フルコースって何だろう?
 フルコースは、ある決まった順序で一皿づつ、次々に料理が出て来るという食事のスタイルの事をいいます。典型的なのはオードブル(前菜)に始まり、スープを挟んで魚料理、肉料理のメイン料理が出て、その後にはチーズ、そしてデザートが供されるスタイルです。
 また食事の内容にあわせてワインを選ぶ事もフルコースの楽しみの一つ。魚料理には白、肉料理には赤といわれてきましたが、今ではむしろ淡白な料理か濃厚な料理かなど、料理の味によって好みでワインを選ぶようになってきました。
   
 フランス料理の起源
 世界最高の美食とも言われるフランス料理ですが、その起源はもともとはイタリアにあるとも言われています。
  16世紀の半ば、フランス王アンリ2世(在位1547〜1559年)のもとに嫁いできたのがイタリアの大富豪・メディチ家のカトリーヌでした。彼女の嫁入りの際、当時世界最高の文化水準と料理のレベルを誇っていたイタリアから多くの料理人や食材、食事の マナーまでもがフランスに入り込む事になります。
   
 フランス料理の完成
 その後、現在のフルコースの原型が出来上がっていくのは17世紀から18世紀にかけての事。この時期はフランス絶対王政の最盛期で、太陽王と言われたルイ14世(在位1643〜1715年)がベルサイユ宮殿で贅をつくした生活をしていました。
  このルイ14世の時代に、フランスの宮廷料理はイタリアのみならずイギリスやロシア 、オーストリアの料理も吸収し、豪華かつ体系的なものになります。
 コースの形式・マナーの基本・食器の並べ方などもこの頃完成されます。
 そしてフランス革命(1789年)が起こると、今度は宮廷で職を失った料理人が一般の市中でレストランなどを開くようになり、フランス王宮がつくりあげた料理体系は一般市民のなかへと広まっていくことになります。
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