2017年09月04日 (月)おはなしのくに「いっすんぼうし」 松岡茉優さんにインタビュー!


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おはなしのくに は、一流の語り手が、古今東西の物語を魅力的に読み聞かせる国語番組です。9 / 11(月)は、日本の昔話「いっすんぼうし」をお届けします。語り手を務める、俳優の松岡茉優さんにお話を伺いました。

〈今回の「いっすんぼうし」のあらすじ〉
昔、子どもに恵まれなかったおじいさんとおばあさんに、念願の男の子が生まれました。しかし、その子は体が一寸(3センチ)ほどしかなく、何年たっても大きくなりませんでした。男の子は村の人から「一寸法師」と呼ばれ、子どもたちにいじめられました。
ある日、一寸法師は都に行きたいと両親に決意を告げて旅立ちます。都で大臣に気に入られた一寸法師は、そのお屋敷の姫様にも可愛がられます。ある日、清水寺にお参りに出かけた姫は鬼に襲われます。一寸法師は姫を守ろうとしますが、鬼に飲み込まれてしまい…。
夢と勇気があれば人生を切り開くことができると説く、昔話です。

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――おはなしのくにの出演依頼を聞いたときは、どう思いましたか?

おはなしのくに は、小学校の時に授業で見ていたので、うれしかったです。もう27年も続いているそうですね。私が生まれる前から放送されている、歴史のある番組に出演することができて光栄です。
出演が決まって、番組ホームページ や おはなしのくにの100冊 で公開されている、過去の回の動画を見させていただきました。そして改めて、数々の俳優さんやタレントさんがご出演されてきた番組なんだと感じ、身の引き締まる思いでした。演者の方と登場人物の息がぴったり合っている様子を見て、「私もこんな風に、一寸法師と息を合わせることができたらいいな」と思って収録にのぞみました。

――出演してみて、いかがでしたか?

おはなしのくにでは、一人ですべての役を演じます。ほかの回では演者さんが、1つのカットの中で何役も演じ分けていますが、今回の「いっすんぼうし」ではちょっと違うんです。
一寸法師は3センチほどしかないので、ひとつの場面でも、一寸法師が話すところとほかの登場人物が話すところは別々に撮りました。一寸法師を演じる時は相手を見上げるようにして、ほかの人たちが一寸法師に話す時は目線を下げて語りかけるようにして、演じました。

――「いっすんぼうし」ならではの工夫がされているのですね。
「いっすんぼうし」というお話について、改めてどんな感想を持ちましたか?

一寸法師ってかわいらしいイメージだったのですが、それはサイズだけだったんですね。小さいのに一人で都に行って、鬼に立ち向かって倒すなんて、強い男の子なんだなと思いました。今回改めて本を読んでみて、一寸法師はおじいさんとおばあさんが神様にいっぱいお願いして授かった子だということや、体が小さかったために村の子どもたちにいじめられていたことなどを知って、このお話をもっとよく知りたいと思うようになりました。そして読みながら、自分の小さい頃のことを思い出しました。
私は子役をしていたこともあり、時にはテレビを見た周りの子からからかわれたりしたことがありました。そういう時は我慢していたのですが、祖母に「嫌な時は言い返せばいいじゃない」と言われて、相手に言い返してみたんです。そうしたら嫌なことを言われなくなりました。その時「自分が思っていることを相手に伝えることで、変わることってあるんだな」と思いました。
一寸法師は体が小さいというハンディを抱えていても卑屈にならず、まっすぐな心を見失いません。そして困難を乗り越えて幸せをつかみます。その姿はきっと、子どもたちに勇気を与えると思います。

私は小さい頃、母に絵本を読んでもらうのが大好きでした。その体験が気がつかない間に体の中にしみ込んでいたようで、大人になった今、スタジオで小さい子に読み聞かせをしている自分が、母の言い回しにそっくりになっているなと思いました。
この番組を見たことも、子どもたちの思い出のひとつになってくれたらうれしいですね。そして、自分でも絵本を読んでみたいと思ってくれたらいいなと思います。

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おはなしのくに 「いっすんぼうし」
〈Eテレ 9/11(月) 午前9:00~9:10〉

投稿者:番組制作スタッフ | 投稿時間:11:00

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