイ選手に近寄って言葉をかけ、互いに肩を抱き健闘をたたえ合った姿は今大会でも最も印象的な場面の1つになりました。

atu180226.6.jpgネット上には、「写真のツーショット泣ける」とか「すごい胸打たれた」、「お互いに尊重する姿を見習いたい」など、国を超えたアスリートどうしの友情に感動する声が上がっていました。


<羽生選手66年ぶり連覇の偉業>
その次にアクセスが多かったのは、フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦選手が金メダル、宇野昌磨選手が銀メダルを獲得したニュースでした。

去年11月、NHK杯の公式練習で右足首を痛めた羽生選手にとって、復帰戦となった今大会はこれまでとは異なる状況でした。ショートプログラムで自身の持つ世界最高点に迫る得点でトップに立つと、フリーの演技も高く評価されて合計317.85。

atu180226.7.jpgこの種目66年ぶりとなるオリンピック2連覇の偉業を果たしました。SNS上では、「圧倒的王子様感!」など称賛の言葉があふれました。

また、羽生選手が好きだというクマの人形が演技終了後に、観客席から無数にリンクに投げ込まれる風景も戻ってきました。
これについてテーマパークのアトラクションにちなんで“プーさんの羽生ハント”と書き込まれました。


<“ゆるい”要素も人気のカーリング女子>
窮地に追い込まれながらも最後の最後で初のメダルを獲得したカーリング女子。熱く激しい競技の駆け引きだけでなく、「そだねー」という独特の掛け声や「おやつタイム」など“ゆるい”要素でも注目を集めました。

ネット上では「諦めない姿に感動した」とか「私もカーリングがしたくなった」といった声が次々と上がったほか、子どもが選手たちのプレーの様子を描いた絵が投稿されるなど幅広い年代で共感を集めました。

atu180226.8.jpgハーフタイムの「おやつタイム」はNHKが試合ごとにネット配信すると、視聴回数が急上昇。お気に入りの果物やお菓子を食べながら作戦を練る様子は「いかにも女子らしい」とつぶやかれました。

中でもチームの地元、北海道北見市の菓子店のチーズケーキは在庫がなくなるほどの人気ぶりで、買ったという人のツイッターによると、味は「しっとりしていておいしい」とのことです。


<待ちに待ったメダル獲得>
このほかアクセス数が多かったのが、スキージャンプ女子ノーマルヒル、高梨沙羅選手の念願のメダル獲得。

前回のソチでは活躍を期待されながらも力を出しきれず涙を飲んだ高梨選手。これまでワールドカップでは勝利を積み重ね現在歴代最多の53勝ですが、今シーズンはまだ優勝がないままオリンピックに臨み、調子が心配されていました。

atu180226.9.jpgしかし、厳しい寒さと強風というコンディションのなか動じることなく会心のジャンプを2本決め、見事銅メダルを獲得。

ツイッターには「前回悔しい思いをしたし今年に入って調子がよくなさそうだったから本当によかった」とか「ソチからの4年間、私たちには想像もつかないほどつらく険しいものだったでしょう。本当に素敵な笑顔と感動をありがとう!」など努力をねぎらいメダル獲得をたたえる投稿が相次ぎました。

SNSでは高梨選手のライバル、伊藤有希選手にも注目が集まりました。伊藤選手は昨シーズンワールドカップで5勝をあげるなど急成長し活躍が期待されましたが、今大会では不運にも突然の追い風に見舞われて失速、結果は9位に終わりました。

伊藤選手はライバルのジャンプを見守り、高梨選手が着地すると真っ先に駆け寄って抱きしめてたたえていました。

atu180226.10.jpgこの様子に「今大会で一番心を打たれたのは、自分の不運を恨むこともなく真っ先に高梨選手に駆け寄って銅メダルを心から祝福する伊藤選手の姿でした」とか「伊藤選手のファンになった。高梨選手と切磋琢磨して次のオリンピックには2人で表彰台に上がってほしい」などの声が寄せられました。


<一瞬の勝ち負けのために>
紹介したSNSの書き込みはごく一部ですが、皆さんの思い出に残った選手や競技に関するものはあったでしょうか?

一瞬で決まる勝ち負けのために4年間、ストイックに努力を続けてきたアスリート。それに、スタッフやコーチ、家族や関係者すべての皆さん。本当におつかれさまでした。そして、名場面をありがとうございました。次の舞台を目指して、まずは疲れた体をゆっくり休めてください。

投稿者:飯田 暁子 | 投稿時間:14時32分

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