2010年02月18日 (木)東京都小学校放送教育研究大会 見学リポート (2/5)


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2月5日(金)、東京都杉並区立荻窪小学校で、平成21年度東京都小学校放送教育研究大会が開催されました。2年3組で「おはなしのくに」、4年2組で「時々迷々」、6年3組で「見える歴史」を利用した授業が公開されました。私は、6年の授業を見学しました。

見える歴史「裁判のしくみ~国民の権利を守る~」の授業

授業が始まると担任の萩原直樹先生は子どもたちに新聞を見せ、トップニュースの見出しを読み上げました。「小沢氏不起訴」「足利事件」・・・内容は違いますが、どちらも裁判に関係しています。先生は「では裁判とはどんなものなのか、テレビを見て、考えてみましょう」と言ってテレビをつけました。

【見える歴史 「裁判のしくみ~国民の権利を守る~」 あらすじ】
人々の生活と権利を守るために、争い事を解決する裁判所。番組では、裁判所のしくみをわかりやすく説明します。また2009年から始まった「裁判員制度」については、裁判員に選ばれたらどんな裁判に参加するのかをドラマ形式で伝えます。さらに、一般市民の主張が裁判で認められ、国や自治体を動かした実際の例を紹介します。裁判所は、だれもが幸せに暮らす権利を守る所なのです。

番組が終わると先生は、黄色い付せん紙に「番組を見てわかったこと」を、緑の付せん紙に「疑問に思ったこと、もっと考えてみたこと」を書くように指示しました。そして班ごとにそれをグループ分けし、模造紙にはっていきました。

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それが終わるとみんなで「ずばり何のために裁判があるのか?」を考えました。子どもたちからは、
「ずばり国民の基本的人権を尊重するため」
「ずばり国民の平和な生活を守るため」
「ずばり物事を平和に解決し争いを避けるため」
など、さまざまな意見が出されました。みんなの発表を聞いて先生は「“国民”や“平和”っていうことばが多いね。裁判とは、国民の平和な生活を守るものなんだね」と確認しました。

裁判というと自分とは関係ないと思いがちですが、実は「裁判員制度」で裁判員に選ばれる可能性は意外と高いのです。先生は最後に、これからは新聞やテレビを見るときに、そんなことを頭に入れながらいろいろ考えてほしいと話しました。子どもたちは何度もうなづいていました。

★先生と番組制作者が、授業や番組について議論

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公開授業が終わった後、それぞれの授業に分かれて研究協議会が行われました。

「見える歴史」の授業をした萩原先生は、「今回の授業では、番組から得た知識を子どもたちに再構成してもらいました。子どもたちは番組の情報を自分のことばにしていろいろ考えることができたと思います。でも、もっと番組から感動を感じる授業のほうがよかったかもしれません」と、反省を語りました。それについてほかの先生から「今まで知らなかったことを知るのも感動だと思います。子どもたちはそこから思考を始めるのだと思います」という意見があがりました。

番組制作担当者は、「子どもたちが興味深そうに番組を見ている姿を見て、とても励みになりました。特に裁判員制度のドラマ部分で身を乗り出していたので、今後このテーマで番組を作るときにあそこを軸にしてもいいかなと思いました。授業の中で、子どもどうしでやってみても楽しそうですね」と話しました。裁判員制度は教科書にはのっていないので、この回は授業で使いにくいのでは?という番組制作者の問いかけに、先生たちからは、だからこそ学校放送番組で取り上げて、世の中の動きを示してほしいという声があがりました。

ひとつの授業をめぐって交わされた、熱い議論。ふだんはあまり接点のない先生と制作者が、お互いに刺激を感じることができたようです。こうしたふれあいは、今後の授業や番組制作に必ず生かされるだろうと感じました。

投稿者:デジタル教材スタッフ | 投稿時間:16:10

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コメント

私は、東京都小学校放送研究会の事務局長です。このたびは、本研究会の研究大会を取材していただき、誠にありがとうございました。さっすがプロ!6年の社会科の授業を簡潔にかつ分かりやすくリポートしてくださり、とても嬉しく思います。できるなら、2年の国語や4年の道徳もリポートしてもらえたら良かったです。研究大会には先生方OBの皆さん、保護者、地域の人々そして、制作者の方々が参加して下さり、とても有意義な研究の場となりました。今後とも、どうぞよろしくお願いします。荻窪小学校・松川

投稿日時:2010年02月21日 21:55 | 松川 厚雄

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