2010年12月16日 (木)ざわざわ森のがんこちゃん 授業リポート (12/3)

ざわざわ森のがんこちゃん は、恐竜のがんこちゃんやその仲間たちが巻き起こす事件や葛藤を通して、道徳的な内容を低学年の児童に伝える番組です。12/3(金)、さいたま市立仲町小学校2年3組で、ざわざわ森のがんこちゃん「がんこちゃんはおこりんぼ」を使った授業が行われました。その様子をリポートします。
授業が始まり担任の鶴田裕子先生が「きょうはがんこちゃんを見たいと思います」と声をかけると、子どもたちから歓声があがりました。みんなでいっしょに主題歌を歌い、楽しみながら番組を見ました。
【ざわざわ森のがんこちゃん「がんこちゃんはおこりんぼ」あらすじ】
がんこちゃんは寝坊して、朝から大騒ぎ。急いで学校に行きますが、遅刻して一人で掃除当番をすることになるし、給食のタルトを落としてしまうし・・・とついていないことばかりで、周りの物や友だちに当たり散らしてしまいます。そんながんこちゃんを見て弟のがんぺーちゃんは怖がります。驚いたがんこちゃんは鏡を見て、自分が怖い顔をしていたことに気づいて、反省するのでした。

★ 番組の感想をなんでも発表してみよう!
番組が終わると子どもたちは、手をあげて心に残ったことを発表していきました。
「がんこちゃんに冷たくされたハジメドリや学校オバケがかわいそうだった」というものや「がんこちゃんはおこりんぼだったけど、最後優しくなった」とがんこちゃんの変容にふれたものなど、さまざまな感想があげられました。「いつものがんこちゃんらしくない」「がんこちゃんはいつも優しいのに怒ってた」と、ほかの回のがんこちゃんと比べる声もありました。先生は発言ひとつひとつにうなずいて「そう思ったんだ。優しいね」「よく見てるね」と声をかけていました。

★ 感じたことを自由に書いてみよう!
ここで先生はみんなに用紙を配り、発言しきれなかった感想を自由に書くように言いました。
書き終わると、子どもたちはそれを実物投影機に映して発表していきました。印象に残った場面を絵にかいた子も多く、タルトやがんこちゃんの怒った顔の絵が映し出されると「おいしそう」「こわい」という声があがりました。ある女の子は「ツムちゃんがそうじを手伝おうかと言ったのに、がんこちゃんが断ったのがひどいと思います。自分だったらみんなに優しくしたいです」という発言しました。先生はこの子が書いた紙を映し「あなたはいつも紙に〈自分だったら〉っていうコーナーを作って感想を書いてくれるんだよね。すごいね」とみんなに紹介しました。「がんこちゃんが学校オバケを怒ったときの顔が怖かった」という発言に先生は「怒ったらこうなったね」と、黒板にはってあるがんこちゃんのマグネットを裏返しにすると怒った顔になり、みんなから笑い声があがりました。

最後、先生がみんなに「友だちが怒ってるときと笑ってるときの顔、どっちがいい?」と尋ねると、「笑ってるとき!」と元気な声が返ってきました。先生は「先生もみんなの笑顔が好きです!」と言ってスクリーンに子どもたちのアップを映しました。すてきな笑顔がいっぱい映し出されました。
★授業を終えた鶴田先生に話をききました。
――みんなががんこちゃんを好きなことが伝わってくる授業でした。
子どもたちは、毎回番組を喜んで見ています。学校生活ではどうしても時々トラブルがあります。「ざわざわ森のがんこちゃん」はキャラクターに感情移入ができるので、番組を通して自分を見つめたり相手の思いに気付いたりしやすいんです。みんなでいっしょに見ることで心を耕しています。
きょう黒板にはったキャラクターのイラストは、子どもたちが書いたものなんですよ。こうしてみんなで楽しい授業を作り上げていきたいと思っているんです。

――授業中先生は、一人ひとりの発言にていねいに声をかけていましたね。
教師が子どもたち一人ひとりに共感してあげることで、安心して自分の思いを話せるクラスになると思うんです。番組を見ているときのつぶやきにも耳を傾けてあげると、視聴後いつも手をあげない子もとてもいい発言をしてくれるんですよ。授業の後半に感想を紙に書かせたのは、前半に発言できなかった子の意見も引き出すためです。発言できない子も、光った意見をいっぱい持っている。それを大事に引き出して、感動を共有していきたいんです。
――子どもたちの発言の内容はいかがでしたか?
のびのびと発言をしてくれていましたが、その内容が〈わがままをしないで規則正しい生活をする〉という道徳のねらいに迫りきれたかというと、反省はあります。「がんこちゃんが不機嫌だったためみんなに迷惑をかけた」という意見が出るかなと思ったんですが、予想以上にがんこちゃん側にたった意見が多かったですね。きっといつもがんこちゃんを見て親しんでいるので、今回は悪い子でもほんとうは違うんだ、怒りんぼなところもひっくるめてがんこちゃんが好きなんだという思いだったのかと思います。子どもたちにとってがんこちゃんは、いっしょに成長していく友だちなんだなと、あらためて感じました。3学期も引き続き、がんこちゃんといろいろなことを感じて成長してほしい。その様子を温かく見守りたいです。

ざわざわ森のがんこちゃん
< 教育 (月)(木) 午前 9:00 ~ 9:15 >
投稿者:デジタル教材スタッフ | 投稿時間:14:00
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コメント
「ざわざわ森のがんこちゃん」は短い時間内にいろいろなテーマを子ども達により身近に楽しく取り上げてくれて、大人が見ていても思わず「なるほど…。」と考えさせられてしまいます。上の子がやはり小学校低学年の時に、がんこちゃんのお友達のケロちゃんが悪いお花の香りに誘われて、食べるのを止められなくなってしまう話がありましたが、正直、「ちょっと早過ぎるテーマではないか、難しすぎるのでは…?!」と最初は感じましたが、子ども目線でどの様にしたら止められるのか、また周りのお友達もどの様にそれをがんばって止めさせようと励ますのか等、重くなりすぎずに解決されたのを観て、子どもなりにこの様なテーマを考えさせるのも決してマイナスではないのだなと考えさせられました。今、一番下の息子(小2)が道徳の授業の一環で「ざわざわ森のがんこちゃん」を毎週の様に観ています。時にはがんこちゃんに自己を投影しながら、いろいろ感じてくれていると嬉しいです。そしてがんこちゃんの様に元気に楽しく、時にはいろいろ悩みながらゆっくり大きく成長して行ってほしいです。\(^o^)/
投稿日時:2010年12月20日 20:33 | 伊藤かおり
