第7弾

弱虫ペダル × パラサイクリング

声優4人座談会

“パラサイクリングも「弱虫ペダル」も大好きな自転車を心から楽しんでいる姿がステキだと思いました”

アフレコを終えた声優の皆さんが、座談会で感想を話し合いました。

(左から)今泉俊輔 役・鳥海浩輔さん、川本翔大選手 役・小野友樹さん、小野田坂道 役・山下大輝さん、鳴子章吉 役・福島潤さん

鳥海 「アニ×パラ」第7弾、パラサイクリングと「弱虫ペダル」コラボレーション座談会でございます~! 今回は僕、鳥海がMCを務めます。皆さん、よろしくお願いします!

全員 よろしくお願いします!

鳥海 「弱虫ペダル」チームは約1年ぶりでしたが、久しぶりに演じてみていかがでしたか?

山下 まずお話をいただいて、すごく驚きましたね。まさかパラサイクリングとのコラボだとは思っていなかったので。しかも書き下ろしのショートアニメということで、今回新しい「弱虫ペダル」が見られるのを、めちゃくちゃ楽しみにしていました。

福島 今泉と坂道くんと心を合わせてかけ合いをしていると、“「弱虫ペダル」が戻ってきた!”という感覚がありました。演じていて本当に楽しかったです。

鳥海 川本選手役の小野さんはどうですか?

小野 すでに絆がある「弱虫ペダル」チームの皆さんがちょっとうらやましい気持ちはありましたね(笑)。そんな中、今回は川本選手役ということで、事前にプロフィールや背景などを調べたんです。数々の大会で優勝されていたり、日本記録を更新されていたり、すごい選手ですよね。でも、コメントがすごく謙虚な方だなぁと。普段は穏やかだけど、競技になると気迫が前面に出ている。そんな姿をイメージして演じました。

鳥海 小野さんは元々、プロを目指してサッカーを続けていたそうですが、今回のアスリート役にはやはり思い入れがありましたか?

小野 そうですね。もちろん環境は全然違うんですが、僕も左足のケガでサッカーを離脱した経験があるんです。だから演じていて、いろいろと考えさせられる部分がありました。
川本選手は日々たゆまぬ努力を続けていらっしゃるからこそ、今の強さがある。その揺るぎない信念を表現しつつも、心優しい性格の部分も声に乗るといいなと思いながら演じました。

福島 すごく優しそうでしたよ。

山下 僕も掛け合いをしていて、自然とニコニコしちゃいました。

小野 じゃあよかった(笑)。

鳥海 今回の「アニ×パラ」は、スバリどこが面白いと思いますか?

山下 登場人物みんなが心から自転車を楽しんでいて、本当に自転車が好きなんだという気持ちが伝わってきました。共通の好きなものをみんなが一緒に楽しんでいる姿は、すごくステキですよね。それは「弱虫ペダル」も実際のパラサイクリングも同じだと思います。見ていて、ほっこりしました。

福島 同じ作品の中で、空想のキャラクターと実在する人物が一緒になると、アニメの世界がグッとリアルになりますよね。不思議な世界だなと思いながらも、その空気を僕自身も楽しんでいました。

小野 僕も演じていて「坂道くん」と名前を呼んだ瞬間、なんか不思議な感覚がありました。僕自身はもちろん川本選手ではないんですが、実在の方が作品のキャラクターである坂道の名前を呼んで会話をするっていう。なんだか不思議で楽しいことが目の前で起こっている感じがしました。

山下 たしかに夢のコラボレーションですよね。

小野 ものすごいパワーを持っている坂道ですが、それを圧倒するほどの実力を持つ川本選手が登場する。そんな二人が競い合うシーンは、グッときましたね。

鳥海 レースの迫力を感じますよね。

山下 お互い本気でぶつかり合っていましたからね。

鳥海 それが今回の見どころの一つだと思います。

鳥海 続いて、皆さんパラサイクリングという競技はご存知でしたか?

小野 僕は大学時代、スポーツ関連の学部だったので、パラリンピックのことを学ぶ時間もあったんですよ。そのときに、手でペダルをこぐハンドバイクを見たことがあったので、少しなじみはありましたね。

山下 僕は以前テレビで見て、すごいなと思っていました。でもこんなに種類があるっていうのは、今回初めて知りましたね。同じパラサイクリングでもさまざまなクラス分けがあって、手でペダルをこぐクラスもあれば、健常者の選手と二人乗りをするクラスもある。初めて知ることがたくさんあって、びっくりしました。

福島 僕も手でペダルをこぐハンドバイクしか知らなかったんですけど、今回演じてみて、いろいろ知ることができたのでよかったです。

鳥海 今、来年行われる東京パラリンピックに向けて、テレビや雑誌などのメディアでも盛り上がっていますよね。僕もそこから情報を得ていますが、例えば自転車競技だけでもこれだけ細分化されているんだとか、そういう細かい部分までは知らなくて……。きっとそういう人って多いと思うんですよ。だからこのアニメを見て、パラスポーツに興味を持っていただけると、我々としても非常にうれしいですね。

鳥海 最後に、パラリンピック競技をアニメで伝えていく、この「アニ×パラ」についてはどう思いますか?

山下 めちゃくちゃステキな試みですよね。パラスポーツを幅広くいろんな人に知ってもらえる、いいきっかけになると思います。ぜひ気軽に見てもらえたらうれしいです。

福島 今回演じてみて、僕自身もパラサイクリングを見たいと思いましたもん。

山下 実際にレースを見てみたいですよね!

福島 見たいです!このアニメを見て、自転車競技の面白さも知ってもらいたいし、パラサイクリングという競技があるんだっていうのも知ってもらいたいですね。

小野 「アニ×パラ」のホームページで、今までの過去作品を拝見したんです。いろんな競技や作品とコラボしていて、どの作品のファンの方からも興味を持って見ていただいているんだろうなと感じました。大学の授業でもパラリンピック・パラスポーツを広めていくことが課題の一つだと教わったんですよ。だから、アニメを通してパラスポーツを知ってもらうという工夫は、すばらしいと思いました。

鳥海 ということで、パラサイクリング代表の皆さん、そしてパラリンピックに出場される皆さんにぜひ頑張っていただきたいと思います。我々も全力で応援していきます。皆さん、本当に今日はありがとうございました!

全員 ありがとうございました!