2018年08月03日 (金)人気法廷ドラマシリーズ「昔話法廷」 新作2本が登場!


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もし、昔話の登場人物が訴えられたら…?
そんなことを考えたことはありますか?昔話法廷は、なじみ深い昔話をモチーフにした法廷ドラマシリーズです。検察官、弁護人、被告人、証人のやりとりを、裁判員の目線から描きます。
2015年に始まった、この番組。これまでに8話が制作されています。この夏、視聴者からの続編を望む声にこたえ、新作2本が放送されることになりました!
取り上げる昔話は、「ブレーメンの音楽隊」と「赤ずきん」。放送は、Eテレで、13日(月)と14日(火)の朝9時からです。放送後には、NHK for Schoolのサイトでもご覧いただけます(これまでの8話も全てご覧いただけます)。

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昔話法廷の特徴は、大きく2つあります。1つ目は、昔話を新たな視点から見つめ直していることです。たとえば、第1話の「三匹のこぶた」。被告人は、原作で、悪いオオカミを退治した主人公のこぶたです。こぶたが、正当防衛で無罪か、計画的犯行で有罪かを争います。第4話の「アリとキリギリス」で裁かれたのは、働き者のアリです。キリギリスを見殺しにしたアリが、保護責任者遺棄致死罪に問われます。“正義”と思っていたものが本当に正義なのか、子どもたちに、“気付き”を与えるのです。
2つ目は、最後まで判決が出ないということです。判決を下すのは、番組を見た子どもたち。それぞれが裁判員になったつもりで、登場人物のやりとりをもとに、自分なりの判決を考えます。そして、友達や家族と議論を交わすのです。そうしたこともあって、この番組は、小学校、中学校、高校、そして大学の授業で、幅広く教材として使われています。

それでは、ここで、新作2本の内容を、少しだけご紹介しましょう!

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〇第9話「ブレーメンの音楽隊」裁判 
「なぜロバたちはブレーメンに行かなかったのか?」虐げられた老人たちの思いとは!?
 被告人は、年老いたロバ。同じく年老いたイヌ、ネコ、オンドリをけしかけ、盗賊たちの家を襲撃。大怪我を負わせ財産を奪った「強盗致傷」の罪に問われる。犯行を認めるロバ。しかし弁護人は、動機や犯行に至るまでの境遇に同情の余地があるとして、執行猶予を求めた。ロバを刑務所に送るか?それとも執行猶予か?

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〇第10話「赤ずきん」裁判

昔話の中でも類を見ない猟奇殺人事件――その真相が法廷で明らかになる!?
 被告人は、赤ずきん。お腹に大量の石を詰めてオオカミを殺害した。殺害の事実は認めるものの、「その時のことはよく覚えていない」と言う赤ずきん。弁護人は、「オオカミに食べられた赤ずきんは精神障害を起こし、“心神喪失”の状態にあった」と主張。「心神喪失者の行為は罰しない」と定めた刑法第39条により、無罪を求めた。

 そして、これら異色法廷劇を演じるキャストも、豪華で魅力的です!「ブレーメンの音楽隊」では、林遣都さんが検察官を、木村多江さんが弁護人を演じます。そして、「赤ずきん」には、検察官、弁護人役として、吉田羊さんと竹中直人さんが出演します。
それでは、収録後に、木村多江さんから届いたコメントをご紹介します。
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「動物と真面目に共演し、それぞれの正義がぶつかり合う。こんなすごい企画があるだろうか。演じた私も、答えをいまだに探していて、終わらないのもまた面白い。答えは見ているみなさんの手の中にある。想像して欲しい。友達や家族のことのように。法廷を体感する昔話法廷は、小説より奇なり、です」

 番組を見た子どもたちは、判決とその理由を知ることを通して、自分が大切にする価値観に気づいていきます。そして、クラスの友達と熱い議論を繰り広げるのです。アクティブラーニングにもってこい!ぜひ今回放送の2作品を、公民や道徳の授業、あるいは総合的な学習の時間で使ってみてください!


昔話法廷
第9話「ブレーメンの音楽隊」裁判
<Eテレ 13(月)午前9:00~9:20>
第10話「赤ずきん」裁判
<Eテレ 14(火)午前9:00~9:20>

投稿者:番組制作スタッフ | 投稿時間:16:32

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