2018年3月

「NHK for School 2018 番組&WEBガイド」がみなさんの学校へ!


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 NHK for Schoolでは、このたび、放送番組やウェブコンテンツ、教育イベントなどをご紹介する『NHK for School 2018 番組&WEBガイド』 を作成しました。この冊子はEテレで学校向けに放送、インターネットで配信しているすべての番組を掲載しています。
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アクセス数が大きく伸びているウェブサイトや、公式アプリの新機能の情報のほか、新学習指導要領にどう対応していくか、といった特集記事も多数載せています。
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また “現場の先生方がどのように番組を役立てているか”についての実践例、“教育関係者からおすすめしたい番組活用のポイント”なども数多く紹介しています。
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どの内容も❛公共メディア❜NHKが経験豊富な先生方の知恵を集め、総力を挙げて執筆いたしました。この機会に、多くの先生方にご覧いただき、『主体的・対話的で深い学び』の実現に向けてお役立て頂ければ幸いです。

このガイド冊子は全国の小学校、中学校、高校、特別支援学校や教育委員会、教職課程のある大学等へ順次お送りしています。
他にも「今度行われる研修で活用したい」「先生方の勉強会で役立てたい」などのご希望がありましたら、手配可能な範囲で送付いたします。その際には、このブログのコメント欄にご一報ください。
新年度もNHK for Schoolを、どうぞよろしくお願い申し上げます。

投稿者:デジタル教材スタッフ | 投稿時間:06:30 | カテゴリ:おしらせ | 固定リンク
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今さら聞けない!?NHK for Schoolの著作権


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まず最初に、NHK for Schoolで制作している番組や動画クリップ、アプリなどは児童、生徒の学習の助けになることを目的としています。ですから、録画の場合もWEBの場合も学校(※1)の授業(※2)内での使用は問題ありません。今回は「4月からさらに活用したい!」とお考えの先生方が「この使い方はどうなんだろう?」と迷わないよう、よくある質問についてまとめてお答えします。

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Q番組や動画クリップなどをキャプチャーして、その静止画を授業でのワークシートのような教材や、資料に使用しても良いでしょうか?
A大丈夫です。校内の試験問題などに使用することも可能です。

Q:NHK for Schoolのコンテンツを使って、教育的な出版物・DVDなどの教材を制作することができますか?
Aこの場合「NHKの著作物の通常の利用」に該当するため、所定の手続きが必要です。NHKふれあいセンターへお問い合わせください。

Q:番組や動画クリップのキャプチャーした写真を使って、学級だよりや、校外への報告に使用してもよいでしょうか?
A著作権法上の「引用」にあたる範囲であれば、問題ありません。ただ「引用」する場合は、次の5つの要件を満たす必要があるとされていますので、利用者ご自身の責任において下記をご確認ください。

①区別を明らかにすること
引用する映像や文章と、例えば先生自身が撮影した映像や文章との区別を明確にして下さい。
②出所の明記
NHK for Schoolからの引用であること・番組名・放送日・URLを明記して下さい。
③主従関係が明確であること
引用の部分は必要最小限におさえ、説明や補強のために使用して下さい。静止画の大きさが必要以上に大きかったり、動画が長すぎたりすると「引用」と認められないことがあります。
④必然性があること
文章中、その画像の掲載が説明に必要かどうかを考えた上で使用して下さい。
⑤改変しないこと
伝えたいことを明確にするために、キャプチャーした静止画に矢印のような記号を加えることは問題ありませんが、カラーの画像をモノクロの画像に変えて掲載してはいけません。ただし、カラーの画像を掲載した文書でも、モノクロで印刷することはかまいません。

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その他、NHK for Schoolの著作権に関する疑問がありましたら、下記NHKふれあいセンターまでお問合せください。
なお、より法律に即した説明が、NHK for Schoolを使用するにあたって のコーナーに記載してあります。こちらもご参照ください。

《お問合せ》
NHKふれあいセンター
https://www.nhk.or.jp/css/goiken/mail.html
ナビダイヤル 0570-066-066

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※1:この場合の「学校」は文部科学省が定めたもので、小学校、中学校、高等学校、大学、高等専門学校、特別支援学校および幼稚園のほか、専修学校、各種学校、大学校、保育所などが含まれます。
※2:この場合の「授業」は、教育機関での通常の授業(ふだんの授業だけでなく、公開授業や研究授業などでの利用も含まれます。)のほか、特別教育活動の運動会等の学校行事、必修のクラブ活動、林間学校、生徒指導、進路指導などが含まれます。
いずれの場合も、営利目的でなく、かつ当該視聴等に関する直接の対価等を徴収しない形で行うことが前提です。

投稿者:番組制作スタッフ | 投稿時間:11:00 | カテゴリ:おしらせ | 固定リンク
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【速報!】新番組「よろしく!ファンファン」撮影現場に潜入!


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よろしく!ファンファンは「時間」「空間」「人(もの)」という3つの視点から社会について調べ、社会的なものの見方・考え方を養う小学校4年生向けの社会科番組です。

主人公はギャラクシー小学校に通う、子どもの宇宙人3人組。社会科の宿題で地球の日本のことを調べにやってきます。そして、その手助けをするのが高性能ロボット・ファンファン。資料の検索や、さまざまな場所で撮影をしたり、3人を現地の小学生に変身させてくれたりもします。合言葉は「よろしく!ファンファン」。

今回潜入したのは、3人がいつもいる宇宙船らしき場所。キャンディーみたいにツヤツヤでカラフルな部屋に3つのイスとテーブル。見ているだけで心がウキウキしてきます。

真ん中に座っている、くるんとした形の髪の女の子がトッキー(レイラニちゃん)。しっかり者の女の子でやや細かい性格。特に時間には厳しく「時間」から物事を調べるのが好きだそうです。撮影中はやや緊張していたのか、キリッとした表情が多かったのですが、合間に3人でおしゃべりするときは笑いの絶えない明るい子でした。

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向かって左に座っている前髪をそろえた女の子がココロ(野添芙羽ちゃん)。ぴょんぴょんとはねる頭の上の2つのモノはアンテナなのでしょうか。彼女は少しおっちょこちょいだけど、表情豊かなムードメーカー。「人」の視点から物事を調べるのが好き。撮影以外でもチョコチョコ走り回って、スタッフに「ココロちゃん、ココロちゃん!」と可愛がられていました。
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右側に座る男の子はチズル(藤沢元くん)。地図を見るのが大好きでマイペース。ずっと手に地図を持っていて「地形(空間)」から物事を調べるのが好き。撮影の間も落ち着いていて、きっと優しくて頼れる子なんだろうなと感じました。
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何しろ3人はもちろんスタッフも、この日がよろしく!ファンファンの第1回の収録。声の大きさやセリフの言い回し、驚くときの演技など、何度も繰り返しながら撮影は進み、 “わくわくしながら学べる、すてきな番組にしよう!”という熱意が伝わってきました。
残念なのは、肝心のキャラクター「ファンファン」に会えなかったこと。(鋭意制作中とのことで)いったいどんな姿なのか、どんな声なのか、まだ全然わかりませんがスタッフによれば「万能な高性能ロボットでありながら、動物っぽくもあり、昔懐かしさもあり…? すこし不思議な可愛いキャラクターです」とのこと。気になりますね!

今回の番組内容もまだヒミツで、何やら「水」に関する調査のようです。けれど撮影現場で主人公3人がとても仲良くなったのはわかりました。きっとこのチームワークとファンファンの力で、一生懸命、日本の社会のいろいろな側面を調査してくれることでしょう。
また、そんな3人の姿から番組を見た子どもだちは「調べる」「まとめる」「伝える」という社会科で必要なスキルを学んでくれるはずです。

わくわくと楽しみなながら社会科が学べる番組よろしく!ファンファンをどうぞお楽しみに!
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よろしく!ファンファン
<Eテレ 毎週(水)午前9:20~9:30>
4月11日スタート!

投稿者:番組制作スタッフ | 投稿時間:11:40 | カテゴリ:番組紹介 | 固定リンク
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学びをサポート!"NHK for School"2018年も新番組がいっぱい!


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「主体的で対話的な深い学び」が重視される中、NHK for Schoolは新学習指導要領にあわせた新しい視点の新番組を、2018年4月から多くスタートさせます。その総合紹介番組が学びをサポート!“NHK for School”2018年も新番組がいっぱい!(タイトルをクリックするとNHK for Schoolのトップページに移動します)です。案内役は新・ざわざわ森のがんこちゃんの主人公・がんこちゃん。元気いっぱいに伝えてくれます。

2018年4月から10年ぶりに改訂された新学習指導要領が一部導入されます。小学校での完全実施は2020年、中学校は2021年からで、2018~2019年はその「移行期間」と位置付けられます。
NHK for Schoolは順次、新しい学習内容を先取りした番組を制作していきます。その中の代表的なものを学びをサポート!“NHK for School”2018年も新番組がいっぱい!で紹介します。

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1) 利用頻度の高い理科番組(3~6年)を一新!
『ふしぎエンドレス』
新学習指導要領を見据えた理科番組。理科的な見方や考え方を働かせて、ふしぎを見つける~予想する~調べ方を計画する~(実験して)考察する、という活動に子どもたちをいざないます。

2) 社会的な見方を「時間・空間・人」という3つの視点から育む
『よろしく!ファンファン』
“社会科の宿題”で日本の社会を調べに来た宇宙人の小学生3人と、彼らをサポートする高性能ロボットのファンファンが大活躍! 社会を見渡してみると、水道やゴミ処理など、暮らしを快適にするしくみがいっぱい。それらがどう成り立っているのか、歴史など「時間的な広がり」、地形や分布など「空間的な広がり」、人々の努力や想いなど「人のつながり」から調べて理解を深めていきます。

3) 教科化する5、6年の外国語に対応!好奇心を刺激する英語番組
『基礎英語0 ~世界エイゴミッション~』
小学生5、6年生向けの英語番組。新学習指導要領に対応したカリキュラムです。ドラマ形式の「ミッション」、英語を読み、単語を増やす「イサムズチャレンジ」、聞き取りのための「ワールドレポート」で構成しています。

また、NHK for Schoolは「教育の情報化」に対応したデジタルコンテンツもますます充実させていきます。動画クリップ セレクション100では、膨大な動画クリップの中から授業に即戦力となるものを学年ごとに100本厳選しました。児童・生徒が手元の学習用端末で動画を見るのに便利な公式アプリも配信しています。番組では、これらのNHK for Schoolデジタルコンテンツの効果的な利用法も紹介します。
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NHK for Schoolはこれからの時代の授業のヒント、効果的に使えるツールを数多く用意しています。それらを活用して“新しい授業デザイン”をする際のヒントが満載!是非学びをサポート!“NHK for School”2018年も新番組がいっぱい!をご覧ください。


学びをサポート!“NHK for School”2018年も新番組がいっぱい!
<Eテレ 26日(月)午後3:30~3:40>放送変更→30日(金)午前10:05~10:15
<Eテレ 4/6日(金)午前9:50~10:00>(再)

投稿者:番組制作スタッフ | 投稿時間:14:59 | カテゴリ:デジタル教材情報 | 固定リンク
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「ニッポンらしさ発見エンターテインメント」JAPANGLEの春新作がアツい!


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JAPANGLEは私たちにとっての“ふつう”を、外国人の視点を通して見つめなおす教養エンターテインメント番組。キュートなキャラクター、アロー教授(声:笹野高史さん)と助手のベクター(声:杏さん)が、『デザイン』『ヒストリー』『テクニック』『スピリット』の4つのアングルで不思議の国・ジャパンを研究していきます。
今回は「ヘアスタイル」「お菓子」、「型」の3つのテーマで新作をお届けします。

「ヘアスタイル」では、古代~現代までの代表的な髪形を紹介。また、日本人の髪は欧米人と比べて太いため、美容師さんは10種類のハサミを使い分けているそう。それぞれのハサミの違いと、それらを使いこなす美容師さんの妙技に注目です。
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「お菓子」では伝統の和菓子の美しさはもちろん、私たちが日常よく食べているスナック系のお菓子にも教授と助手は着目。ポテトスナックの袋に書かれている「パリパリ」「ザクザク」「カリカリ」「しっとり」「サクサク」など、私たちが日常的に使う“食感”をつくりだすスナックの製造工程に迫ります。

「型」では“おじぎ”や“締めの拍手”など日本らしい人の動きを取り上げます。「スポーツの勝利シーンで見る“胴上げ”には、江戸時代には別の意味があった」など、2人は私たちが思いつかないような視点でどんどん掘り下げていきます。
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JAPANGLEといえは毎回、取り上げるテーマをナレーションなしで美しく4K撮影した、スタイリッシュな映像に定評があります。合間に流れる、テーマに沿った楽しい歌も注目です。今回は特に「型」で歌のシーンにダチョウ倶楽部が登場。さまざまな“日本でありがちな仕草の型”をこれでもかと繰り広げてくれます。誰でも「それ、よくやってる!」と思うものが必ずひとつはあるはずです。

気楽に見られて、映像も美しく、身近なのに今まで知らなかった日本の知識も身につく楽しい番組JAPANGLE。この春、子どもから大人まで楽しく「ニッポンらしさ」を再発見して、新しいスタートを切りましょう!

JAPANGLE
「ヘアスタイル」<Eテレ 26日(月)午前9:00~9:20>放送変更→29日(木)午前9:00~9:20
「お菓子」<Eテレ 27日(火)午前9:00~9:20>放送変更→30日(金)午前9:00~9:20
「型」<Eテレ 28日(水)午前9:00~9:20>放送変更→30日(金)午前9:20~9:40
※26日は本編に続いて9:20~「お風呂」、27日も続いて9:20~「パッケージ」を放送。29日午前9:00~は「ラーメン」、30日も9:00~「駅」と、シリーズで好評の回が再登場します。

投稿者:番組制作スタッフ | 投稿時間:14:58 | カテゴリ:番組紹介 | 固定リンク
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こんな使い方あったのか! 第3回 NHK for Schoolアワード       中山秀征さん&藤本美貴さんインタビュー


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NHK for Schoolの連携サイトすくレポ(すくーるレポートの略)では、NHK for Schoolの番組、ホームページ、動画クリップ、公式アプリなどを使った授業や家庭学習を募集しています。
すくレポにこの1年に寄せられたレポートの中から、特にユニークなものや、すぐにでも授業に役立ちそうなものを紹介する番組がこんな使い方あったのか! 第3回 NHK for Schoolアワードです。番組では新しい学習指導要領に合わせてNHK for Schoolを活用した「新しい学び」「楽しい学び」の例が数々登場します。

MCは中山秀征さん、藤本美貴さん。そして東京の工学院大学附属中学校・教頭の髙橋一也先生が解説してくれます。また“NHK for Schoolからの使者”としてストレッチマンⅤのストレッチマン・レッドが登場。みなさんから寄せられた学びのVTRを紹介します。

今年度の特徴はタブレット端末を効果的に使ったり、児童がそれぞれにある分野を調べてクラスメイトに対して教え合ったりと、いわゆる「アクティブ・ラーニング」のレポートが多くあったことです。

中山さんは4人の息子さんのパパ、藤本さんも2人のお子さんのママです。特に藤本さんは、ご長男が4月から小学生。お2人ともVTRを食い入るように見て「なるほど~」(中山さん)「すご~い」(藤本さん)と興味しんしんでした。

収録後、中山さんと藤本さんに番組の感想を伺いました。

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――――お2人には去年のアワードにもMCとしてご出演いたきました。去年とは違う、今年度ならではの違いはありましたか?

中山:やっぱりタブレットとか、PCとか、番組クリップとかの活用ですね。去年も登場してはいたんですけれども、どういうふうに使うのが良いのか手探りだったのが、今年はもう“使いこなして”ましたね。

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藤本:そうですよね。前回は先生が使っていることが多かったのですが、今回は子どもたちが率先して使っていてびっくりしました。自宅学習したりとか。使い方が進化しているなと思いました。

中山:学ぶきっかけになっている感じがしましたね。PCやタブレットを使えるのがゴールではなくて、勉強に興味を持つためのきっかけという感じ。宿題の先を調べるのでもいいし、別の教科への興味が出てきたりもする、そんなツールになっている感じがしました。

――――今回、ご覧になった授業をご自身も受けたかったという思いはありますか?

中山:ありますね。昔は「黙って静かに聞きなさい!」って感じだったから、授業の内容に乗り遅れちゃうと(質問もしづらくて)そのまま置いていかれちゃう感じ。番組の中で髙橋先生も仰っていたんですけど「乗り遅れる人が少ない」授業だと思いました。これってすごいですよね。違う才能が見える可能性がある。「この子、すごくプレゼンうまいな」とか。

藤本:逆に勉強はできるけど人前で話すことが苦手な子もいるでしょうから、得意なことで助け合ってチームワークが出たりしたらいいですよね。

中山:そういう“評価”の幅が昔より広がっているのはいいことだし、うらやましいですね。僕は人前が大好きでしたから、今ならきっとそこで評価してもらえたのにな(笑)。

―――ただ、お2人とも「授業がこれだけ変化していくなか、家庭でそれをどう受け止めるか」に関して、収録中に少し悩んでいらしたように見えました。

中山:それはそうですよ。僕らは自分が受けた教育のやり方しか知らないじゃないですか。せっかく今の授業が変わっていっても、僕の頭の中には「いや、やっぱり暗記は大事だ、テストでいい点とらないと」ってのがどこかに残ってしまってる。今は、まさに家庭と学校がどう繋がっていくかの、見直しの時期かもしれません。

藤本:親もNHK for Schoolのサイトやアプリを使えると、本当はいいですよね。子どもが「これって何?」って聞いた時に「じゃあ調べよう」ってタブレットをのぞき込んだりして、親子で一緒に考えられる。子どものほうがなじみが早いから、親がもたもたしているうちに色んな発見をして「こんなのあったよ!」って教えてくれそう。
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―――――家でのお子さんへの接し方について、ご自分のご家庭でも「これからこうして接してみよう」というようなヒントはありましたか?

藤本:ウチの子はまだ小さいので「これ何だろう?」って聞かれることが多いです。今までは「なんだろうね~?」ってごまかしていたのですが、NHK for Schoolでこんなにいろいろ見られるなら、5分でも一緒に考えて学ぶ入口を開いてあげたいって気になりました。そこからまた1人で学べたりもするだろうし。

中山:ウチは4人いるんですけど、子どもってやっぱりタイプがあるんですよね。すすんで自分でやる子もいれば、言わなきゃやらない子もいる。気にはなってるけどそのままにする子も…っていう風に全然違います。でも子どもが何かに興味を持った時に一緒に話すようにはしています。「じゃあ、この図を見てみよう」とか。それをもっと楽しくやれる気がしてきました。

藤本:やさしいですね~!

中山:いや、大人って「知らない」がカッコ悪いと思うから話を濁したり、聞きかじりのウソを言ったりしがちだけど、僕はたまたま好奇心が強くて、比較的一緒に調べようってタイプなんですよ。

――――今回の番組で紹介したような環境で学んでいく子どもたちは、どんな大人になるんでしょうね? お2人の想像というか、こうなってほしい、みたいな夢を教えて下さい。

藤本:私は、自分で考えて、考えたことをノートとかに書くだけなのではなく人に伝えるって授業がすごく印象深かったです。今までの日本ってあまり積極的じゃない、みたいなイメージがすごく強かったので、より世界に羽ばたいていける人が増えていくのかなという気持ちになりました。

中山:僕は、これからは“夢を現実にしていくための教育”ができるんじゃないかって期待がわいてきました。昔は親が未来のことを「こっちのほうが手堅い」とか「こうしなさい」とか言って、子どもも「そっちのほうがいいのかなあ」って進んで…。“夢と現実は別”ってよく言われてましたよね。

藤本:そうですね。そういう雰囲気だったと思います。

中山:それが、こんな授業を受けていれば「目標をどう達成するか」「それにはどんなチョイスをすればいいか」「何を調べればいいのか」「みんなの意見は?」とか深く考える力がつく気がします。そうすれば知識に加えて判断力や行動力、そういったものを養う経験が増える。今回見た授業って、子どもがいつかチャンスをつかむための力を引き出しているような気がしましたね。

藤本:今日、髙橋先生もすべては経験だって仰ってましたね。その経験をしたくなる、やりたくなるきっかけのためにも、NHK for Schoolがどんどん充実していくとうれしいです。

――――ご期待に添えるよう頑張ります。今日は本当にありがとうございました!

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番組の最後では寄せられた投稿の中から、中山さん、藤本さん、髙橋先生が特別賞と大賞を選びます。そして受賞者のためにストレッチマン・レッドが宇宙を越えて、ストレッチ星から特製メダルをスタジオまで届けてくれます。
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今回ご紹介するレポートの中には、2020年度から完全実施となる新しい学習指導要領でうたわれる「主体的・対話的で深い学び」へのヒントもいっぱいです。
ぜひ番組をご覧いただき、新しい学びの形を先取りしてみてください。

こんな使い方あったのか! 第3回 NHK for Schoolアワード
<Eテレ 23日(金)午前9:15~10:00>
すくレポ
※「すくレポ」の文字をクリックするとホームページが開きます。

投稿者:番組制作スタッフ | 投稿時間:19:16 | カテゴリ:番組紹介 | 固定リンク
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今年もやります!全日本なわとびかっとび王選手権 出場チーム募集


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全日本なわとびかっとび選手権は、全国の小学生が参加し、跳び手が8の字を描きながら1分間次々と長縄を飛びぬけていく「8の字跳びタイムアタック」で、チームが飛んだのべ人数を競う大会です。昨年度は全国から73チームが参加しました。
原則クラス全員での参加が必要な競技ですが、今年度は特別企画として、少人数でも参加可能な「1分間ノーミスチャレンジ」も行います。

まずは大会の魅力を伝えるミニ番組が19日からEテレで随時放送されます。昨年、優勝を期待されながら準優勝だった茨城県代表の旭北小学校を紹介します。。
4・5・6年生の学年混成チームを率いたキャプテン・海東一期くんは「キャプテンをやる前は、自分から前に出るタイプじゃなかったけど、キャプテンを任されて“自分らしく前に出よう”という気持ちで取り組むことができました」と語ります。「僕にとってのかっとびは『成長』。中学校に行っても団結してたくさんのことに取り組んでいきたい」と、充実した“かっとび経験”を話してくれました。
跡を継ぐ5年生、4年生はもう次の大会へ向けての練習を始めています。5年生から「集中集中!足元気をつけて!」としっかりした指示がとんでいます。やる気満々のようです。
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さて、今年の大会のエントリーは4月2日(月)からスタート。番組ホームページで募集します。締め切りは6月15日(金)。
7月の1次予選のビデオ審査でベスト8が決定し、10月の2次予選でベスト4が決定。そして12月、東京で行われる決勝大会で日本一が決まります。

自分の弱さと向き合い、仲間と心を一つにすることで、新しい成長と出会える「全国なわとびかっとび王選手権」。ぜひミニ番組やホームページをご覧いただき、奮ってエントリーしてください! 

今年もやります!全日本なわとびかっとび王選手権
<Eテレ 19日より募集映像を随時放送>
※こちらの番組は、NHKforSchoolの利用ガイドとともに全国の小学校にもDVDとして送付予定です。
※参加条件など詳細は、エントリー日が近づきましたら番組ホームページにてご確認ください。

投稿者:番組制作スタッフ | 投稿時間:11:25 | カテゴリ:イベントなど | 固定リンク
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学ぼうBOSAI「子どもが見た避難所生活」


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さまざまな自然災害に襲われる日本列島。学ぼうBOSAI は、子どもたちが自然災害を正しく知り、命を守るためにどう行動したらいいか、自ら考えることを目指す番組です。
今回は熊本地震で避難所生活を体験した小中学生に、子どもならではの避難所での苦労や考えたことを鈴木福くん(中1)がインタビューします。

大地震発生後、着の身着のまま避難所へ向かったという阿蘇市の伊藤早来さん(小6)。報道で目にする「食べ物がない」「プライバシーが守られない」ということももちろんですが、早来さんが心を痛めたのは「大人たちが少ない配給でもめている姿」だったそう。いつも子どもたちを守ってくれるはずの大人も、こんな非常事態では普通の状態ではいられないのだと感じたようです。
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また、小さい子が走り回る姿や音には、大人だけでなく早来さんもイライラしてしまったとのこと。そこで早来さんはお母さんと相談して、家からオセロや折り紙、トランプなどを持ち込み子どもたちが部屋の中で遊べるスペースを作りました。これには子どもだけでなくお年寄りも喜んでくれました。「幅広い年代の方が楽しんで遊んでくれた」と早来さんは当時を語りました。

次に訪れたのは、地震の被害が一番大きかった益城町。避難所生活4か月間の後、現在も仮設住宅で暮らしている民元蓮くん(中1)と奥本翔くん(中1)に話を聞きました。2人は「避難所は人でいっぱいで、畳2~3枚分で6人が暮らしていた」「ゲームをするときのイヤホンがあればよかった」と当時のことを思い出してくれました。2人は、子どもでもなにかできることはないかと思い、ボランティアとして救援物資を運搬、配給する仕事を始めました。「お年寄りが何回も会いに来て笑顔になってくれたのがうれしかった」と翔くんは語ります。

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どちらも災害でつらい経験をした子どもたちですが、その中から『誰もが被災者になる可能性を考えておくこと』『被災にあっても、一人一人が周囲が明るくなるアイディアを出し合い、実行していくこと』の大切さを学んだようです。
番組の最後にはそんな同世代に会った鈴木福くんが自分なりの言葉で感想を述べます。
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子どもたちを本当の意味で守っていくには、大人自身の心の安定や余裕、考え方の切り替えも大切です。子どもたちにぜひ見てほしいドキュメンタリー番組ですが、先生や大人にも大きな教訓になる内容です。

学ぼうBOSAI「子どもが見た避難生活」
<Eテレ 15(木)午前9:45~9:55>
<Eテレ 16(金)午後3;45~3:55>(再)
※本放送後から番組ホームページでも視聴できます。

投稿者:番組制作スタッフ | 投稿時間:11:44 | カテゴリ:番組紹介 | 固定リンク
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発表!Nコン 2018課題曲(第85回NHK全国学校音楽コンクール)


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全国の小・中・高校生を合唱で結ぶNHK全国学校音楽コンクール、通称“Nコン”。全国2500校以上、10万人が参加する国内最大規模の合唱コンクールです。

その今年の課題曲が10日放送の番組発表!Nコン 2018課題曲で発表されます。

今年の課題曲のテーマは「一歩」。仲間と合唱を創り上げるなかで、それぞれの「一歩」を踏み出して成長してほしい、という願いを込めました。
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小学校の部は、詩人で童話作家の工藤直子さんが作詞を担当した「出発」。
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「テーマが“一歩”だと知ったとき、私は自分が小学生のころを思い出しました。当時の私もいろんな“一歩”を踏み出し、新しい世界に飛び込んでいました。この歌の言葉のどれか、ひとつでもあなたの心に届いてしんしんと響きますように」。60年以上にわたって子どもを見つめ、作品をつくり続けてきた工藤さん。番組では詞に込めた思いを子どもたちに語ります。
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中学生の部は、人気アーティスト・Superflyさんが制作した「Gifts」。
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「初めて自分以外の人に向けて、中学生のみなさんのための曲を書きました。中学生時代、コンプレックスの塊だった私が、この曲を歌うことで“自分は生まれた瞬間からいろんなものを持っているんだ!”とポジティブな気持ちになれるような歌。悩める中学生のみなさんが、自分で自分に言い聞かせるような、“言葉の引力”のある歌になれば」とSuperflyさん。番組ではご本人の中学時代のお話も語られます。
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高等学校の部は、エンターテイメントプロデューサー・つんく♂さんが作詞した「ポジティブ太郎~いつでも始まり~」。
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つんく♂さんは「みんなが持っていた、小さな子ども時代のポジティブ感。これをいつまでも持って、青春時代に降りかかってくる様々な問題と闘ってほしい。キミ達は無敵だ、何も怖いものはない、現状に満足するのではなく、毎日のあたりまえに感謝し、心は常に元気であってほしい」とエールを送ってくれています。
それにしてもユニークな曲名。このタイトルはネット上でも話題になりました。“ポジティブ太郎”に込めた思いをはじめ、番組では70人の生徒を前に、つんく♂流・前向きに生きるヒントを語ります。
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「課題曲を歌うときの気をつけるべき点」や「どんな指導をすれば伸びるのか?」など、指導者のみなさんに参考になるラジオ番組も放送されます。
21日(水・祝)にNHKFMでオンエアされるNコン 2018 課題曲を歌おうです(タイトルをクリックするとラジオ番組表が開きます)。課題曲の魅力を伝えると共に、演奏のポイントなど合唱指導者からのアドバイスも紹介します。

また、28日(水)には課題曲講習会イベントとしてNコン2018スーパー合唱教室inふれあいホール公開収録も行われます。参加締め切りは3月12日(月)。申し込みはこちらから。

子どもたちと先生が力を合わせて響かせる、美しいメロディー。心を一つに歌う感動を一緒に味わってみませんか?
Nコンへのみなさまの参加を、心よりお待ちしております。

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発表!Nコン 2018 課題曲
<Eテレ 10日(土)午後3:00~4:00 ※広島県内 11日(日)午後2:00~3:00>

Nコン 2018 課題曲を歌おう (NHKラジオ番組表が開きます)
<NHKFM 21日(水・祝)午前10:00~12:00>

Nコン2018スーパー合唱教室inふれあいホール公開収録
28日(水)NHKみんなの広場 ふれあいホール(東京・渋谷)

第85回NHK全国学校音楽コンクール
全国コンクール 10月6日(土)~8日(月・祝)

投稿者:番組制作スタッフ | 投稿時間:11:27 | カテゴリ:イベントなど | 固定リンク
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『コノマチ☆リサーチ』マンガ家・ハジメ役 岸田メルさんにロングインタビュー!


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3月7日(水)についに第20話を迎え、1年間の制作を終えた社会科番組コノマチ☆リサーチ(4月から再び第1話から放送されます。また、番組ホームページでは、すべての回の視聴がいつでもできます)。
突然やってきた宇宙人のズビといっしょに“マチのひみつ”を調べて、わかったことをイラストにまとめていくマンガ家・ハジメとして、1年間の長丁場の撮影を走り切った岸田メルさんに、番組出演の感想や思い出、先生や子どもたちへのメッセージをお伺いしました。個性的ながら温かい言葉でじっくり語ってくださったので、特別にロングインタビューをそのままお届けします!

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――――最初に番組に出ることになった時はどんなお気持ちでしたか?
岸田メルさん(以下「メ」):何回かEテレやBSにはゲストとして出演したことがあったんですけど、まさか社会科番組のレギュラー出演の依頼が来るとは思っていなくて驚きました。それまでの依頼は"ちょっと変わったイラストレーター"的な位置づけでしたから。
小学校の社会科番組と聞いた時は「え?僕が社会?」みたいな気持ちでした。
でもやっぱりEテレがすごく好きなんで嬉しかったですね。ただ「これはドッキリなのかな」とも思ってました。いや、僕はいいんですよ(笑)。僕は全然やりますけど、本当かなあ?と思っているうちに、あれよあれよとパイロット版の撮影になって「ああ、ドッキリじゃなかったんだなあ」と実感しました。
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――――もともとEテレがお好きだったんですか?
メ:ええ、大好きでした。子どものころから学校や家でよく見ていましたし、今はイラストレーターとしての仕事をずっと家でしているのですが、その時に音楽を流すよりはテレビをつけていることが多いんです。EテレだとCMが入らないので気が散らないし。ためになる番組も多いので、ちょうど落ち着くんですよ。

――――これまではどんな番組を見ていましたか?
メ:思えばNHK for Schoolの時間帯にテレビつけてることが多かったような気がします。それこそチョーさんが出ていらした『たんけんぼくのまち』は子どもの頃からずっと見てましたし、その後の社会科番組『このまちだいすき』も見てました。

――――番組を始めてから今まで、周囲で何か変化はありましたか?
メ:今まで僕の活動を知らなかった層からの反響がありましたね。子どもと一緒に見てるお母さんから「見てますよ」ってコメントもらったりしました。放送が始まるまであまり気がつかなかったんですけど、学校の教育現場で見て頂く以外に、朝9:10からの時間帯ってけっこう未就学児とお母さんが見てることが多いみたいなんですよ。『おかあさんといっしょ』の流れもあると思うんですけど。そのせいかサイン会にも小さなお子さんを連れて来てくださるお母さんが多くなりましたね。こんなことは今まで初めてで、ありがたいというか、新鮮でした。あと、ロケ中、バッグに入ってるズビを見て「あ!ズビだ!」とか「この番組知ってる!」と子どもたちに言われたりしました。

――――ご自身の変化はいかがでしたか?
メ:僕は昔は演劇をやっていたんです。今は絵の仕事1本にしぼっていて、お芝居らしいお芝居はずっとやっていないので、第一回の撮影はさぐりさぐりやっていました。それに経験があるといっても人間相手のお芝居で、キャラクターと共演したことがなかったので、最初は距離感が難しかったですね。動きや反応がやってみないとわからないので、ものすごくズビに気を使ってました(笑)。だんだんとその距離感がわかってきて、第20回では息が合った感じが出せてるんじゃないかなと思います。その距離感の変化が、見ている人に宇宙人のズビとマンガ家のハジメがだんだん理解しあってきたように見えてたらうれしいですね。

――――視聴者はきっと感じていましたよ。最初は「ええ?」とか「ああ?」とか、戸惑っているシーンが多かったですけど、最近はズビの言葉を受けて「そっかあ!」「なるほど!」ってリアクションが増えてきてコンビ感がありましたから。
メ:それを狙ってやりました、と言いたいんですけどね。ただの素なんです(笑)。スタッフさんも含めてだんだんチームワークが出てきたのが、画面にも表れているんだと思います。
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――――印象深かった回はありますか?
メ:港を探検して製鉄所に入ったのは印象深かったですね。港に行くことはあるとしても、製鉄所にふらりと入ることなんてまずないじゃないですか。すごい新鮮でしたね。(熱や撮影位置の確保で)スタッフさんが大変そうだったのも覚えています。
お菓子工場の回も面白かったです。全身防塵服で入って。撮影は真夏だったんですけど、お菓子工場だから涼しいんだろうと思ったんですよ。ちょうど前日がブドウ畑のロケでめちゃめちゃ暑くて、そのぶん工場の涼しさに期待してたんですけど、実際はあんこなどを煮ていてるから、部署によってはすごく暑いんです。扱う材料によっては冷えてるゾーンも多いんですけど、全体的には暑い場所が多くて、僕もスタッフも疲れ果てました。それもいい思い出です。
僕も視聴者のみなさんと同じようにお菓子工場にぼんやりとしたイメージしか持ってなかったので、やっぱり体験してみないとわからないことって多いなあと思いました。そういうことを始めとして、僕自身も知らなかったことをたくさん知ることができたので、全編楽しかったですね。

――――この番組を始めてから気にするようになったことってありますか?
メ:仕事で各地に行く時に「このマチはどんな成り立ちなんだろう?」とか、その土地ならではの生活様式とか、歴史とか、食べ物…いろんなことが気になって思わず看板を見ちゃったり、ご飯を食べにいった店の人に聞いたりすることが増えましたね。
先日山梨に行った時には「山梨の人間はブドウを買わない」と聞いて驚きました。それは必ず親戚や友人にブドウ農家がいるのが当たり前だから、もらったりあげたりして、買う必要がないってことらしいんです。そこまでブドウ産業が根付いているんだなあと改めて感じました。今までスルーしていたような地域や物の見方っていうのが、ついついリサーチ的に(笑)なってる部分はあるかもしれませんね。
特に商店街は何度も取材に行ったので、普通の商店街に見えてもそれぞれ工夫してるなあとか、ちょっと店をのぞくと各店主なりのアイデアが凝らされていて、さらに見ていると、その店は客が途切れない…とか、わかるようになりましたね。

――――工場でも店でも、そのマチの特徴を生かしてに努力している部分がわかっちゃうんですね。
メ:想像するようになりましたね。それまでは絵に描かれた背景のように「工場は工場、お店はお店」としか捉えられなかったものが、中には人がいて努力や工夫をして頑張っている場所なんだ、と自分の世界と通じて考えられるようになりました。それもこの番組で普段は話せないような人たちと交流を持たせていただいたおかげだと思います。リアリティを感じるなあと。
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――――それはまさに番組が子どもたちに届けたいことのひとつです。
メ:そうですね。消防士さんでも"魔法のようにやってくるヒーロー"ではなくて、普段から訓練を積んだからこそできる、もとは普通の人なのに。消防団の人はさらに身近ですし。すべてのマチの人は自分と地続きなんだなあ改めて思いましたし、見ている子どもたちにも伝わっていたら嬉しいですね。
たくさんの人にインタビューしましたけど、この職業だからこういう人、ではなくて、みんなそれぞれ違う人なんで、おもしろいなと思いました。

――――確かに「こんな性格の人が、こんな職業に就くんだろう」という思い込みは、子どもだけでなく私たち大人にもあるかもしれませんね。
メ:そういう偏見がなくなりました。もとからのおまわりさんはいないし、もとからの工場員はいないし、みんなもとは普通の子どもたちで、いずれ職業に就いたらその面が出てきたっていうだけで…。だから見ている子どもたちにも、「あれは未来の自分かもしれない」と思ってみてもらえたらと思います。僕が話した方々は、職業に関わらず、本当に普通の人々だったので。

――――社会科見学などの経験を、この番組のように児童自身でイラストでまとめさせたいと思っている先生は多いと思います。体験を1枚のイラストにうまくまとめるコツをお伺いできませんか?
メ:僕やスタッフも最初は手探りで、ディレクターの方が緻密なラフ絵を描いてくださったりして「どうしたらまとまるか」というのは試行錯誤していました。ただ、これは番組で多くの人に見せる前提だからです。
僕の意見としては、子どもたちが描くのなら、覚えていることだけ描けばいいと思うんです。それが一番印象深かったってことだから。僕もスタッフの要望は押さえながら、自分が取材して一番印象的だったこと、気になったことをこっそり入れることもありました。

全部均等にまとめて絵にしようとすると、散漫になりがちなんです。見る人に「何がわかったのか、伝えたいのか」が伝わりにくくなってしまう。
自分が「これはおもしろかったな」とか「これは楽しかったな」って思うところをまず単純に大きくフィーチャーして描く。あとは余ったスペースに次に覚えていることを描く。……それで充分だと思いますけどね。

あとは僕個人の心がけですけど「描き込みすぎない」ってことです。僕、元々こういう仕事なので、描こうと思ったらいくらでも詰め込めるんです。でも、目的はそうじゃなくて、見た人の心にスッと伝えることなんで、下手に描き込むより、多少は勢いみたいなもので描いて。逆説的にですけど、雑な部分があったほうがいいと思います。

僕も大好きだった『たんけんぼくのまち』でもチョーさんが絵を描いていますけど、チョーさんの絵はパッションなんですよ。殴り書きっぽいんだけど、ぐっと伝わってくる。そういう絵だからよかったっていうのが、視聴者だった僕が感じていたことなので。
ただ、僕の絵柄だとあのスタイルはかえって難しいし、一応マンガ家という設定なので、文字も入りつつ、重たくなりすぎないバランスの良い仕上がりを目指しました。
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――――学校の先生方にメッセージをお願いします
メ:僕自身、その地域の人とかマチの人と話をして、初めてわかってくることが多かったです。自分がこの社会の一員なんだっていうことが実感できるようになりました。そういった意味で、子どもたちが初めてフィールドワークをしてさまざまな人に話を聞くことがすごく大事だと思いました。

それを絵として、上手い下手関係なくて、自分が気になったこと、一番覚えているものをパパパッと描くだけで、多分、価値ある時間になると思います。
先生方も仕上がりにこだわらず「とにかくおもしろかったことを描こうよ」くらいで、やってもらえたらなぁと思いますね。
同じことを調べても、調べる子によって何がフィーチャーされるかは全然違って当たり前だと思うので、その子なりのマチへの目を大事にしてあげてほしいですね。

――――では最後に子どもたちに、お兄さん的にひとことお願いします。
メ:マチに出て人の話を聞くってとても楽しいことなので、どんどんやっていこうよ!っていうのと、それを絵にするってこともすごく楽しいと思うので、他の子と比べて下手とか関係なく、自分の気持ちを絵にしてみよう!って言いたいです。
僕はこの番組でマチに出て、体験を絵にできてすごく楽しかった。みんなにもこの楽しさを味わってほしいです。

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岸田メルさん、1年間、おつかれさまでした!

コノマチ☆リサーチ
<Eテレ 毎週(水)午前9:10~9:20>
※番組ホームページでも全エピソードが視聴できます。

投稿者:番組制作スタッフ | 投稿時間:12:00 | カテゴリ:番組紹介 | 固定リンク
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春に押さえておきたい学習が百花繚乱!10min.ボックス「春のセレクション」


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豊富な映像と端的な説明で、10分で各分野の重要項目がわかる番組「10min.ボックス(テンミニッツボックス)」シリーズ。これまで放送された番組から、厳選された15本のコンテンツ10mim.ボックス「春のセレクション」をお届けします。3月9日(金・木深夜)から3本ずつ、5週にわたっての放送です。

10min.ボックスシリーズの中から、今年度はウェブのみで展開している番組や、この秋から放送予定の番組も含めて取りそろえて、春の学習に備えます。
放送番組は以下の通りです。

●理科1分野
物理や化学の不思議をさまざまな実験や分かりやすいCGを用いてひもときます。

●理科2分野
生命の神秘や大地、自然、天体などの動きを、NHKが誇る映像素材を駆使してお届けします。

●地理
素朴な疑問を出発点に、日本国内はもちろん世界中のさまざまな国の地理をビビッドな映像で見ていきます。

●アクティブ10公民
10min.ボックスに代わる新シリーズとして「アクティブ10」が誕生します。その第一弾「公民」の新番組をお届けします。

●生活・公共
ミュージシャンのDAIGOさんをナビゲーターに、健康や社会を「自分ごと」として考えます。

●古文・漢文
作品の朗読とともに、豊富な資料映像、再現映像も駆使して時代背景をコンパクトに説明します。

●テイクテック
国際映像コンテストで「世界の子どもたちが選ぶ教育番組」ベスト1に選ばれた注目コンテンツ。身の回りのテクノロジーの仕組みをスタイリッシュに分かりやすく紹介します。


興味のある分野をチョイスするのもいいですが、全視聴すると今までの知識や見識がぐっと底上げされた手ごたえを感じるはずです。

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3月9日(金)*木曜深夜
午前1:15〜1:25         理科1分野 「科学技術の発達」

午前1:25〜1:35         地理  「なぜインドではICT関連産業が急速に発展したんだろう?~アジア州~」

午前1:35〜1:45         生活公共 「どうしてやせちゃダメなの?~食事と健康~」

3月16日(金)*木曜深夜
午前1:15〜1:25            理科2分野「植物のからだ」

午前1:25〜1:35           地理「南アフリカには豊富な資源があるのにどうして貧困が続いているの?~アフリカ州~」

午前1:35〜1:45           生活公共 「 寝ないとどうなる?~睡眠と健康~」

3月23日(金)*木曜深夜
午前1:15〜1:25              古文・漢文 「竹取物語」

午前1:25〜1:35             地理 「なぜEUとしてまとまる必要があるの?~ヨーロッパ州~」

午前1:35〜1:45              生活公共 「選挙ってなんのため?~選挙と選挙権~」

3月30日(金)*木曜深夜
午前1:15〜1:25                   テイクテック 「流れをあやつる」

午前1:25〜1:35                   地理 「なぜアメリカには人が集まるのだろう?~北アメリカ州~」

午前1:35〜1:45                    生活公共 「どんなふうに働く?~働くことの意味~」

4月6日(金)*木曜深夜
午前1:15〜1:25      アクティブ10公民   (未定)

午前1:25〜1:35      地理  「なぜアマゾンの熱帯雨林は注目を集めているの?~南アメリカ州~」

午前1:35〜1:45                     生活公共 「どうやって買う?~消費者教育~」

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春休みの総括的な学習として幅広い知識の宝庫10min.ボックス「春のセレククション」をぜひご活用ください。

10min.ボックス「春のセレクション」
※上記文字をクリックすると特集ページへとびます。

投稿者:番組制作スタッフ | 投稿時間:21:07 | カテゴリ:番組紹介 | 固定リンク
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ドスルコスル「こうする!多文化共生への一歩」


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ドスルコスルは子どもたちが「調べたい!」「解決したい!」と思えるような現代社会の課題を見つける“どうする編”と、子どもたち自身がそうした課題と向き合う“こうする編”からなる、総合的な学習の時間に役立つ番組です。
今回は12月7日に放送された「外国の人たちとの共生」をテーマにした“どうする編”に対応する“こうする編”。「こうする!多文化共生への一歩」です。

「多文化共生」とは「言葉をはじめ習慣や宗教が違っても、暮らしている地域で交流できている」状態のことを言います。それにチャレンジしたのが、日本国内でも有数の多くの国の人たちが住む、国際色豊かな地域、東京新宿区・大久保にある「新宿区立大久保小学校」の6年生。クラスの半数以上の子どもは、親や祖父母が外国出身です。
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クラスのみんなは仲良しだけど、自分たちの町・大久保で「多文化共生」が出来ているとは言えないようです。そこでみんなは町の日本人と外国人がつながる交流会を開くことにしました。でも問題は出席者。「こういうところに来たがらない人を呼べる会にするのが大事」とクラスの意見は一致しましたが、良い方法が浮かびません。
そこで “新宿多文化共生プラザ”の職員に相談に行ったところ「みなさんのお父さんやお母さんが外国の人が多くいるのならば、まずそういった身近な人に来てもらうのはどうですか?」というアイデアをもらいました。
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さっそく家族や家族の友だちを誘おうとしますが、中には「うちの家族は多文化共生に興味がないみたい」と不安がる子もいました。また日本語がわからないので参加をためらう人もいます。だからといって子どもたちはあきらめません。交流会のプログラムにそれぞれの思いを書き、子どもたちは懸命に「同じ町に暮らすもの同志の交流をすすめてほしい」という気持ちを伝えました。
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そして行われた交流会の名は「友だちカフェ」。日本の一角、クラスひとつでの小さな活動ですが、ここまでたどりつくのは大変でした。でもそれをするだけの価値がある、と最後にラップで歌う子どもたちの笑顔が語っています。

日本に住む外国人が増え続ける現在、「多文化共生」から目を背けてはいられません。もし行き詰ったら、ぜひこの番組を見て、子どもたちの笑顔を見直してください。きっとチャレンジしようという勇気がわいてくるはずです。

ドスルコスル「こうする!多文化共生への一歩」
<Eテレ 8(木)午前9:35~9:45>
<Eテレ 13(火)午後3:30~3:40>(再)
<Eテレ 15(木)午前9:35~9:45>(再)
※本放送後から番組ホームページで視聴可能です。

投稿者:番組制作スタッフ | 投稿時間:15:48 | カテゴリ:番組紹介 | 固定リンク
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コノマチ☆リサーチ「これがオイラのつくりたい"マチ"だ!」


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コノマチ☆リサーチは、マンガ家のハジメと宇宙人のズビが“マチのひみつ”を調べて、わかったことをイラストにまとめていく社会科番組です。今回は「ズビの星のまちの未来を、もっと暮らしやすくする」ための“よりよいまちをつくるヒント”を探します。

1年前、ズビが突然現れた時は、自分の住むまちにあまり興味がなかったマンガ家のハジメ。ズビも自分が「おもしろそう」と思うことにすぐ飛びつくやんちゃな宇宙人でした。
ところが今回のズビは今まで調べたイラストを部屋中に広げ、「星のマチの未来」について真剣に考え、悩んでいます。そんなズビにハジメは「ズビ、きっと答えはまちにあるよ。まちに出かけよう!」と誘いだします。2人がコンビでまちを調査しつづけ、社会を知り、成長した証です。

2人がまちで見つけたのは「まちづくりハウス」という看板。そこの人によると「まちの人たちが中心になって、まちの困りごとや、どうやったらまちが楽しくなるかを、いっしょに考えていく場所」とのこと。
その活動の成果となった例として訪れた近所の公園は、水遊びができる場所があったり、木登りやボール遊びが自由にできたり、広くて、すてきな場所でした。ハジメもズビも大はしゃぎします。このシーンの撮影をハジメ役の岸田メルさんは心から楽しんだそうです。
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しかしそこは、もともと、まちの資材や放置自転車などが置かれていた場所。そこを“よりよいまちづくり”のために、親しまれる公園にしたいと取り組みました。大人やお年寄りはもちろん、子どもたちも集まって意見を出し、何年も話し合いなどの努力を重ね、まちの役所の協力も得て完成させたのです。
「子どもたちだってまちづくりの主役。まちの人たちひとりひとりが、まちをつくる一員だという気持ちで力を合わせれば、必ずすてきなまちにできる」ということをズビたちは学びます。
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1年の学習をしめくくる今回、あのチョーさんも、再び登場!社会科を学ぶ教室のみなさんに熱いメッセージを届けます!
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そして、番組のラスト。ズビからハジメに衝撃の告白があります。まさかのお別れ?それとも…。1年を通じて育まれてきたハジメとズビのきずなの強さ、2人の成長ぶりなども今回の見どころです!!

ズビとハジメの「まちしらべ」をとおして、社会的なものの見方・考え方を楽しく学べる番組・コノマチ☆リサーチ。4月から再び第1話から放送されます。また、番組ホームページでは、今回の放送後、すべての回の視聴がいつでもできます。
これからもぜひ、社会科の授業や家庭での視聴でコノマチ☆リサーチを活用してください。

コノマチ☆リサーチ「これがオイラのつくりたい“マチ”だ!」
<Eテレ 7(水)午前9:10~9:20>
<Eテレ 14(水)午前9:10~9:20>(再)
<Eテレ 16(金)午後3:30~3:40>(再)
※本放送後からすべての回が視聴できます。

投稿者:番組制作スタッフ | 投稿時間:14:04 | カテゴリ:番組紹介 | 固定リンク
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