2017年06月16日 (金)「Why!? プログラミング」を使って、楽しくクラブ活動!


170616why1.jpg

Why!? プログラミング は、小中学生向けの、プログラミング教育番組です。舞台は、すべての物が教育用プログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」で動く、スクラッチワールド。このところ起こる謎の不具合を直すため、ジェイソン(厚切りジェイソンさん)たち3人のレスキュー隊が、プログラミングでスクラッチワールドの危機を救うべく奮闘します。
米国マサチューセッツ工科大学(MIT)が教育用に開発、公開している、教育用のプログラミング言語スクラッチを用いて、プログラミングの面白さやコツを伝えていきます。

文部科学省は、2020年度から全面実施される次期学習指導要領で、小学校でのプログラミング教育を必修としました。千葉県柏市ではそれに先駆けて、今年度から市立小学校全校でプログラミング教育に取り組んでいます。
柏市立大津ヶ丘第一小学校では、新学期から「プログラミングクラブ」が誕生しました。2017年5月23日(火)に行われた、その第1回の活動の様子を報告します。


★ プログラムを組んで、作品をつくってみよう!

クラブの時間が始まると、担当の井上昇先生は「いよいよプログラミングクラブのスタートですね!みんなでスクラッチを使って、楽しくプログラミングを組んでいきましょう」とあいさつしました。
そして、ある箱を子どもたちの前に置いて「この中に、簡単なプログラミングで動くロボットが入っています。スクラッチの操作に慣れてきたら、これを動かしてみましょうね!」と言いました。教室中に「おおーっ!」と歓声があがりました。

ここで先生は、番組を流しました。

===【 Why!? プログラミング「おかしな踊りを直せ」 一部あらすじ】===
レスキュー隊のもとに、スクラッチワールドからSOSが届きました。モニターには、ステージの上で星が踊る「キラキラ星劇場」の映像がうつし出されています。しかし、その動きや音楽がなんだか変・・・。どうやらプログラムがこわれているようです。そこでジェイソンは、プログラムを直すためにスクラッチ・ワールドに向かいました。
170616why2.jpg

==================

 

先生が番組を止めて「『キラキラ星劇場』のどこが変だった?」と尋ねると、子どもたちから「星の動きが速すぎて音楽と合っていない」という声があがりました。そこで、みんなでプログラムを組み直してみることにしました。

ここからは、柏市立教育研究所 IT教育支援アドバイザーの田中香穂里さんも一緒に進行に加わります。子どもたちには1人に1台ずつパソコンが配布されています。その中には前もってスクラッチと、Why!? プログラミングのホームページにある、「きらきら星劇場~おかしな踊りを直せ」のスクラッチ・ワールド(絵、音楽、プログラム)が入っています。

星の動きと音楽が合うようにするには、どうしたらいいのでしょうか。田中さんは「〈〇拍休む〉というブロックを使うといいですよ」などとアドバイスし、子どもたちはそれを参考にプログラムを組んでいきました。

作業に区切りがついたところで、番組の続きが流されました。

===【 Why!? プログラミング「おかしな踊りを直せ」 一部あらすじ】===
星の踊りをもっと派手にしたくなったジェイソン。そこで、〈〇〇の効果を変える〉というブロックを使ってみます。〈『色』の効果を25ずつ変える〉と命令すると星がいろいろな色に変わりました。次は『魚眼レンズ』と入れてみると星がふくらんで止まらなくなりました。「 Why!? この星おかしいです」とあわてるジェイソン。〈画像効果をなくす〉〈1拍休む〉と入れると、うまくいきました。
さらに、ステージ上に宇宙人と女の子を加えると、画面はにぎやかになりました。

170616why3.jpg

==================

 

子どもたちは、番組を参考に、思い思いに「キラキラ星劇場」を作っていきました。
先生や友達にやり方を聞いたり、作品を見せ合ったりする姿も見られました。

★ 友達の作品を見て、大盛り上がり!

作品をつくり終え、何人かが前に出て自分の作品を発表しました。

170616why4.jpg

ある子の作品は、星と宇宙人が1拍ごとに色を変えていきます。ステージ上の3人も観客たちも、リズムにのって体を動かしています。

 170616why5.jpg

ある子の作品は、すべての登場人物が、それぞれ回転しました。

170616why6.jpg

見ている子どもたちからは「わー、やばすぎ」「すごい」「回転なんて思いつかなかったよ」などと、驚きの声があがっていました。

最後に井上先生は「みんなとても楽しい作品をつくることができましたね。もっとやってみたいと思った人は、家でも Why!? プログラミング や、ワイワイプログラミング のホームページを開いてやってみてください。出来上がった作品は、どんどん番組のウェブサイトから投稿しましょう」と言いました。子どもたちは、目を輝かせてうなずいていました。

★ 活動を終えた井上先生にお話を聞きました。

 170616why8.jpg

――プログラミングクラブの第1回の活動でした。

はい。楽しいムードの中でスタートをきることができて、よかったです。
このプログラミングクラブは、子どもたちの要望で発足しました。4年生2人、5年生2人、6年生12人の、合計16人という構成です。希望者が多かったため、4・5年生は抽選になりました。
柏市では今年度から市立小学校全校でプログラミング教育が始まりましたが、それに先駆けて昨年度から、本校を含めて何校かがプログラミング教育に取り組んでいました。そのためどの子も授業でプログラミングを勉強したことがあり、なおかつプログラミングに興味があるので、スムーズに活動に入ることができました。番組で紹介していたことをなぞるだけではなく、オリジナルのアイデアで作っていたので、面白いなと思いました。

――授業とクラブ活動でする場合とでは、どう違うのでしょうか?

授業でプログラミングをする場合は、あくまでも教科の目標を達成させるものとして位置付けます。一方クラブ活動では、子どもたちの興味関心を優先にしようと思っています。なのでクラブでの活動内容は確立していません。本校では担当教諭と、柏市立教育研究所の方とで考えていくことにしていて、番組も大いに活用していこうと思っています。もしかしたら、小学校でプログラミング教育が本格的に導入される前に、クラブ活動でやってみようと考える学校が増えるかもしれませんよね。その時の活動のよりどころとして、Why!? プログラミング は頼りにされると思います。

――必修クラブの時間は、月に1回の45分間ということですね。今後、どういった活動を予定していますか?

1学期はまず、今回のように Why!? プログラミング を利用してスクラッチの操作に慣れていこうと思っています。時間が限られているので、番組で課題を簡潔に提示してくれて、とても助かります。
それでも時間が短いので、活動の時間がもっとほしいというのが正直なところです。この子たちの家にはパソコンがあるので、「次までに家で Why!? プログラミング の第何回を見てきてね」と言うこともできるのかなと思います。いわゆる“反転学習”ですね。

2学期以降は、個人単位で柏市のプログラミングコンテストに応募したり、3~4人のグループ単位で、冒頭に見せたロボットを動かしてみたりしたいです。

新しいクラブで、子どもたちと一緒にプログラミングを楽しんでいく。考えるだけでワクワクしてしまいます。Why!? プログラミング を使って、クラブ活動をどんどん盛り上げていきたいですね。


Why!?プログラミング (中学生・技術科 / 小学5、6年生・総合的な学習の時間)
〈Eテレ 水曜 午後3:30~3:40〉 前期(4月~9月)
〈Eテレ 木曜 午前9:55~10:05〉 (再) 後期(10月~3月)  

※ 土曜の夜、家族で楽しめる時間でも放送しています!
〈Eテレ 土曜 午後7:45~7:55〉 前期(4月~9月)

投稿者:デジタル教材スタッフ | 投稿時間:11:00

トラックバック

■この記事へのトラックバック一覧

※トラックバックはありません

コメント

※コメントはありません

コメントの投稿

ページの一番上へ▲