2月2日号

フラメンコギタリスト沖仁が選ぶ 冬の寒さを吹き飛ばせ 熱い情熱を感じつクリップ BEST5 スペインのフラメンコギターコンクールで優勝経験のある、すごいギタリスト沖仁さんが、寒い冬を暖かくしちゃうような熱い情熱を感じるクリップBEST5を選んでくれました。見事1位に輝いたクリップには情熱的なギターの演奏もあります! 沖仁(おきじん)プロフィール1974年生まれ。 14歳より独学でエレキギターを始める。高校卒業後、カナダで1年間クラシックギターを学ぶ。 その後、スペインと日本を往復し20代を過ごす。スペイン三大フラメンコギターコンクールのひとつ「第5回 ムルシア“ニーニョ・リカルド”フラメンコギター国際コンクール」国際部門で優勝。 日本人として初の快挙を成し遂げた。現在は東京を拠点にし、ソロ活動を中心に、国内外のアーティストとの共演、プロデュース、楽曲提供等を精力的に行っている。

第1位 タンチョウのダンス

これはすばらしいですね! 感動しちゃいました!まさに情熱の舞ですね。これから夫婦になろうっていう2羽が一緒に踊り、そろった動きをする。フラメンコでも『パレハ』って言う男女ペアのダンスがあるんだけれど、それを思い出して、ダンスってこういうものが起源なのかなって思いました。人間が美しいと思うことと、鳥たちが美しいと思うことって同じなんだなって、そこに感動しました。このクリップにギターをつけてみました。この曲にタイトルを付けるならば『想いが届く日』ですね。

ギターの演奏:沖仁 即興演奏曲 『想いが届く日』

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第2位 ブラジル・マナウスのくらし

このクリップに出てくる人たちは、大人も子供もみんな表情がイキイキしていていいですね! あと、あの魚市場。スペインの魚市場を思い出しました。日本みたいに小っちゃい切り身じゃないんですよ。すっごいワイルドで、本当に活きがよくて、こんな活きが良い食べ物を食べてるから人がみんな元気なんだな~ってスペインで思っていたことをこのクリップから感じましたね。

ピラニアも食べちゃう! イキイキした人たち!

第3位 島原・天草一揆

天草は去年初めてコンサートで行きましたが、景色が素敵な場所でした。 天草四郎っていう人物が10代半ばの少年だったっていうのは今回初めて知ったし、今の僕らからすると中学生とか高校生の少年によく3万人がついて行ったなって、それだけの人を束ねるには相当な情熱が必要だと思います。

10代半ばの少年が3万人を率いていた!

第4位 ケニアの国土と自然

アフリカはやっぱりスケールが大きいなと思いますね。フラメンコってインドが発祥でアフリカを通ってスペインにたどり着いたものだと言われてるから、リズムなどに影響を受けている気がします。 アフリカのリズムって、このクリップのアフリカ大地溝帯のように、陸地が毎年ちょっとずつ動いてるとか、風が砂漠をふわ~っとなでていくそのリズムだったりとか、機械のリズムと対極にある深さ、そういうものを感じますね。

雄大なアフリカのリズムを感じよう!

第5位 大航海時代

大航海時代は侵略の歴史でもあるから一概に喜ばしい事ばかりではないんだけれど、そうやって情熱を持って海に乗り出した人たちがいるからこそ世界は繋がっていて、僕の手元にもこうしてギターが伝わってきたんだなって思います。 ちなみにフラメンコには言い伝えがあって、あるロマの少年が広い草原で古井戸に落っこちちゃったんですって、どうやっても這い上がれなくて、助けてくれって叫び続けたその嘆きがフラメンコの起源だっていう言い伝えがあるんですよ。それは単なる言い伝えなんだけど、フラメンコを弾いていると、僕にもそう感じる時があるんですよ。

2013〜2014年で日本とスペインは国交400周年!